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母親になって後悔してる?
『母になって後悔している』の英語版、『Regretting Motherhood』をあまりにストレートなタイトルに衝撃を受け、読んだ。
辛い。ページをどんなに先に進めても、この辛い感じが抜けない。何故かと言うと、自分が母親業真っ盛り中にもやーっと感じていたことががっつりと言語化されていた本だから。ページをどんなにめくっても、どの章に進んでもそんな箇所が必ずある。
自分は母親になって"後悔"はないが
A Manual for Cleaning Women: Selected Stories Lucia Berlinを読んでみた。
邦題は『掃除婦のための手引き書 ルシア・ベルリン作品集』。表紙を飾るのは著者のワンショット。このセクシーな妙齢の女性が掃除婦?ど、どういうことだ。思わず手に取っちゃうでしょう。
題名にSelected Storiesとあるように、本書は短編集だ。
内容は全て日常。場面や人がくるくる変わるので、一瞬忘れるが。作者が経験しただろう日常の集まり。
問題ありの親族。3度の結婚&離婚歴。息子が4人。
ケーキの切れない非行少年たち (新潮新書)
以前から気になっていた本。
まっとうに生きる人が守られていないと感じるような理不尽な事件の数々。学びの場でも職場でも珍しくはない、コミュニケーションの取れない人達。違和感、不可解、ゾワッとする怖さ。そんな感覚にも説明をつけてくれる本。
これを読むと日本の教育の仕組み全体的に見直しを本格的にしていく必要性をひしひしと感じる。
このコロナ禍で、多様性を認めざるを得ない状況にさすがの日本もなりつつ
房思琪(ファン・スーチー)の初恋の楽園
中国語の翻訳本はほぼ初めての為、名詞や文学的引用に足を引っ張られる。自分の勉強不足とポンコツな脳の構造をうらめしく感じる。
読み進めると容姿、家柄、教養、何もかも手中にある女性達が理不尽な目に合い始め、気持ちがザワつく。
そうだこれは実話が元だった。
下司な男を愛し、あるいは愛していると信じ、傷めつけられる女性達。作者が描きたいのがそれだけなら、文芸古典のようなこの文体は必要なかったはず。"
人間による地球破壊が止まらない今、読んで欲しい。~人新生の「資本論」~
若き、環境活動家のグレタ・トゥンベリさんが2019年の国連気候行動サミットで声を震わせながら行った5分程の印象的なスピーチを覚えているだろうか?
地球環境の破壊だろうが、発展途上国へのしわ寄せだろうか、将来若者達が苦しもうが関係ない、邪魔者はなぎ倒す、ブルドーザー的に成長経済活動に邁進する大人達に"we'll be watching you"と呪いをかけるかの如くのスピーチだった。
グレタさん
「SNS少女たちの10日間」を見た
コロナ禍だし、アクセスがイマイチな映画館でしかやっていない。けど見に行かないといけない気がして、普通はしない前日のネット予約をし、見に行ったこの映画。
幼く見える女優が3人、12歳のふりをして、偽アカウントを通じネット上に放たれるとどういったことになるか。。。本作はネット上の児童虐待の様子を捉えようと手がけられたチェコの実験的ドキュメンタリー作品だ。
SNSを通じて危険な目に合う子供たちの話は
「小説家になって億を稼ごう」を読んで
タイトルの魅力にやられて思わず購入(でも書店員内心苦笑を見越し、ガチガチのビジネス書を重ねて買ったりして)。
すごい。こんなに痒い所に手が届く作家指南書が存在していいのだろうか。
読んでるだけでなんとなく自分が作家志望者で、デビューも手の届くところまできている、な気になってしまう。だって「えー、でも」と言い訳しそうな内容への対策さえ網羅されている。
ベストセラー作家が噛み砕いて噛み砕いてその