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許しクエスト Ⅲ そして許しへ…

【エッセイ】許せない相手や出来事(状況)を許すためには…


「許し」とは
ポジティブなことです。

許しを得ることによって
自分の望みを受け取ることができます。
(= 自分を許せる)

許しの対象は「自分」です。

「許し」とは
常に今の自分を許すということです。

・傷付いた自分
・感情、精神、肉体に限界のある自分
・ネガティブな観念や信念をたくさん
 持っている自分

では、一体
↑これらの何を許すのか?

「今の自分を許す」
とは具体的に何なのか? 

それは
「自分の罪悪感を許す」
ということです。

自分の罪悪感を
自覚する・認める・受け入れる

自分の罪悪感にオッケーを出す
それを許す (解消する) ということです。

罪悪感とは
過去に何かしらの理由で
心が傷ついたときに出来上がった
ネガティブな思い込みのことです。
(自分の “恐れ” ともいえます)
私は私のここがきらい

◆行動・所有レベルの罪悪感

例えば

テストの点数が低くて
親に怒られた子がいたとします。

その子は親に怒られて
悲しい、悔しい、恥ずかしい
とにかく傷付きました。

すると
・間違えること
・失敗すること
・解らないこと
・完璧でないこと
・特別でないこと
・親の期待に応えられないこと etc…

イコール

・悪いこと
・ダメなこと
・いけないこと
・危険なこと
・許されないこと
・あってはならないこと etc

○○が出来ない自分
○○を持っていない自分はダメ etc

(もちろん勉強バージョンだけでなく
他バージョンも無数に存在します)

このようにして
罪悪感 (恐れ) が生まれます。

↑このような経験を
自分がしていなくても

マンガやテレビの世界の中で
こういう場面を見たとか

学校のクラスメートが
叱られてた、ディスられてた光景を
目にして、これらの思い込みが
刷り込まれることもあります。

◆存在レベルの罪悪感

例えば

・親の望んだ性別で生まれなかった
・親の望んだ時期に生まれなかった
・両親 保護者のケンカ言い争い  etc 

イコール

・自分はここにいていいのかな?
・なんかよく分からんが自分のせい?
・生まれてこなければよかったのかな?

「生れて、すみません」状態です。

自分の存在自体に
罪悪感 (疑い・恐れ) が生まれます。

ちなみに

罪悪感と劣等感はセットです。
自分が○○だから ←(劣等感)
ダメ・いけない・悪いのだ ←(罪悪感)

もちろん
どちらの罪 (罪悪感) も無実です。
我は罪の子?
拒絶が怖い怖くない

その他のネガティブな思い込み

俗説的な
「北枕は縁起が悪い」
「出る杭は打たれる」
「働かざる者食うべからず」
「良い事の後には悪い事が起きる」
みたいなやつです。

その言い伝えによって
自分が傷ついたワケではないけれど

そう信じて疑わない
「○○とはこういうものなんだ」な
自分の心に恐れや不安を植え付ける
教え、風習、世間の常識などです。

人間の脳のつくり

自分は
傷ついた・傷つけられた (と感じた) 。

例えそれが 負けた・悔しい・ズルい~
など自分側だけの嫉妬心だったとしても
または 不安などの恐怖心だったとしても

「傷ついた」=「相手から攻撃された」
と脳は認識 (錯覚) するのです。

相手から攻撃されたと認識したなら
やり返したくなったり
実際やり返したり
防御体制をとるのは
人間として自然な反応です。

だがしかし

自分の脳が
「相手から攻撃された!」と
認識 (錯覚) しているのであって

実際 (現実) は

「相手の言動・振る舞い」
「相手の反応・態度・雰囲気」
「相手の存在」

イコール

「自分に対する攻撃」ではないのです。

この仕組みが分かると
世界 (相手・現実) の解像度が上がります

相手は自分を攻撃してくる
「敵・競争相手」
「イヤな奴・悪い人間」
ではなかった、という事実が分かれば

自分は相手に対して
「攻撃という名の攻撃」
「防御という名の攻撃」を
する必要がなくなります。

武器や鎧を捨てて
オラオラしない自分
オドオドしない自分
ナチュラルな自分に戻れるのです。

最初の人間関係である
家族間のルール (思い込み) は
その後すべての人間関係に投影されます

もう、お察しのとおり

過去に背負った罪悪感と
ネガティブな思い込みが

その後の自分の人生に
ネガティブな影響を与えているのです。

そして

この罪悪感 (劣等感) があるからこそ
自分を受容できない、許せないのです。

自分は罪 (罪悪感) があるから
「貰っちゃいけない」んです。

この状態を例えるなら
イタズラしたから おやつ抜き状態です

本当は欲しいのに
自分には罪があるから
貰っちゃいけない。

欲しいのに欲しくない

自分の罪悪感こそが
自分の望み (欲しいもの) を
最も拒絶しています。

これが
「自分の望みを受け取れない」
(自分を許せない) 仕組みです。

なので

自分への罪悪感(疑い・恐れ)を解消すれば
自分の望みを受け取ることができます

(自分を許すことができます)

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