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目的地までたどり着く(5/730)

ここは、るすかいな島。

るふぃはれいりぃとともに島の奥にやってきた。

れいりぃ「さて、るふぃよ。」
    
    「今回は島の奥から、いつもの場所に戻るまでが修業じゃ。」

るふぃ 「・・・。なんか視線を感じるぞ。れいりぃ。」

れいりぃ「当然じゃ。」
  
    「島の中央にいけばいくほど、強い猛獣がおるのじゃ。」

るふぃ 「なぜ、おそってこないの。」

れいりぃ「それは当然じゃ。なぜならわしがおるからな。」

    「動物のカンをあなどっちゃぁいかん。」

    「狙われているのは、おまえじゃ。るふぃ。」

    「わしがいなくなれば、お前を狙ってくるぞ。」

るふぃ 「ひぃ~。怯」

れいりぃ「この島は目印となるものはあまりない。」

    「それに森の更に奥に向かってしまえば、大変なことになるぞ。」

    「今のお前ではかなわない猛獣が、うじゃうじゃじゃ。」

るふぃ 「ブルブル・・・震」

れいりぃ「そこでだ、るふぃ。キミに地図をわたそう。」

    「この地図を頼りに、奥に向かうことなく、戻ってきなさい。」

るふぃ 「・・・れいりぃ。そもそも、今どこにいるの??」

れいりぃ「すばらしい!!よい問いじゃな。」

    「今いる場所は、ここじゃ。」

    「ちなみに今、指をさしている方向が北じゃ」

るふぃ 「ありがとう、れいりぃ。がんばってみる。」

れいりぃ「ほっ!ほっ!今日はやけに素直じゃな。」

    「るふぃよ。今回はサービスじゃ。」

    「もう1つ、この修行で重要な問いはなんだと思う?」

るふぃ 「・・・わからねぇ。」

れいりぃ「それはな、るふぃ。」

    「渡した地図は本物か。」

    「ということじゃ。」

るふぃ 「えぇぇーっ!!」

れいりぃ「安心しなさい。その地図は本物じゃ。」

    「さすがにそこまでの意地悪はせんわい。」

    「ただ、1つだけ覚えておけ、るふぃ。」

    「渡された地図がそもそも間違っていないかを。」

    「見落としがちじゃが、非常に重要なことなんじゃ。」

    「自分自身の人生じゃからな。」

    「もちろん、るふぃ。」

    「お前の海賊王のになる地図はわしがしっかりガイドするぞ。」

るふぃ 「うん。」

れいりぃ「では、るふぃ。修業再開じゃ。」



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