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言葉のイメージと身体の運動イメージを整理する

今日まで年末年始感のない年末年始を過ごしていました。
<年越しそば× お餅× お雑煮× おせち× 年賀状×>
ですが今日早起きしてからの指導のおかげでようやく普段通りにリセットされた感があり、体を動かすことは体内時計や自分の生活リズムにとって、とても有意義なのだと実感しています。

#年末年始
#あけましておめでとうございます
#体内時計
#仕事はじめ

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さて、本日のテーマは

言葉のイメージと身体の運動イメージを整理する

今日のコーチングの一場面で考えていたことについて。
キーとなる言葉を使うか、動きを引き出してその感覚を定着させるのか。
いずれかだけではなく、両輪が大事だと思っています。

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●キーとなる言葉から想起されるチャンク化された情報

今日の指導の中でもありましたが。

よく「キーとなる言葉」に情報を集約して共有することがよくあります。

要するに『合言葉』のようなものです。

線のイメージで!
肘を止めない!
押して切る!
など

この言葉とどのような動作が繋がるかを反復しているので、年末年始のオフ明けでもすぐに運動イメージを想起することができました。

そのイメージを思い出してきたら、次に少しの運動イメージの補完や修正をすると、自らの自動的な運動の効率性を求める考えにも至るので、その意識に潜り込みます。

言葉が選手の運動イメージの動きのチャンク(まとまり)を呼び出してくれるので、イメージの共有をする際にはとても重要だと思っています。

そのチャンクがどれだけ引き出されているかを確認した上で会話を2-3ラリーして、お互いのイメージのすり合わせを行う。

このようなキーとなる言葉と運動のイメージを確認することは、年末年始のような少しまとまった休み明けの技術確認としてよく行います

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●身体の自動化イメージを言葉にすることで動きを修正する

しばしば、脱トレーニング(練習をしない期間を経ること)の後に起こることとして、技術の退行やイメージの欠如が挙げられます。

このような場合には、「どこまで自動化された動きができるのか」を以前の状態と重ね合わせて観察することが大切だと思っています。

それまで積み上げてきた、自動化された技術(技能)はそう簡単になくなりません。

簡単に言えば、一度自転車に乗れるようになったら、次に乗れなくなることは難しい、ということです。

しかし、自分の中のしっくりくる度合いや動きとのズレ、運動の自動化がオフ前のさらに前の自動化された(練習を積む前の)状態に陥っている場合もあります。

そのような場合には、それ自体を反復する前にポイントを絞って動作修正をする必要があります。

自動化された身体からの内的フィードバックを鋭敏にすること、そして外的なキューイングを1つずつ絞って行う。

このフィードバックを早期に行うことで、自動化された運動イメージのズレの修正をいち早く行うことができるのだと思っています。

そのためにも、運動を分解する言語化の能力と、普段から選手と接する際での指導者側の運動イメージの感性が問われるのだと感じます。

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●言葉と身体イメージは密接に関わる

上記のように、言語化することで運動のイメージや動作を効率的に修正するように引き出すことができることもあります。

しかし、逆に言語化をすることで、運動のイメージを分解してしまったり、退行させてしまう場合もあります。

具体的に言えば、それまで意識していなかった部分の動作を言語化すると、選手はそこに着目もしたことがなかったのに動作中に気にしてしまい、運動連鎖がうまくいかなくなり、結果的に技術退行を起こしてしまう。
というような場合です。

このようなことを生み出さないように、動作を言語化する・しないを指導者側が次の選手の課題や運動の修正を見極めながら、すり合わせていくことが大事なのだと思います。

全て指摘すればいいものではなく。
かといって、言葉にしなさすぎることでもイメージが固まらない。
その言葉とイメージ構築のバランスを選手から受ける全ての情報から判断して、うまく調整していくことが大切だと感じます。

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今日はここまで。

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●藁科 侑希(わらしな ゆうき)
 大学教員として、教育・研究現場で活動中。また、スポーツ現場でもトレーナーやコーチとして活動。選手や学びたい人にとって、最良のアドバイザーであることをモットーに、肩書きにとらわれない現場目線のサポートを模索中。 #西野亮廣エンタメ研究所 サロンメンバー

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博士(スポーツ医学 筑波大学)
日本スポーツ協会公認バドミントンコーチ3
日本スポーツ協会公認アスレティックトレーナー
日本障がい者スポーツ協会公認障がい者スポーツコーチ
日本障がい者スポーツ協会公認中級障がい者スポーツ指導員
日本障がい者スポーツ協会公認障がい者スポーツトレーナー
NSCA認定ストレングス&コンディショニングスペシャリスト
NSCA認定パーソナルトレーナー
高等学校教諭専修免許(保健体育科 茨城県)
中学校教諭専修免許(保健体育科 茨城県)
赤十字救急法救急員

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