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Y.N.
2024年5月11日 20:01
2023年に書いた詩群。 音楽ジャンルで言えばグラインドコアか?「入会」「公園」「人格排除センター長はずるい」「足の裏に」「愛妻家」「橋が落ちた」「時計」「応じても仕方のないピンポン芸を許すのは一心同体」 入会ハイエナに食わせる虫たちを両手いっぱいかき集めている若い女の腕を洗っているのは蛇口の横でいつも水筒に口をつけている囚人かつ夫人である友人 受け答えだけはわ
2024年3月17日 23:46
2022年に書いた詩群。 「子らしき音」 「出発」 「月」 「口裏」 「残響炎」 「田舎」 「時間短縮」 「洞穴」 「人魚」 「俺の分身が隣でむごく殺されるのを見せつけられるだけの人生を面白がって生きているだけの分身であるところの俺の隣でむごく殺されていくのを見せつけてくる分身の退屈そうな人生」 「農舎」 「事故詩」 「恋」 子らしき音音子の声を聞きつける
2023年10月31日 23:28
破水知らない乞食が垂らした洟をすくいあげまいと拒んでみろよ少女の群れが巣に戻れずに道にたむろする羽目になるよお汚い涙を恥ずかしげもなく流しっぱなしで消えようとする厚化粧したガキみたいな真似をしてみろよもう他人じゃない乞食の良心次第でいつでも足止めさせて恩を着せてやろう死なせたくなる魅力をたたえた顔をいくつでも飲み込んでくれる海のように深い粘液をすくいあげまいと拒
2023年10月31日 21:28
牛 おう 放火魔が漏らした小便 破水に似ている 液漏れした乾電池に降り注げば どこからどこまで体液なのか 分からなくなってくれそうな 段取りの悪い排泄者の 苦し紛れの殺虫ごっこに ライターの火を近づけるのが 善意 放火 犯行予告が好きなラジオを 乳頭に押し当てている 牛のような女の脳漿 体液に似た味がしている 堕ろされて間もない 経血 将来、兵士になるはずだった精子が、コンクリートの隙