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2024桜スケッチ(1) 昭和記念公園の寒桜


はじめに

 通常の街歩きスケッチの一環ではあるのですが、毎年春になると、桜の季節は特別で、ついつい最高のタイミングを逃すまいと気合が入ってしまいます。

 梅の花については府中の郷土の森博物館の梅林のスケッチを紹介しました。

 3月も中旬も過ぎ、次は桜だと待ち構えていましたが、今年は一向に咲く気配がありません。

 天候不順も続く中、3月17日(日)に知人の二人展を見に立川に出かけました。せっかくならと帰りに国営昭和記念公園に寄ったところ、思いがけずカンザクラに出会いました。
 そこで、立川駅前と昭和記念公園内でスケッチしたので紹介します。
 これが今年の最初の桜スケッチです。

 なお、今回のスケッチを2024年の第一弾として、今後しばらくシリーズ化して記事にする予定です。

立川駅北側「サンサンロード」のバザール

 普段は、京王線の高幡不動駅から多摩都市モノレールで教室のある「立川立飛」駅に直接行くので、立川駅は通過駅となり最近降り立ったことがありません。

 二人展があったルミネから昭和記念公園を徒歩で行くために北口出口から、モノレールの高架下にあたるサンサンロードへエスカレータで下ります。

サンサンロードの光景

 すると、日曜日のせいか何台ものキッチンカーやサンサンロードに沿ってバザーのお店が並んでいます。そこで最初のスケッチ:


立川・サンサンロードのイベント光景 (2024)
スケッチブック B5 ペンとインク

国営昭和記念公園の桜スケッチ

 さてサンサンロードから「たましん美術館」の横の路地を西に歩き、「あけぼの口」へ向かいます。

上段:「ゆめひろば地区」のマップ(下が北です。)、中段:入り口から西方向、下段:昭和天皇記念館です。

 右手に「ゆめひろば」「昭和天皇記念館」を見ながらさらに進むと、ようやく「立川ゲート」に到着。ここが本当の公園入口です。

カナールと噴水(噴水の周りにいる若者はすべてアメリカからの来訪者と思われる)

 入口から銀杏並木をはさんで、一直線に水路と噴水が続きます。ゲート付近で気が付いたのですが、まったく桜の気配もないのに、観光客と思われる外国人(主にアジア系の人たち)多いことです。昨年紅葉の時は本当に海外の人ばかりでしたが、何もなくても立川まで足をのばすのはいったい何故でしょうか?日本在住の外国人ということも考えられますが・・。

ふれあい広場レストラン前でスケッチ

ふれあい広場レストラン前でランチの二人 (2024)
ノートブック(無地) B6 ペンとインク

 噴水からしばらく歩くと「ふれあい広場レストラン」に出ます。そこで一休みしたときに、目の前に60代の夫婦がランチをとっていたので手帳スケッチ。奥様の服の大柄な模様があまり見慣れないものだったので描いて見たくなりました。

ふれあい広場から花木園へ

 ふれあい広場の方向に目をやると、白い花が満開の樹木と真黄色の花が目に入ったので近寄って見ました。
 それは、ミモザの黄色の花と白いこぶしの花でした。

ミモザとこぶし

 ゲートを入ってから花らしきものは何も見えなかったので、多くの人々がその周りでしゃがんだり、立ってポーズをとったりと、嬉々として撮影しています。

 さらに花木園へ移動して、やっと春らしい景色に出会いました。

花木園の花々(水仙、ハナモモ、梅(楊貴妃))

 実は公園の中には「残堀川」が流れており、ふれあい広場から花木園に行く途中、橋を渡るときに遠目に桜のような花木が見えたのです。

 そこで、水仙が咲き誇る花木園を進んで、次の橋のたもとに行ったところ多くの人々が集まっているではありませんか。

 やはり満開の桜でした。さらに橋の中央から眺めると、川沿いに道があり、点々と桜並木が続いています。

 昭和記念公園には、かれこれ40年近く訪問しているのにこの川沿いの道はまったく気が付きませんでした。さっそく歩くことにします。

カンザクラ、修善寺寒桜のスケッチ

川沿いの道の桜
左:カンザクラ、右:修善寺寒桜

 カンザクラの濃い赤のピンクと修善寺寒桜の上品なピンク色が隣接して眺めることが出来る場所にカップルが集まっていたので、その様子をスケッチしました。

川沿いの道のカンザクラと修善寺桜を観る人々 (2024)
スケッチブック B5 ペンとインク

 このあと、「みんなの原っぱ」の菜の花畑と「日本庭園」を見て帰途につきました。

みんなの原っぱの菜の花畑
日本庭園のサンシュユと馬酔木

(おしまい)

前回の記事は下記をご覧ください。


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