人体を支配するしくみ「人体をめぐる血管の網」10
毎週水曜日は、Newton「人体を支配するしくみ」を、見開き2ページずつ読み進めるシリーズです。
今回はP.94~95。
昨日までの自分より一歩だけ成長したいと思います。
血液が体を守る
細菌やウィルスから体を守るために、血液は段階ごとに役割を分担しています。
①傷口を塞ぎ止血する
外傷などにより血管が傷つくことで出血すると、体はすぐに血管の壁を縮めると同時に、血小板を粘着させ止血栓を作ることで出血を抑えます。
これが「かさぶた」です。
②細菌やウィルスを食す
傷口や粘膜から、細菌やウィルスが侵入すると、免疫反応という生体防御システムが作動します。
まずは、白血球の中の好中球が細菌を取り囲み消化します。
続いて、好中球より多量の病原体を取り込めるマクロファージが登場し、処理に加わります。
③残存兵を一掃する
以上で防ぎきれない場合には、T細胞・B細胞などのリンパ球が集まり、細菌やウィルスに対し、攻撃・死滅・排除します。
おまけ
私たちカイロプラクターによる施術も、体にとっては侵害刺激です。
当然、生体防御反応が起こります。
生体防御反応は、言い換えると「免疫力」であることから、不必要な施術は必要な免疫力を弱体化させると、私は考えています。
・その部位への施術は適切か?
・患部へのアプローチは適切な圧か?
次回(3/6予定)は、「血液中の不要物処理」です。
次回も新しい発見と出会えますように。
それではまた
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