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四国八十八ヶ所巡り・愛媛編⑦ 2024.5.31-6.3〜オッチャン、早よ小学校卒業しいや!「第48番札所・西林寺」〜

<3日目 6/2(日)その2  県道207号〜40号をひたすらに1時間歩いた>

坂道や山道ではないので、からだは楽だが、まっすぐな車道は単調で飽きちゃうな。
なんてぼやきながらも、第46番浄瑠璃寺から1時間歩いた。
お遍路道ではないと思い込んでいたのだが、ほとんどお遍路道を歩いていた。
後から確認して驚いたわ。

ありがたい道しるべ。

丸い小さな石橋を渡って、第48番札所・西林寺に着いた。

俳人のレジェンド、正岡子規の句碑があったよ。
仁王門。
西林寺は門前の川より低いため、罪人が仁王門をくぐると、地獄の中で最も厳しいとされる無間地獄に落ちるという言い伝えがあるそうだ。

仁王門をくぐったら、ドッと疲れが出た。
境内のベンチで15分ほど放心状態になって休んだ。
ペットボトルのお茶を飲み飲み、しばしクールダウン。
まさかこれが無間地獄なのか⁉︎

シンプルできれいな本堂。
すごく氣持ちのいいお寺だった。

ここで一首。

まっすぐな
県道歩く遍路道
石橋渡り
西林寺着く

こちらが大師堂。

抜け殻のようになって休んでいたベンチのそばで、ご年配のご婦人2人にお遍路豆知識を披露しているお遍路オッチャンがいた。
オッチャンの年齢はわたしと同じぐらいかちょい年下か。
からだは疲れ切っていても、耳は元気に音を拾うので、オッチャンの話がまる聞こえ。
お遍路ガイドブックに載ってる知識を得意氣に話して喜んでるようだった。
オマケに、我慢して聞いているご婦人たちの優しさにも氣付いていない、能天気さよ。
「アンタ、小学何年生や?
ご婦人たちはアンタのオカンやないで、ほんまに。」
と心でツッコミを入れたわたしだった。
早く小学校を卒業してほしいオッチャンだった。

あーアホらし。
ここで打ち止めや。
(「非常に疲れたので、本日はここで終了」の関西風な言い換え)

20分ぐらい歩いて、最寄り駅の鷹ノ子駅に着いた。
伊予鉄道横河原線高浜行きに乗車。
松山市駅まで13分と、近かった。

小さくてかわいい鷹ノ子駅。
駅員さんが、切符の買い方を教えてくれたよ。

一度ホテルに戻り、行きたかった道後温泉へ向かった。

〜つづく〜

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