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WA♭TE♭R(映像付き)

自分で展示用の作品を作ることになるとは思っていませんでした。
ただ、興味のある分野ではあったのと、今回はテーマもあったので、入りやすかったように思います。

WA♭TE♭R
ミクストメディア
F4キャンバス(333mm×242mm)、
オーディオ・プレーヤー、
モバイルバッテリー、金具

昔、同時にCDプレーヤーで、作った音を同時に流したら面白そうだな、と思っていました。この作品は音が様々に交叉していきます。

以前書いた、この作品のためのノートを再掲載させていただきます。

ちなみに下記のノートには書かれていませんが、音階に当てはまらない他の文字に当てた音は、W=ソ、T=ド、R=ファとシ♭です。

今回の方法で行くと、様々な作品を作ることができるなあ、と思いました。例えばWHITEとか、BLACK。あるいはJASRACとか(笑)
H=シ、E=ミ、B=シ、あるいはシ♭(ドイツ語読みで解釈した場合)、A=ミ、C=ド、Sはドイツ語み見立てEsにしてミ♭というのも面白いかもしれません。

WA♭TE♭Rに寄せるノート

WATERというスペルにインスピレーションを得ている。AとEの文字をそれぞれ音に見立て、音階に当てはまらない他の文字はワキマルの選んだ音で構成されている。本来、A=ラ、E=ミだが、Room “Sea”のサウンドと溶け合うように、A♭とE♭を採用している。
5つのキャンバスはそれぞれ、左から『W』『A♭』『T』『E♭』『R』に対応している。 
かつては音楽を人々に届けるには演奏家の協力か、作曲家本人が演奏するのが常であった。
現在はクリエーターが直接音楽をプログラミングし作品を作ることができる。これは一人で作品に向き合うことが可能という意味で、画家がキャンバスに絵を描くのと同じだと思った。若い頃は、誰に聴かせるわけでもなく、毎日このやり方で音楽を作っていた。そう意味では自画像的な作品でもある。
また、視覚的なものが受け入られている世の中で、あえて音で描くという意味合いも込められている。

今回は、この『WA♭TE♭R』の紹介用映像を作りましたので、そのリンクを貼らせていただきます。


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