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味わいたい

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コーヒーの淹れ方、好きなアイス、おいしそうな料理のはなし
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イングリッシュスコーンのこと

スコーンが好き。いや、愛してる。  告白から始まるnote、いいじゃないか。だってここは私の独断場なのだから。ということで、またスコーンについて書きます。またかよ飽きたという方はUターン願います。どうしてこんなにスコーンについて語るのか?なぜなら私はぜんっぜんスコーンに飽きてないので!!愛してるので! とにもかくにもスコーンが好き スコーンが食べたくて食べたくて、常日頃からスコーンを焼くタイミングを見計らっている。 冷蔵庫のバターや小麦粉の在庫状況はもちろんだか、お気

28年でたどり着いた私のおせち(レシピあり)

「お母さん亡くなった後で喪中やけど、正月のごはんくらい、いつも通り食べようや」 28年前、母が亡くなって初めて迎えたお正月が、私が初めてひとりでおせち料理を作った年だった。ひとりで、と書いたが、当時25歳の私がひとりで作ったのは筑前煮と紅白なますくらい。母方のおばちゃんたちが年末に黒豆や田作り、ハムなどを持ってきてくれたのだ。父もデパ地下でちょっといいおせちを予約していて、兄夫婦が来た日には豪華な食卓となった。その年から、年末になるとおせち料理を作る。 品数は増えたり減っ

スーパーの食材でオシャレっぽい酒をつくる

一人暮らしをはじめた若者が、なんとなくイケてる趣味を作ろうとして手を出すものの一つに「カクテル」がある。 (なんか、友達とか家に呼んだときに、出せたらいいかなあって) そしてAmazonでカクテルレシピ集的な本を探し、ハンズで器具を買い集めはじめる。こういった若者はだいたい形から入る。 わたしがそんな若者だったときに買った本だ。 ロマンチックな名前、オアシスに棲む鳥のように美しい色彩、ミステリーを呼ぶエピソード。 まるで読めるディズニーランドだった。 アンビリーバブ

「おやつ」が趣味のズボラ女が提案する、気軽にできる市販のおやつの楽しみ方

突然ですが、私の趣味は「おやつ」です。毎日のようにおやつのパッケージをにやにやしながら眺め、iPhoneでおやつの写真を撮り、おやつフォルダに保存してから、じっくりと頂いています。 太陽の光が部屋にさしこむ様子を眺めるのが好きなので、最近はテーブル上や窓辺でおやつに日向ぼっこさせて写真を撮り、#陽光を浴びるおやつ という自分だけのためのハッシュタグをつけてTwitterに投稿する真剣な遊びもしています。 好きなモノ×好きなモノの組み合わせに勝るものはありません。めちゃめち

note検索件数が1桁の「ニッチタグ」を100個使って食レポを書く

noteの検索件数が少ないニッチなタグ、名付けて「ニッチタグ」を100個集めました。 さらに、100個全てのタグを使って食レポを書きます。 ニッチタグとはnoteには「タグ」という機能があります。 note公式さんの説明にもある通り、作品にカテゴリをつける機能です。 (正式名称は「ハッシュタグ」かもしれないですが、本記事では「タグ」で統一します。) 普段からnoteを書く人にはおなじみの機能ですが、noteを書いたことがない人も実感できるように、タグの付け方を説明しまし

スナック菓子に浸る時

 私は普段、スナック菓子を食べない。  嫌いというわけではない。好きなスナック菓子はいくつもある。ただ、いつ食べればいいのか分からないのだ。食べるタイミングが分からない。  朝起きて、スナック菓子へ手を伸ばすのは気が引ける。お昼になれば、ご飯をもりもり食べる。夕方に小腹は空くが、スナック菓子を食べてお腹が満たされるとは限らない。もしお腹を満たしても、晩ご飯が入らなくなるのは嫌だ。夜は、当然のごとくもりもり食べる。  スナック菓子は思ったより満腹にならない。お腹が空いたな

終電発車15分前

子どもの頃、体調を崩して学校を休んだ日の唯一の楽しみは、父が買ってきてくれる舟形に乗っかって緑の紙に雑に包まれた『たこ焼き』だった。 きっと駅前の屋台で焼き上がるのを待って買ってきてくれたのだろう。『たこ焼き』は家に着いてもまだ十分に温かくて、少し湿った包み紙からは裏切りのないソースの匂いが早く開放して欲しいと窮屈そうに主張していた。 思えば、この『たこ焼き』が目的で必死に熱を下げようとしていた気がする。 薬を飲んでは布団の中に転がり込むものの、薬が効いている間は退屈で

