【毎日note*104日目】エンベロープ〜自分色の空へ〜
コブクロの新曲。
「エンベロープ」
ドラマ「リエゾン-こどものこころ診療所-」の主題歌として書き下ろされた曲だそうです。
“包み込む”というような意味を込めて名付けられたそうです。
メロディーといい、あたたかな歌詞といい、やっぱりコブクロの二人が歌う曲は、何度聴いても心を癒してくれます。
比喩的に歌詞を書かれているので、色々な場面や心境のときに寄り添ってくれる気がします。
解釈に正解はないと思うのですが、私なりに歌詞を解釈しながら聴いていました。
「青色の欠けた色鉛筆を広げて海を描くあの子」
”あの子”が本当に描きたいのは青い海の色なのに、持っているパーツが足りないから、他のパーツで補おうとしている。心に一つぽっかり穴が空いたような、どこか孤独なイメージ。それでも、”あの子”は笑顔で絵を描いている。
「寒くはないようにマフラーを」
そんな様子を、今はそっと見守ることしかできないけれど、できるのなら、せめて寒くないように(寂しくないように)マフラーをかけてあげたい。
「凹んだ心は内側からしか戻せない」
孤独や不安を感じているとき、上手くいかずに落ち込んでいるとき、優しく励ましの言葉をかけたり、気晴らしにどこかへ遊びに連れ出したりしても、結局はその人自身が立ち直ろうとして、内面にある心の傷と向き合わなければ解決しない。
そう思っていても、少しでも何かしてあげたい、と思わずにはいられない。
「同じ雨と涙に濡れたこの指先でなら」
自分自身も似たような孤独や不安、寂しさを抱えてきたから、きっと共感することができる。その寂しさを壊すのではなくて、優しく包み込むように受け入れたい。いつか、未来に向かって歩き出せる時のために。
「影の向きで光を感じる」
光が指す方向の反対側に影ができる。
だから影の向きを見れば、光が指す方向が分かる。
孤独や不安があるからこそ、誰かと繋がっている感覚がより温かく感じられる。辛い状況を乗り越えるからこそ、喜びや感謝の気持ちに気がつくことができる。
「歩いて行け、自分色の空へ」
どんな色も揃った色鉛筆を渡すよりも、自分の色が描けるように寄り添ってあげたい。描きたい未来のほうへ歩いて行けるように、手を引いて一緒に並んで進んでいきたい。
恋愛物語のようでもあり、子供の成長を見守る親や大人のような深い愛情も感じる歌詞。
聴いている人の感情や状態によっても、感じ方は違ってくる気がします。また1年後に聴いたら、まったく違う解釈をしているかもしれない。
それでも、一つ言えるのは、私はこの曲が好きだということ。
この曲が、一人でも多くの人の心を癒してくれますように。
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