蜘蛛の糸のような一本の線で繋がった世界で生きている。いつでも引き返せるようにそれでいてその糸に絡まってしまわないように細心の注意を払って。頑丈なようで脆いこの線はいつだって好きな時に引きちぎることができるのだ。でもきっと今じゃない。できるなら一番美しい景色が見えた先でそうしたい。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?