裏 和生

自分自身を救い出すための日記/嘘をつかなくていい個展

裏 和生

自分自身を救い出すための日記/嘘をつかなくていい個展

記事一覧

現状の普通を壊さないまま、その中に含まれていなかった普通があることを認めたい。
何かを変えるために犠牲がつきものだとは思いたくない。

裏 和生
1日前

たった一人に言われた後向きな感情を引きずるよりたった一人に言われた前向きな感情を大切にできたならどれだけ人生は豊かなものとなるだろうか。気にしないという特技を持つ人には到底太刀打ちできないが物事を深く捉えることのできる者にとって大切なものを見極める感性くらいは身につけていたい。

裏 和生
3日前

頼りにされることが嬉しくてたまらなくても、それを相手に当たり前だと思われた瞬間、あなたはその人に心を蝕まれていくことになる。心が本当に存在するのかしないのか、私にもよくわからないが、人から優しいと言われている人たちの大切なものが壊され毒されていく様を、私はこれ以上見たくないのだ。

裏 和生
4日前
1

心臓に痛みを感じるほど苦手な街の夜空に満月が見えた。
それが過去に私の頭の中で見た暗闇の中の一筋の光の先の形とよく似ていたのだ。
まだここでやり残していることがあるらしい。
またいつか同じ街であの月が見たい。

裏 和生
5日前

好きなことだけで一生を過ごすことのできる人はきっと一人もいないのだと思うが相手の心を土足で踏み荒らすことで自身の嫌なことを相殺するような人間は多くいると思う。どこにも発散の場所がなく見つけられず自身の心に留めておくことしかできない人にとってはこの世界は生きづらくて当たり前だろう。

裏 和生
9日前

たった数秒を延長することの辛さも一日が一生のように感じる苦痛も経験せずに済むのならきっとその方が幸福な人生であったのだろう。ただそれを経験してしまった今を生きている者だけが手にすることができるものだってあるはずなのだ。それを使いこなすことは容易ではないだろうがその先があるのなら…

裏 和生
2週間前

自分自身の中の大切な何かを壊されぬよう守り続けることがどれだけ困難であるか。それでいて他人と円滑な関係を築くふりを続けることなど無限に続く最難関の試練でしかない。もしもどちらか一方を優先せざるを得ない状況に置かれたとしても犠牲にした一方に囚われ過ぎることなく生きていられたなら…。

裏 和生
3週間前

もしあの時選択を見誤ってたとしても自身の選んだ道であったのならきっと納得できる人生となっていたのだと思う。後悔したとしてもその先で自身の中での正解のようなものは見つけられていたのではないかと思うのだ。多数派の選択をし続けることだけが自分自身の心を満たすことに繋がるとは思えない。

裏 和生
1か月前

帰る場所ではいつでも快適な生活が保障されていて、その上で外では多くの困難を乗り越えるべく日々戦い、寿命を全うする。内も外もない環境で、眠っている時でさえ戦いを強いられる世界でぼろぼろになりながら最後を迎える。環境も価値観もそれぞれ違う中で、これらを簡単に比較対象とできるだろうか。

裏 和生
2か月前

蜘蛛の糸のような一本の線で繋がった世界で生きている。いつでも引き返せるようにそれでいてその糸に絡まってしまわないように細心の注意を払って。頑丈なようで脆いこの線はいつだって好きな時に引きちぎることができるのだ。でもきっと今じゃない。できるなら一番美しい景色が見えた先でそうしたい。

裏 和生
2か月前

それぞれの生き方をそれぞれが尊重しながら生きていくことが私達にとっては当たり前のことであったのだがどうやらまだそうではなかったらしい。
理想主義だと言われても構わないが世間と自身が違うことは違うとはっきり示したい。
いつまでも否定され続けることを容認したふりをして収めたくはない。

裏 和生
3か月前

悲しみを一人で背負わないで。
多くの人は自分が傷つく前に人を傷つけて生きている。
自分さえよければいいなどと思う人間がこの世の中に存在することすら知らなかっただろう。
罪悪感を抱えたままで構わないからその悲しみを少しでも取り去る方法があるのならそのやり方を実行してしまってもいい。

裏 和生
3か月前

誰かを守るための言葉が相手を酷く傷つける言葉に変わっていたとしても、それでも譲れないものはあるだろう。
相手の未来をどの角度から想像してみても、私からは今以上に傷つく未来しか見えなかった。
それでも笑って見送ることができるほど、私は強くはなれない。
全ての心を守れる強さが欲しい。

裏 和生
3か月前

いつでも好きな方を選べばいい。

裏 和生
4か月前

近寄らないよう注意を促すことができても、もうすでに近くにきてしまったものを蹴散らすことはできなかった。
いつも同じ結末、激痛に耐えながら癒着した箇所を引き剥がすしか手段を知らない。
どうしてこうなった、が脳裏をよぎる。
本来の願いや祈りはそうじゃなかったはずなのだ。

