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ワキマル・ジュンイチ blog

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作曲家・ピアニストであるワキマル・ジュンイチのブログです。
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2019年10月の記事一覧

WA♭TE♭R(映像付き)

WA♭TE♭R(映像付き)

自分で展示用の作品を作ることになるとは思っていませんでした。
ただ、興味のある分野ではあったのと、今回はテーマもあったので、入りやすかったように思います。

WA♭TE♭R
ミクストメディア
F4キャンバス(333mm×242mm)、
オーディオ・プレーヤー、
モバイルバッテリー、金具

昔、同時にCDプレーヤーで、作った音を同時に流したら面白そうだな、と思っていました。この作品は音が様々に交叉し

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ソロライブを終えて思うこと

ソロライブを終えて思うこと

 急に寒くなったこともあり、個人的には「なんだかなあ」という体調ですが、皆様どうかご自愛くださいませ。なんて書くと文章の末尾のようになりますね^^;

 water "composition"の自分なりの総括はまたここでも書きたいと思いますが、今回ギャラリーでソロライブを行って思ったのは、場所はある程度遮音されたような空間であればどこでも演奏はできるかも、ということでした(電源は必要かもしれません

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ワキマル・ジュンイチ 『DAYS OCT. 13, 2019』

2019年10月13日に目黒クラスカ8thギャラリーで開催された『water "composition"』内で行われたソロライブから、自作『DAYS』という楽曲を即興演奏を織り交ぜながら演奏したものです。
Keyboard, Macbook : ワキマル・ジュンイチ

『書×音』即興パフォーマンス

『書×音』即興パフォーマンス

目黒クラスカ8階のギャラリーで開催している展示も本日で最終日となりました。
13時30分からの回が最後のパフォーマンスとなります。

よろしかったら是非お越し下さい^ ^

映像はパフォーマンスからの抜粋です。

https://twitter.com/marujun_w/status/1183893358801899520?s=21

「WA♭TE♭R」に寄せるノート

「WA♭TE♭R」に寄せるノート

12日から始まる『water "composition"』に出す展示作品についての簡単なテキストをまとめたものです。

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『WA♭TE♭R』に寄せるノート

 WATERというスペルにインスピレーションを得ている。AとEの文字をそれぞれ音に見立て、音階に当てはまらない他の文字はワキマルの選んだ音で構成されている。本来、A=ラ、E

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あいちトリエンナーレ2019写真日記③

あいちトリエンナーレ2019写真日記③

10/4金[前回からの続き、最終回です]
 愛知芸術センターから名古屋市美術館へ移動した。18時過ぎに着き作品を観る。
それぞれの作家の視点が面白い。自分にはないものであればあるほどそう感じる。展示を見終わったのは20時の閉館時間ギリギリだった。

10/5(土)
 表現の不自由展が再開される話は、今回のスケジュールを押さえた後でニュースとして僕の耳に入ってきた。何だか複雑な気分ではあったが、スケ

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あいちトリエンナーレ2019写真日記②

あいちトリエンナーレ2019写真日記②

10/4(金)[前回からの続きです]
 今回のあいちトリエンナーレではQRコードをスマートフォンで読み取ると(公式アプリをインストールしていれば)、その作家の作品の説明とこれまでの作家が手がけた作品の情報がわかるようになっている(キャリアによっては電波が届かない場合、アクセスできないかも)。

 笑ってしまうが、考えさせられる作品、というのが結構あった。現代アートでは、たまにそう言った類いの作品

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あいちトリエンナーレ2019写真日記①

10/4(金)
 先週の予報では天候が危ぶまれたが、幸い新幹線は止まることなく、無事東京を出発、途中では富士山も見ることができた。

 栄駅にはお昼に到着、お昼ご飯を食べるために入ったお店で接客をしていた年配のスタッフの方が、外国人のカップルに流暢に英語でコミュニケーションを取っていたのが印象的だった。

 栄駅からの連絡通路から愛知芸術文化センターへ。出迎えてくれたのは沢山のTシャツが縫い合わ

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リュック・フェラーリの言葉、引用について思うこと。

リュック・フェラーリの言葉、引用について思うこと。

リュック・フェラーリはフランスの前衛作曲家で、晩年は「あまちゃん」や「いだてん」の音楽を手掛けられた大友良英さんとの共演もありました。
フェラーリは電子音楽の作品がよく知られています。例えば下記リンクのような楽曲です。

 僕がフェラーリを知ったのは、その音楽からではなく、音楽雑誌の記事でした。当時、アルバイトをしていた出版社から発売されていた『ストレンジ・デイズ』という洋楽系の音楽を紹介する月

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