鬼に金棒。ナポリタンにメロンクリームソーダ。
おばんです。
仙台で写真を撮っているイタリーさとうです。
久しぶりに仙台での日常を淡々と。
今日は朝食でナポリタンを作った。
そこでふと、ペンギン文庫さんが仙台で一番うまいと言っていたナポリタンの店を思い出す。
よし、食べに行こう。
今朝食べたから行かないとはならない。
自分で作った味が記憶に新しいうちに、よりうまいものを食べたくなるのだ。
仙台・南町通り。
周辺はオフィスや専門学校が並ぶ。
雑居ビルの地下に潜る。
「喫茶エルベ」。
仙台の老舗純喫茶だ。
1977年に初代オーナーが創業し、現在は2代目のオーナーがお店ごと譲り受け経営しているという。
中に入ると、ふわっとタバコの匂いが香る。
純喫茶はこれでいい。
麻雀ゲームの筐体がテーブルになっている席につく。
男が血眼になって本気になるときが生涯で二度ある。
一度目は子どもの頃。
河原で石ころの中から、角が削れたガラスを探すとき。
二度目は大人になってから。
脱衣麻雀で女の子の服を脱がせることだ。
それはさておき、レトロな麻雀の筐体に興奮していると。
アクションのひとつに「ラストチャンス」なるボタンがあった。
ポン・チー・リーチでもない基本アクションの中にある。
なんだかこのボタンを発動したら「ざわ…ざわ…」しそうな雰囲気だ。
何を頼むか悩むこともなくナポリタン(大盛り)とメロンクリームソーダを頼む。
この組み合わせは鉄板だ。
以前、とある焼肉屋でこの組み合わせをいただいたことがある。
先にコースターがきた。
私の元にくるのは第3の選択肢であるが。
頼んでから数分が経ち、厨房から調理する音が聞こえてくる。
チリチリチリ。
ケチャップが焼ける音だ。
シャッシャッ。
手際よくフライパンを振り、全体に馴染ませているのであろう。
その音ひとつひとつに食欲がそそられる。
私にとっての贅沢はこれでいい。
いや、どれだけ余裕が生まれようがこれがいい。
ナポリタンは太麺でほどよい硬さとモチモチ具合。
キャベツ・ソーセージ・たまねぎ
味付けはとってもシンプル。
うまい。
ここのナポリタンが一番好きだと言っていたペンギン文庫さんから。
(それを見てここに来ました。)
本当に最高の組み合わせだった。
昭和の残り香を感じる素敵なお店でした。
また近いうちにコーヒー飲みにこよう。
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