裏 和生
5か月前
1

選ばなかった方の私がここにはたくさん溢れている。選んだ方の私が生きている世界には、選ばなかった方の私のような人間は一人もいなくてとても苦しいけれど、ここにはたくさん存在する。そのことが私にとってはとても救いだ。どちらを選んでいても私の想像通り、正しい世界であることを示してくれる。

裏 和生
5か月前

現状の普通を壊さないまま、その中に含まれていなかった普通があることを認めたい。
何かを変えるために犠牲がつきものだとは思いたくない。

たった一人に言われた後向きな感情を引きずるよりたった一人に言われた前向きな感情を大切にできたならどれだけ人生は豊かなものとなるだろうか。気にしないという特技を持つ人には到底太刀打ちできないが物事を深く捉えることのできる者にとって大切なものを見極める感性くらいは身につけていたい。

頼りにされることが嬉しくてたまらなくても、それを相手に当たり前だと思われた瞬間、あなたはその人に心を蝕まれていくことになる。心が本当に存在するのかしないのか、私にもよくわからないが、人から優しいと言われている人たちの大切なものが壊され毒されていく様を、私はこれ以上見たくないのだ。

心臓に痛みを感じるほど苦手な街の夜空に満月が見えた。
それが過去に私の頭の中で見た暗闇の中の一筋の光の先の形とよく似ていたのだ。
まだここでやり残していることがあるらしい。
またいつか同じ街であの月が見たい。

好きなことだけで一生を過ごすことのできる人はきっと一人もいないのだと思うが相手の心を土足で踏み荒らすことで自身の嫌なことを相殺するような人間は多くいると思う。どこにも発散の場所がなく見つけられず自身の心に留めておくことしかできない人にとってはこの世界は生きづらくて当たり前だろう。

たった数秒を延長することの辛さも一日が一生のように感じる苦痛も経験せずに済むのならきっとその方が幸福な人生であったのだろう。ただそれを経験してしまった今を生きている者だけが手にすることができるものだってあるはずなのだ。それを使いこなすことは容易ではないだろうがその先があるのなら…

自分自身の中の大切な何かを壊されぬよう守り続けることがどれだけ困難であるか。それでいて他人と円滑な関係を築くふりを続けることなど無限に続く最難関の試練でしかない。もしもどちらか一方を優先せざるを得ない状況に置かれたとしても犠牲にした一方に囚われ過ぎることなく生きていられたなら…。

もしあの時選択を見誤ってたとしても自身の選んだ道であったのならきっと納得できる人生となっていたのだと思う。後悔したとしてもその先で自身の中での正解のようなものは見つけられていたのではないかと思うのだ。多数派の選択をし続けることだけが自分自身の心を満たすことに繋がるとは思えない。

帰る場所ではいつでも快適な生活が保障されていて、その上で外では多くの困難を乗り越えるべく日々戦い、寿命を全うする。内も外もない環境で、眠っている時でさえ戦いを強いられる世界でぼろぼろになりながら最後を迎える。環境も価値観もそれぞれ違う中で、これらを簡単に比較対象とできるだろうか。

蜘蛛の糸のような一本の線で繋がった世界で生きている。いつでも引き返せるようにそれでいてその糸に絡まってしまわないように細心の注意を払って。頑丈なようで脆いこの線はいつだって好きな時に引きちぎることができるのだ。でもきっと今じゃない。できるなら一番美しい景色が見えた先でそうしたい。

それぞれの生き方をそれぞれが尊重しながら生きていくことが私達にとっては当たり前のことであったのだがどうやらまだそうではなかったらしい。
理想主義だと言われても構わないが世間と自身が違うことは違うとはっきり示したい。
いつまでも否定され続けることを容認したふりをして収めたくはない。

悲しみを一人で背負わないで。
多くの人は自分が傷つく前に人を傷つけて生きている。
自分さえよければいいなどと思う人間がこの世の中に存在することすら知らなかっただろう。
罪悪感を抱えたままで構わないからその悲しみを少しでも取り去る方法があるのならそのやり方を実行してしまってもいい。

誰かを守るための言葉が相手を酷く傷つける言葉に変わっていたとしても、それでも譲れないものはあるだろう。
相手の未来をどの角度から想像してみても、私からは今以上に傷つく未来しか見えなかった。
それでも笑って見送ることができるほど、私は強くはなれない。
全ての心を守れる強さが欲しい。

いつでも好きな方を選べばいい。

近寄らないよう注意を促すことができても、もうすでに近くにきてしまったものを蹴散らすことはできなかった。
いつも同じ結末、激痛に耐えながら癒着した箇所を引き剥がすしか手段を知らない。
どうしてこうなった、が脳裏をよぎる。
本来の願いや祈りはそうじゃなかったはずなのだ。

選ばなかった方の私がここにはたくさん溢れている。選んだ方の私が生きている世界には、選ばなかった方の私のような人間は一人もいなくてとても苦しいけれど、ここにはたくさん存在する。そのことが私にとってはとても救いだ。どちらを選んでいても私の想像通り、正しい世界であることを示してくれる。