見出し画像

DeFi_#1:はじめに

この章の学習目標

DeFi(Decentraized Finance、非中央集権金融)はブロックチェーンの応用として、 スマートコントラクト により提供される自立した金融システムやサービスのことです。この章では、DeFiの思想背景、歴史、仕組み、現時点におけるリスク・課題などを一通り解説します。

既存の金融システムやサービスと比較して説明をしているため、専門用語などもあります。難しいと感じるかもしれませんが、まず1回は通しで読んでみてください。なんとなく分かったという水準まで、理解が進むことを学習の目標としています。

DeFiの世界は、誕生してから数年しか経っていないこともあり、依然として トークノミクス やサービスなどの実験場となっています。日進月歩で新しい概念やサービスが生まれており、確立などしていないことから、現時点における概念や仕組みを理解し、最低限の知識のキャッチアップを行い、実際に触れてみることでより深い理解ができることを想定しています。

カリキュラム構成

DeFiはスマートコントラクト群を用いてブロックチェーン上にあるコードの実行により、仲介者や特定のサービス提供者が存在せずとも、金融サービスが24時間365日提供されるサービスのことを言います。

特定の誰かを信用せず(トラストレス)に当事者間で資金の提供や借り入れ、資産の交換などがコードベースで実行され、あたかも金融サービスの契約が自動で執行される状況を作ることができます。しかしながら、現状では多くのリスクやデメリットも存在しています。

この章では、DeFiの歴史・革新性と現時点におけるリスク・デメリットや課題などやその対策、将来的に考えられる社会実装について解説していきます。

DeFiを理解する12のカリキュラム

  1. はじめに(このnote)

  2. 「DeFi」の基礎知識

  3. DeFiにおける新しい金融システムの事例1 - レンディングプロトコル

  4. DeFiにおける新しい金融システムの事例2 - AMM(自動マーケットメーカー)

  5. DeFiの思想背景とは - DeFiの変遷

  6. DeFiの構成要素 - 原則とレイヤー構造

  7. イーサリアム以外のチェーンにおけるDeFi(コラム)

  8. DeFiはどう動くか - スマートコントラクトとガバナンストークン

  9. DeFiのスマートコントラクト群 - アプリケーションレイヤーの種類

  10. DeFiのユースケース - 新しい金融サービス

  11. 価格が99%下落!ステーブルトークンTerra/LUNAの失敗(コラム)

  12. DeFiの社会実装と課題


Web3ポケットキャンパスはスマホアプリでも学習ができます。
アプリではnote版にはない「クイズ」と「学習履歴」の機能もあり、
よりWeb3学習を楽しく続けられます。

ぜひご利用ください。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?