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「好きなことを仕事にする」と「仕事を好きになる」

皆さん、こんにちは。
鹿児島のフリーランスのキャリアコンサルタントの和山です。

今週のはじめはこちらは台風による雨風がひどかったですが、皆さんの辺りはいかがでしたか?
私は、初めて避難所へ避難して過ごしました。何か被害があったというわけではなくて、その前の報道がすごかったので何となく不安になって念のために。結局、家も何もなくて非難の必要もなかったのですが…。

最近読んでる本の話。

個人で仕事を始めたからというもの、極力本を読むようにしており、最近は鈴木 祐さんの「科学的な適職」を拝読しています。

あまり適職診断というものを信じている方ではないのですが、キャリアコンサルタントとして適職に関するご相談も頂くため、自身の引き出しのためにと思って読み始めました。
まだ、全体の1/3くらいしか読んでいないのですが、文章も読みやすくて面白いなと思って読み進めています。
その中でも特に印象に思ったテーマがあったので、その点のご紹介と私なりに考えたことなどを書いていきたいと思います。

「好きを仕事に」は職業選択における大罪の一つ

書籍の中では「職業選択における7つの大罪」というものが紹介されており、我々が仕事を選ぶ際、選び方として考えがちな「給料で考える」とか「性格テストで選ぶ」ということの問題点を研究データなどを元に述べられています。

その中で今回のテーマの「好きを仕事にする」ことにも問題があると述べられています。その内容としては以下のようなものです。
※以下、私の読みながら取っているメモを元に書いておりますので、実際の書籍に書かれている文言とは異なります。

・好きなことを仕事にしても数年後の幸福度は変わらない。むしろ好きな分仕事に対するイメージやギャップなどが固まっており、現場でそれとは異なるイレギュラーが発生すれば、ギャップが生じ、幸福度はどんどん落ちていく。最悪、結果として「好き」という感情に疑いすら持ち始めることもある。
・好きを仕事にすると実はスキルも伸びない。案外「仕事は仕事」と割りきってる人の方がスキルも伸びるし続く傾向がある。
・所謂「天職」というものに就いているとされる人の中で「何となくやってたら楽しくなってきた」という人がいるように、天職とは外界にあるのではなく、努力を注ぎ、情熱が高まった先にある。
・天職に就いた人の大半は事前に「人生の目的」を決めていなかった。適職探しと仕事内容は影響しない。どんな仕事でも適職になりうる。

「自分にとっての適職」というものを「世にあるいずれかの仕事が適職であり、見つけるもの」とか「自分が今、興味のあるものや熱意を持っているものをそのまま仕事にできたら満足いくキャリアになる」とらえている方、いらっしゃいませんでしょうか?私もずっとそうでした。

本の中ではたくさんの過去の研究を元に「『好きなことを仕事にした人』よりも『仕事を好きになった人』の方が仕事に対する満足度も高くなる」ということを述べています。

「好き」までいかなくても「興味がある程度」で十分可能性はある。

特に学生時代の私は「好きな仕事」、「適職」を探し続けて、変にこだわり続けた人間で、「あれはイヤだ・これはイヤだ」という食わず嫌いをしていた人間だったので、今、思い返せば「ちょっとでも興味が沸けば考えるくらいの余裕があってもよかったな」と思っています。
昔から、何事も楽しそうに取り組める人がいらっしゃいますが、素晴らしい才能だなと思いました。
また最近、忙しさにかまけて余裕もなくなってきて「情報の食わず嫌い状態」になりつつあったので、ちょっとハッとしました(笑)。

最初はそこまで興味なかったけど、やってみたら楽しめてること・好きになったこと…私の場合はコンビニアルバイトでしょうか?皆さんは何かありますか?

今週も最後までお読み頂きありがとうございました。

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今週は台風だけでなくて桜島の噴火も活発でした。@鹿児島県鹿児島市

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