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Daily PLANETS

宇野常寛/PLANETSが毎朝お届けするウェブマガジン。猪子寿之、落合陽一、古川健介ほかたくさんの仲間と未来を考えます。
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2016年10月の記事一覧

根津孝太 × 宇野常寛 プロダクトデザインはいかに更新されるべきか(HANGOUT PLUS 10月24日放送分書き起こし)【毎週月曜日配信】

根津孝太 × 宇野常寛 プロダクトデザインはいかに更新されるべきか(HANGOUT PLUS 10月24日放送分書き起こし)【毎週月曜日配信】

毎週月曜日22時よりニコ生で放送中の宇野常寛がナビゲーターをつとめる「HANGOUT PLUS」。今回は2016年10月24日に放送された、プロダクトデザイナーの根津孝太さんをゲストに迎えた回の書き起こしをお届けします。日本を代表するカーデザイナーとして、既存の枠組みにとらわれないユニークなプロダクトを次々と生み出し続ける根津さんの、発想の源泉はどこにあるのか、その秘密を語ります。

プロフィール

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京都精華大学〈サブカルチャー〉論 第10回 戦後ロボットアニメの「終わり」のはじまり

京都精華大学〈サブカルチャー〉論 第10回 戦後ロボットアニメの「終わり」のはじまり

本誌編集長・宇野常寛の連載『京都精華大学〈サブカルチャー論〉講義録』。富野由悠季『逆襲のシャア』で明らかにされた、ロボットアニメにおける〈成熟の不可能性〉というテーマは、80年代末の『機動警察パトレイバー』によるポリティカル・フィクション的なアプローチを経た後、1995年の『新世紀エヴァンゲリオン』によって再浮上します(この原稿は、京都精華大学 ポピュラーカルチャー学部 2016年5月13日の講義

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男とペット4 | 井上敏樹

男とペット4 | 井上敏樹

今朝のメルマガは平成仮面ライダーシリーズの脚本家・井上敏樹先生のエッセイ『男と×××』第22回です。今回は前回に引き続きペットのエピソードです。ヘビ、カメ、ザリガニと様々な動物を飼ってきた井上家ですが、ある日、飼い猫が5匹の子猫を出産します。母親に捨ててくるように命じられた敏樹少年が、悩んだ末にとった行動とは……?

「平成仮面ライダー」シリーズなどで知られる脚本家・井上敏樹先生による、初のエッセ

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【新連載】更科修一郎 90年代サブカルチャー青春記〜子供の国のロビンソン・クルーソー 第1回「湾岸・有明」【毎週第4水曜配信】

【新連載】更科修一郎 90年代サブカルチャー青春記〜子供の国のロビンソン・クルーソー 第1回「湾岸・有明」【毎週第4水曜配信】

今朝のメルマガは〈元〉批評家の更科修一郎さんの新連載『90年代サブカルチャー青春記~子供の国のロビンソン・クルーソー』の第1回をお届けします。90年代――「オタク」文化がまだ、アンダーグラウンドだった頃、出版業界に潜り込んで働き始めた更科さんが見た時代の風景、サブカルチャーの記憶を辿ります。

▼プロフィール
更科修一郎(さらしな・しゅういちろう)
1975年生。〈元〉批評家。90年代以降、批評家

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戦後の日本野球は何を生み出し何を失ったのか――『洲崎球場のポール際』著者・森田創インタビュー(後編)

戦後の日本野球は何を生み出し何を失ったのか――『洲崎球場のポール際』著者・森田創インタビュー(後編)

今朝のメルマガは、草創期のプロ野球を描いたノンフィクション『洲崎球場のポール際』著者・森田創さんのインタビューの後編をお届けします。
プロ野球人気の高まりと逆行するように衰退していく六大学野球。その一因となったのは、GHQが推奨したラジオ中継の存在でした。今後の大学野球のあり方や、沢村栄治ら往年の名選手たちの伝説的プレーはどう捉えるべきかなど、草創期の記憶を辿りながら戦後の野球文化について考えます

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『シン・ゴジラ』――日本が実現できなかった“成熟”の可能性を描く、“お仕事映画”としての『シン・ゴジラ』(真実一郎×宇野常寛)

『シン・ゴジラ』――日本が実現できなかった“成熟”の可能性を描く、“お仕事映画”としての『シン・ゴジラ』(真実一郎×宇野常寛)

今朝のメルマガは、映画『シン・ゴジラ』をテーマに、真実一郎さんと宇野常寛の対談をお届けします。3・11以降の想像力を象徴する作品として高い評価を得ている『シン・ゴジラ』。本作を巡って、庵野秀明監督が見出した「お仕事映画」としての新境地、さらには、ポリティカル・フィクションの新しい可能性について議論します。(初出:「サイゾー」2016年10月号)

(画像出典)

▼作品紹介
『シン・ゴジラ』
監督

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学習説の世界――積極的学習行為としてのゲーム―― | 井上明人

学習説の世界――積極的学習行為としてのゲーム―― | 井上明人

今朝のメルマガは井上明人さんの『中心をもたない、現象としてのゲームについて』の第10回です。今回からは、ゲームの本質を「学習」にあるとみなす立場を中心に検討を進めます。研究者のみならず、ゲーム開発者から見ても非常に強い説得力を持つ「学習説」とは何か。国内外で展開されている「ゲーム」と「学習」にまつわる議論を参照していきます。

