旅のノート3「島根ひとり旅 2024.4.20-22」その6 〜しまねっこに会って、稲佐の浜で立ち尽くし、出雲の阿国の墓参り〜
<3日目、最終日、4/22(月) 住宅地をのんびり歩いて稲佐の浜へ>
早朝5時半にチェックアウトし、出雲市駅コインロッカーにバッグを預けたところで、部屋に帽子を置き忘れたことに氣づいた。
フロント係に事情を説明すると、カウンター内でパソコンのような機械を操作して、キーカードを渡してくれた。
7階の部屋に上って、無事、帽子を取り戻した。
JR出雲市駅の隣にある電鉄出雲市駅で、出雲大社駅までの往復切符1000円を購入。
始発の6:09一畑電車北松江線松江しんじ湖行きに乗車し、川跡駅で大社線に乗り換えた。
6時半ぐらいに出雲大社前駅に到着。
このまま出雲大社に向かってもいいが、憧れの地へ最初に行くのだ。
スマホの地図を見ながら、住宅地を通り抜け、海沿いの道に出た。
もうすぐ目的地というところで、横笛の音色が聴こえてきた。
ハハーン、観光地にありがちな、サービス音源をスピーカーで流してるんだわ。
そう思って歩いていくと、浜辺で横笛を練習していたおじさんがいた。
これはすごいじゃないか、リアルな笛の音だったなんて!
夢にまで見た「稲佐の浜」が見えてきて、ドキドキしてきた。
ここは、10月に出雲大社で行われる縁結び会議に出席する八百万の神々様たちが、降り立つ場所。
とても穏やかで落ち着いた氣持ちになり、時間を忘れて、しばらく立ち尽くした。
いつまでもここにいたかったな。
出雲大社はこちら、の道標に沿って進むと、何やら「阿国の道」という案内板があった。
出雲の阿国に関連する何かがあるのだろう。
少し歩くと、歩道沿いに、出雲の阿国の墓という石碑が建っていた。
これだったのか!
すかさず階段を登ると、何軒か一般の方々の墓地が並び、奥に阿国のお墓があった。(ダジャレかい〜)
伝説の人物だけに、目立つお墓で、神社のように、榊が祀られていたのが印象的だった。
エンターテイメント業界に従事していないのに、手を合わせるのはどうかと思った。
しかし、芸能全般は、わたしの人生になくてはならない楽しみの一つ。
彼女が日本の芸能の土台を築いたので、感謝と敬意を表して、お参りした。
写真撮影したが、彼女が嫌がっている感じがしたので、スマホの中に留めておく。
〜つづく〜