鬼に金棒。ナポリタンにメロンクリームソーダ。

おばんです。 仙台で写真を撮っているイタリーさとうです。 久しぶりに仙台での日常を淡々と。 今日は朝食でナポリタンを作った。 そこでふと、ペンギン文庫さんが仙台で一番うまいと言っていたナポリタンの店を思い出す。 よし、食べに行こう。 今朝食べたから行かないとはならない。 自分で作った味が記憶に新しいうちに、よりうまいものを食べたくなるのだ。 仙台・南町通り。 周辺はオフィスや専門学校が並ぶ。 雑居ビルの地下に潜る。 「喫茶エルベ」。 仙台の老舗純喫茶だ。 1977年に

自分の料理に味がついた話。

 18歳で実家を出て、ひとり暮らしを始めた。  包丁ひとつろくに使えなかったわたしだったが「ひとり暮らしといったら自炊でしょ!」と熱い思いを胸に調理器具を揃え、1Kの小さいキッチンに立った。  はじめて作った料理は、確かハンバーグ。小さなキッチンは、シンクも作業するスペースも狭く、レシピを見ながら悪戦苦闘して、なんとか形になった。  小さな部屋の小さなテーブルに、不揃いな形のハンバーグを並べる。そして、実食。口へ運ぶ。そのお味は。  「ん…?………………………????」

世界一周で食べたアイスをとにかく紹介するよ

とにかくアイスが好きで、世界一周していたときはだいたい1カ国で1アイスはたべていました(たまにちがうスイーツもたべていたけれど)。 ということでとにかく食べたアイスを、まわった順番に紹介します。たまに世界一周以外で行った国のアイスもあります。 メキシコ・グアナファトで食べたアイス。レモンクリームとキャラメルクリームみたいな味のダブル。おいしかった。 メキシコ・テオティワカン遺跡の中で食べたアイス。マンゴー味だったかな。 メキシコの白い街タスコで食べたアイス。ストロベリ

【詩を食べる】木蔭が人の心を帰らせる(谷川俊太郎)/新じゃがのヴィシソワーズ

溢れる光の季節に5月。新緑の季節。 樹々が圧倒的な生命力を見せだす初夏。 あまりに溢れる光のなかで、なぜか、 しんと黙っていたいような気持ちにもなる。 そんなとき、谷川俊太郎さんの『62のソネット』を取り出す。 木蔭が人の心を帰らせる 今日を抱くつつましさで ただここへ 人の佇むところへと 空を読み 雲を歌い 祈るばかりに喜びを呟く時 私の忘れ 私の限りなく憶えているものを 陽もみつめ 樹もみつめる           「1 木蔭」より一部抜粋 デビュー作『二十億

東京都で食べておきたい中東料理フムス(ホンモス)を知るための10皿

フムスを初めて知ったのは、ニューヨークに留学してすぐのこと。大学の寮のルームメイトとディズニー映画「アラジン」を酒を飲みながら見ていた時のことでした。その映画の中で初めてフムスという言葉と出会ったのです。 これは、米国で使われる「目を覚まして現実を見ろ!」という意味の慣用句「wake up and smell the coffee」のコーヒーをフムスに変えて面白く言い換えているジョークです。つまり、アラジンの舞台である中東の代表的料理が「フムス」であることを米国人が知ってい

トルコの生理ごはんを調べてみた。

SAYRINGのはっせです🚢 コロナで状況が読みづらくなっている中、 わたくし明日からトルコへ旅行に行きます!🇹🇷 と意気込んでいたのですが・・・ 状況を見て、やめました。笑 とても悲しくてまあまあ悔し泣きしましたが、仕方ないですね!いつか必ずリベンジ。 行けなかったにせよ、寸止めされたトルコのごはんが気になる…😋 今回は世界三大料理と名高いトルコ料理の中で、 生理によさそうなメニューを調べてみましたー🇹🇷🥙🙌 1.サバサンド まず最初はやっぱりこれでしょ

お家で楽しむジョージアの伝統料理「シュクメルリ」

今日の朝ご飯は、パンとトマト、それとシュクメルリ。 シュクメルリはジョージアの伝統料理で、ニンニクが入ったクリームソースを使って、鶏肉を煮込みます。 本来は鶏肉、ニンニク、牛乳がメインのシンプルな料理ですが、安かった手羽元に、しめじ、ニンジン、さつまいもを入れて、具だくさんにしてみました! フランスパンや白パンにも合う味わいです♪ レシピを紹介しますので、ご参照ください。 【材料】 手羽元        5本 ニンニク     2片 とろけるチーズ  2枚 さつまいも