見出し画像

お坊さんにイライラしない方法を聞いてみた

こんにちは。ういけんです。

お盆の法要の時、お坊さまに「どうやって感情を抑えているのですか?」と聞いてみた事があります。

その方の答えは当時の私にとっては意外なものでした。

「私たちは感情を抑えようとはしていません。自然に湧き出す感情は無理に押さえつけようとすると暴れ出し、手がつけられなくなります。元気なお子様と似ていますね。

ですから、私たちは感情に支配されないように努めているだけなのです。

湧き出した感情を、そっとそばに置き、そのままにしておく。そうすればいつの間にか、その感情はいなくなっています。」

衝撃的でした。
お坊さんは感情をコントロールする修行をしているのだと思い込んでいました。

お坊さんくらいの修行をしても感情を抑えることはできない。
できるのは感情に飲まれないことだけ。

たしかに、先週の木曜日にどんなことにイライラしたか憶えていないように、感情はいつまでも続くことはありません。

感情に身を任せ衝動的な行動を起こさなければいいということですね。

「世の中は思い通りにはいきません。でも私たちは他人が思い通りにならないことに、怒ったり悲しんだりします。

自分のことだってそうです。自分が生まれてくることも、年をとることも、病気になることも思いどりにはなっていませんよね。

他人や自分を思い通りにしようとする。つまり無理なことをしようとすると、ストレスが溜まるのは当然です。

私たちは感情を抑えるのではなく、無理を知るために修行をしているようなものなのです。

『無理を知る』
この言葉に重みを感じました。

今現在の私も「できないことを無理してやるから心を壊す」というアドバイスを良くするのですが、この「無理を知る」という言葉が原型になっています。

いい意味で諦めることがイライラを長続きさせないコツなのかもしれませんね。

お坊さまのお話をまとめると
感情を抑えようとはしていない
・感情に飲み込まれないようにする
・感情は放っておけば自然に消える
・思い通りにならないことに無理をするから苦しくなる

ということでした。

お忙しい中でたった3分程度のお話でしたが、メモ帳が真っ黒になるくらい学びの深い問答でした。

最後までお読みいただきありがとうございます。
今後もこのような情報を発信していきますので、
スキ、フォローをお願いしますね。

この記事が参加している募集

この経験に学べ

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?