〈元〉批評家の更科修一郎さんの連載『90年代サブカルチャー青春記~子供の国のロビンソン・クルーソー』、今回で最終回となります。神楽坂から文京区の印刷博物館へ向かった更科さん。神田川沿いを歩きながら、90年代というサブカルチャー青春時代の終わりに思いを馳せます。
第12回(最終回)「子供の国で青春が終わった後に」
神楽坂を登り切り、東西線の神楽坂駅前まで来た。今回はJR飯田橋駅から歩いてきたが
〈元〉批評家の更科修一郎さんの連載『90年代サブカルチャー青春記~子供の国のロビンソン・クルーソー』、今回は水道橋から神楽坂への3回目です。神楽坂通りを登った善国寺の割烹で豆腐膳を食べながら、90年代のサブカルチャー界隈の裏側を振り返る更科さん。話題は「神憑り」と言われた更科さんの編集技術の源泉へと及んでいきます。
第11回「水道橋から神楽坂へ・その3」
神楽河岸を横目に、飯田橋から神楽坂下
〈元〉批評家の更科修一郎さんの連載『90年代サブカルチャー青春記~子供の国のロビンソン・クルーソー』、前回の水道橋駅から総武線に乗って、飯田橋駅に降り立った更科さん。ランチを食べる場所を探しながら、富士見にあるKADOKAWAとの思い出を回想します。
第10回「水道橋から神楽坂へ・その2」
JR飯田橋駅は川沿いの湾曲した土地にあるため、電車とホームの間が大きく、降り立つたびに緊張する。
〈元〉批評家の更科修一郎さんの連載『90年代サブカルチャー青春記~子供の国のロビンソン・クルーソー』、今回から水道橋から神楽坂編が始まります。かつて日本の出版業界の重要な位置を占めていた一帯を訪れ、更科さんが同人誌を発行していた高校時代、司書房と桃園書房が健在だった頃の出版シーンを振り返ります。
第9回「水道橋から神楽坂へ・その1」
仕事の都合で、馬喰町のビジネスホテルに泊まっていた。
東
〈元〉批評家の更科修一郎さんの連載『90年代サブカルチャー青春記~子供の国のロビンソン・クルーソー』は高田馬場編の4回目です。かつて「文化の発信地」だった高田馬場の白夜書房や芳林堂書店を巡りながら、2000年前後の出版業界・コンテンツ業界での記憶を辿ります。
第8回「高田馬場・その4」
結局、死に至ることはなく、現世へ戻ってきたが、退屈を持て余している。
病み上がりの暇潰しと称して、たまに
〈元〉批評家の更科修一郎さんの連載『90年代サブカルチャー青春記~子供の国のロビンソン・クルーソー』は高田馬場編の3回目です。『漫画ブリッコ』を起点とする80年代ロリコンブームが、やがて90年代に「オタク文化の大衆化工作」へと変質していった時代を振り返ります。
第7回「高田馬場・その3」
消えたバーミヤンに驚いた筆者は、新目白通りを左折し、かつての通勤ルートである裏通りへ戻った。
裏通りの
〈元〉批評家の更科修一郎さんの連載『90年代サブカルチャー青春記~子供の国のロビンソン・クルーソー』、今回は高田馬場編の2回目です。更科さんが美少女漫画雑誌の編集者として働いていた出版社・白夜書房とポルノグラフィの変遷を通じて、80年代のアンダーグラウンドカルチャーが90年代にサブカルチャーに至る流れを振り返ります。
第6回「高田馬場・その2」
高田馬場――神田川沿いのエリアは、貸ビルと古い
〈元〉批評家の更科修一郎さんの連載『90年代サブカルチャー青春記~子供の国のロビンソン・クルーソー』、今回からは高田馬場編が始まります。学生街と盛り場が奇妙に入り混じった街を歩きながら、90年代雑誌文化の片隅で存在感を放った「エロ本」文化圏を振り返っていきます。
第5回「高田馬場・その1」
いつの間にか、冬になっていた。
フリーランスの生活は昼夜逆転になりがちで、用事以外で朝から外出するの
今朝のメルマガは〈元〉批評家の更科修一郎さんの連載『90年代サブカルチャー青春記~子供の国のロビンソン・クルーソー』の第4回をお届けします。80年代末、宮崎勤事件により社会的に糾弾されたオタクカルチャーは、90年代になると最適化/畸形化から実験的な美少女ゲームを生み出します。「理系文化」としてのポルノグラフィの隆盛から、web社会という「巨大な子供の国」に至る過程を振り返ります。
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