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若宮
2019年3月11日 10:43
日々を暮しているけれど、順風満帆は絵空事。出来る事と出来ない事、バランスをとるのが難しい。この胸のもどかしさは、誰もがもっている。正解が分からなくて、たぶん正解なんか無くてでも正解したくて足掻いている。外面の良い世界は、私を劣等者だと思い込ませる。嫉妬で目を曇らせて、ささやかな幸せを隠してしまう。ぬくもりがあるなんて綺麗事。この胸のもどかしさと生きていく。*空を飛ぶな
2018年10月3日 10:03
休日の過ごし方は様々あるが、今日は掃除をして過ごした。片づけやらなんやら気が付くたびに手を広げて、掃除は一日掛かり。ホコリまみれの汗まみれになってしまった。夕食の前に風呂に入る事にした。熱めの湯船に沈めば、疲れがとけ出す。正直に言えば休息したかった今日だけれど、家中をピカピカにしてやったぞという達成感と満足感でいっぱいだから、良しとしよう。風呂場の窓の向こうは夕焼けだ。青みを帯びた濃
2018年7月30日 10:15
私は観光地に住んでいる。生まれたときからこの地に住んでいる私からすれば、普通の街だし普通の住宅地だけれど、それなりに観る場所もあって。春には桜を観にお客さんが。夏には暑さから逃れてお客さんが。秋は紅葉や食べ物があるし、冬は雪のレジャーでお客さんが。人の多い場所、通りで大きな荷物を抱えた人や、手元のパンフを見ながら歩いている人を見かけると「ああ、お客さんなんだな」と思う。私は観光産業に関
2018年8月1日 12:11
おばあちゃんと出かけるのは大変だった。旅行やお出かけが大好きなおばあちゃんは、若い頃から国内でも海外でも身軽にどこでも旅をしていた。けれど晩年は、脳梗塞で足が覚束ないので介護が必要だった。おばあちゃんと出かけるのは大変だった。移動手段は電車が良いだろうか、自家用車が良いだろうか、おばあちゃんの体力を考えて、どこに階段があるか、どこでなら休めるか。食事をするのだって、車いすは入れるのか、
2018年7月20日 11:25
私は、幼い頃から過敏な子どもだった。気配を感じて振り返ると誰も居なかったり、人が立てるはずもない場所に人影を見たり、その度に言いようの無い不安に駆られたが、いつも気のせいだと自分に言い聞かせていた。ある日、おばあちゃんの家に行った時。おばあちゃんの所へは私の家から車で20分ほどの場所にあり、幼い頃から何度も遊びに行っていた。当時小学生だった私は、おもちゃで遊ぶのにも、外を駆
2017年9月6日 12:34
たよりない蝶々夏の上昇気流で舞い上がって、瞬く間に別の場所へあおられて、流されて、もみくちゃにされて、ひらひら**やけに高い所を飛んでいる蝶々を見つけた。あんな薄い羽根でそんなに高く飛べるのかと驚いたけれど、たぶん風に乗ったのだと思う。夏の暑い日、上昇気流でどこまででも行けるけれど、きっとあの風はとても熱いだろう。高い所へ行きたくて風に乗るのか、うっかり風に乗って高い所