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大都会の一極集中がどうにもならなければ、日常を分散化してみよう

わたしが暮らしている新潟県。
平年よりも早く梅雨明けしました。

おかげで最近までジメジメしがちでしたが、今日はカラッと晴れて気温が30℃を超えそうです。


そんな今日このごろ、ふと

「大都会の一極集中がどうにもならなければ、日常を分散化してみるといいんだろうな」

と思いました。


わたしの住まい、その名も「ギルドハウス十日町」は山奥の限界集落にあるので虫が多いです。とくにジメジメする時期にはムカデが出てきます。

ところが、わたしのいる空間にはめったに出てきません。

(ムカデどころか他の虫もほとんど出ません)

そもそもムカデはジメジメする所を好みます。だからジメジメしないように部屋の物を減らして風通しを良くするよう心がけています。

さらに、減らした物は別の場所に移動しました。

たとえばパソコンはより快適なワークスペースへ。ただ移動しただけではなく大型のディスプレイを新調してより快適に。

そして、物を減らした部屋のなかには一人用のテントを張り、その入口はメッシュ生地で塞ぐことができるので、たとえ床を這う虫だったり蚊がやってきたとしても安心。

ちなみに、もともとは妻と1歳半のこどもといっしょの部屋にいましたが、息子の成長とともに狭苦しくなるだろうし、これから真夏になっていけばひとつの部屋に3人いると暑苦しいだろうと、わたしだけ別の部屋に移動したのでした。


そんなふうに《日常を分散化》してみると、まずは身の回りから快適になっていきます。

だから

「大都会の一極集中が容易に解決できない問題だと思うのなら、まずはそれぞれの日常を分散化してみるところから始めるといいんだろうな」

と拡大解釈してしまいました。


たとえ狭い部屋、こじんまりとした地域、人混みの多い街だろうと、暮らすうえで遭遇するそれぞれの場面を分散化すればいいのかな、と。

このご時世ではテレワークやらリモートワークやらワーケーションやら、さらには郊外や地方に移住するなどといったキーワードをよく聞くようになりました。それらも《日常の分散化》の一種なのでしょうか。


でも、ただ単に移住だったり職場を変えたりして《場所を移動するだけ》ではダメなのでしょうね。

わたしはギルドハウス十日町で過ごした6年間、実に延べ8,900人以上の訪問を受け、そのうちの約80名以上と共同生活を営んできました。

そんな彼ら・彼女らを見てきたわたしが思うに、そこにはそのひと自身の環境を良くしたいという自主性と行動はもちろん、まわりのひとたちの共感と協力を得られる役割や関係性が必要なのかなと感じます。

ひとつの部屋を風通し良くしたとしても、ほかの部屋がダメなら効果も半減ですからね。


さてさて。
梅雨が明け、いよいよ真夏がやってきます。

スマホや外に向かって刺激を求めるあまり自分の環境を変えないでいると、けっきょくは都会どころか自宅のなかにおいても特定の空間に物やゴミが増えすぎて一極集中の課題が積み上がりそう。

それぞれの日常をうまく分散させて風通し良くしたみんなで支え合いながら、暑い夏も涼しく快適に過ごしたいものです。

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