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四国八十八ヶ所巡り・愛媛編④ 2024.5.31-6.3〜たどり着いたら大わらじ「第44番札所・大宝寺」〜

<2日目 6/1(土)その2  杉林と水の流れる沢で、涼を感じる>

第45番札所・岩屋寺の休み処で1時間ほど待ち、岩屋寺前バス停まで降り,バス停の小屋でしばらくバスを待ち、11:35発久万営業所行き伊予鉄バスに乗車。
ちょうど12時ぐらいに終点・久万営業所に着き、隣のローソンで昼食を調達し、バス待合所でランチタイム。
12時半頃、第44番札所・大宝寺へ出発。

第43番札所・明石寺もそうだったが、古くからのお遍路道は、今で言う観光スポットだから、歴史的な建造物があって、またそれが残ってるんだよね。
これが山門。

参道は、住宅地を通って杉林へ続いていた。
5月末から6月初旬だから、季節は初夏ではあるが、真っ昼間、20分も歩けば暑さを感じる。
火照ったからだを、杉林と沢を流れる水がクールダウンしてくれるじゃないか。
天然のエアコンだよね。

ここから境内に入るのだ。
いい感じの参道。

仁王門には巨大なわらじがあって、驚いた。
ガイドブックにも載ってたしね。
歩きオンリーのお遍路旅じゃないけど、ずっと歩けるように手を合わせたよ。

大きめな大師堂。
本堂も広め。
階段を降りて撮影。
この日はここで打ち止め。

ここで一首。

杉木立
沢の音聞く
大宝寺
仁王門には大草鞋立つ

沢の水は、爽やかな音と共に涼を届けてくれた。

杉林の帰り道で、ご年配のご夫婦に、ベテランのお遍路さんと間違われてしまった。
わたしの格好が、Tシャツにウォーキングパンツ、小さめのリュックという軽装だったためらしい。
荷物はホテルに置いてあるし、まだ結願もしてないペーペーのお遍路なのに。
でも、ちょっとうれしかったな。

来た道を帰るから、風景は同じなのだが、視点が変わるせいなのだろう、見えるものが違う。
行きに見逃した小さな沢や、土日だけ開店しているお店など、帰りの方がよく見つけられる。
きっと、打ち止め後に心の余裕ができたからだろうと思う。

伊予鉄バスの久万営業所に戻ってきて、ローソンのお菓子をおやつにしばらく休憩後、JR四国バスで久万中学校前から松山駅前行きに乗った。
ホテルに戻って落ち着いてから、やっと氣がついた。

わたし、四国八十八ヶ所巡りの半分越えたじゃん!

ジワジワ喜びが湧いてきた。

〜つづく〜




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