井上明人『中心をもたない、現象としてのゲームについて』
第10回 学習

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アニメが描く「青春」の現在――『心が叫びたがってるんだ。』と『君の名は。』(『石岡良治の現代アニメ史講義』10年代、深夜アニメ表現の広がり(6))【毎月第3木曜配信】

アニメが描く「青春」の現在――『心が叫びたがってるんだ。』と『君の名は。』(『石岡良治の現代アニメ史講義』10年代、深夜アニメ表現の広がり(6))【毎月第3木曜配信】

今朝のメルマガは『石岡良治の現代アニメ史講義』をお届けします。今回は、ノイタミナ枠をはじめとした「深夜アニメ的想像力」の試行錯誤が、どのようにして『心が叫びたがってるんだ。』『君の名は。』といった2010年代の劇場版アニメに結実していったのかを辿ります。

▼プロフィール
石岡良治(いしおか・よしはる)
1972年東京生まれ。批評家・表象文化論(芸術理論・視覚文化)・ポピュラー文化研究。東京大学大

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【対談】三宅陽一郎×中川大地 ゲームAIは〈人間の心〉の夢を見るか(前編)

【対談】三宅陽一郎×中川大地 ゲームAIは〈人間の心〉の夢を見るか(前編)

今朝のメルマガは、ゲームAIの開発者である三宅陽一郎さんと、評論家・編集者の中川大地さんの対談をお届けします。デカルト以降の近代西洋哲学はどのように人工知能を定義するのか。欧米と日本のゲームの背景にある思想的な差異とは。『人工知能のための哲学塾』の三宅さんと『現代ゲーム全史』の中川さんが、ゲームとAIについて徹底的に論じ合います。

本メルマガでの連載が元になった中川大地さんの著書『現代ゲーム全史

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柿沢未途×宇野常寛 民進党は(マジで)これからどうするのか(HANGOUT PLUS 10月10日放送分一部書き起こし)【毎週月曜日配信】

柿沢未途×宇野常寛 民進党は(マジで)これからどうするのか(HANGOUT PLUS 10月10日放送分一部書き起こし)【毎週月曜日配信】

毎週月曜日22時よりニコ生で放送中の宇野常寛がナビゲーターをつとめる「HANGOUT PLUS」。今回は2016年10月10日に放送された、衆議院議員で民進党所属の柿沢未途さんをゲストに迎えた回の一部書き起こしをお届けします。参院選、都知事選での相次ぐ敗北、小池都知事の人気といった状況を踏まえながら、これから民進党はいかにして自民党と対峙していくべきなのかについて語ります。

▼プロフィール
柿沢

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【新連載】invitation to MAKERS 第1回 Lyric speaker――言葉と音楽の新しい関係 株式会社SIX 斉藤迅

【新連載】invitation to MAKERS 第1回 Lyric speaker――言葉と音楽の新しい関係 株式会社SIX 斉藤迅

今朝のメルマガは新連載『invitation to MAKERS』をお届けします。メイカーズムーブメントの潮流が日本にも波及し、新しい「ものづくり」の機運が高まる中、先鋭的なプロダクトを携え世に出ようとしている、新進気鋭のクリエイターたちを紹介します。
第1回は株式会社SIXのクリエイティブディレクター・斉藤迅さんのインタビューです。透過型ディスプレイにモーショングラフィックスで歌詞が表示されるス

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『Big』『潮風のいたずら』☆加藤るみの映画館(シアター)の女神 2nd Stage

『Big』『潮風のいたずら』☆加藤るみの映画館(シアター)の女神 2nd Stage

今朝のメルマガは、加藤るみさんの連載『加藤るみの映画館(シアター)の女神 2nd Stage』第5回をお届けします。今回取り上げるのは80年代のお気に入り作品を2本。若かりし日のトム・ハンクスがキュートな『Big』と、先日亡くなったゲイリー・マーシャル監督のロマンチックコメディ『潮風のいたずら』です。

加藤るみの映画館(シアター)の女神 2nd Stage
第5回『Big』『潮風のいたずら』

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シリコンバレーのハッカー文化と東京オタク文化の大きな違い/古川健介『TOKYO INTERNET』

シリコンバレーのハッカー文化と東京オタク文化の大きな違い/古川健介『TOKYO INTERNET』

今回のnoteは古川健介さんの「TOKYO INTERNET」の第2回をお届けします。ヒッピーカルチャーとテクノロジーの融合から生まれたシリコンバレーのハッカー文化が、「世界を変える」という〈目的〉に突き動かされていたのに対して、日本のネットカルチャーは、〈手段〉や〈プロセス〉に価値を見出すところに特徴があります。日米のネット文化の違いを、様々なサービスやコンテンツから明らかにしていきます。

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知られざる「大衆文化」としての戦前プロ野球――『洲崎球場のポール際』著者・森田創インタビュー(中編)

知られざる「大衆文化」としての戦前プロ野球――『洲崎球場のポール際』著者・森田創インタビュー(中編)

今朝のメルマガは、草創期のプロ野球を描いたノンフィクション『洲崎球場のポール際』著者・森田創さんのインタビュー中編をお届けします。戦前のプロ野球は、当時の東京都民にどのように受容されていたのか。洲崎球場と東京下町をホームとしたプロ球団の可能性や、当時人気絶頂だった大学野球と黎明期のプロ野球の関係について語ってもらいました。

▼プロフィール
森田創(もりた・そう)
1974年5月21日、神奈川県出

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