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わかおの日記71

朝起きて授業を消費して、例の貯水池に投擲をしにいった。

金曜日の昼前に貯水池で遊んでいられる身分なのは、老人か大学生だけである。この日の貯水池は先客が1人だった。なかなか見事なアスリート体型で、カラーコーンを魔法陣のように自らの周りに置いて、ラクロスの練習をしていた。ぼくは彼の邪魔にならないように、離れた場所で練習を始めた。

投球を禁じられてから1ヶ月ほど経ったが、その間黙々と練習を続けたおかげで明らかにフォームは良くなっている。投擲の飛距離も、5メートルくらい伸びた気がする。やはり時間があるというのはいいことである。授業や定期テストに追われて、あまり練習に身を入れることの出来なかった高校時代と違い、いまはずーっと野球のことを考えていられる(ほんとうはドイツ語のことや、専攻選択のことなども少しは考えないといけない)。

野球に未練がある後輩などは、是非とも大学でも野球を続けてもらいたい。絶対に大学に入ってからのほうが、野球が楽しいと思う。

昼ごはんを食べてぼーっとしていたら、あっという間に4時頃になってしまい、急いで課題をやったけれども、結局バイトに行くのがギリギリになってしまい、昨日の高田馬場ダッシュのように今度は自宅-田無間を6分以内で走るというとてもハードなミッションにチャレンジする羽目になってしまった。鍛え上げた太ももの筋肉を総動員して自転車をこいだので、なんとかバイトには間にあった。

「お金に余裕があるので、担当の生徒は付けてもらわなくて大丈夫です」と言う練習を何回もしてから、教室に入ったのだが、室長が押しの強い保護者の応対に追われていて話ができなかった。つくづく中学受験には嫌気がさす。最も唾棄すべき制度であろう。

追伸  お母さん食堂の台湾まぜそばは世界でいちばん美味しい



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