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岡田美術館に行ってはいけない5の理由

お世話になります。てっぺいです。
先日、休みを利用して箱根・小涌谷にある岡田美術館へ行ってきました。

ここがとんでもない美術館だったので、今回は「岡田美術館に行ってはいけない5の理由」を自分なりに考えてみました。

1. 圧倒的な展示数の為、丸一日潰れてしまう
現在行われている『開館5周年記念展 美のスターたち』では、岡田美術館のコレクションから、重要文化財を含む選りすぐりの約450点が館内に展示されています。
圧倒的なのは作品数だけでなく、その一点一点がまぁ凄い。どれも主役級で、流し見なんてひとつも出来ない作品が集まっているので、マジで大袈裟ではなく1日中いれます。むしろ1日では見きれません。
この美術館では立ち尽くし、時間を忘れてしまうという現象が何度も起きてしまいます。
箱根は他にも素敵な美術館が沢山ありますが、1日で色々回りたいという計画はきっと叶いません。

2. 展示作品があまりにも凄すぎて立ちくらみする危険性がある
展示作品はとにかく凄すぎます。
近年、奇跡的に再発見され話題となった喜多川歌麿の大作『深川の雪』や伊藤若冲の『孔雀鳳凰図』だけでなく、尾形光琳・葛飾北斎・横山大観など、死ぬまでに一度は見たい豪華すぎる作品を一挙に見ることが出来ます。
恥かしながら流行語に頼りたくなるほど「岡田美術館、半端ないって」状態なのです。
展示物を一通り見終えた鑑賞後感としては、脳内処理が追いつかないほどの感動に打ちひしがれ、もうクラクラです。
そんな美術くらみを起こしてしまった方は、きっと併設されている足湯で一休みすることでしょう。
しかし、そこで油断してはいけません。岡田美術館は追撃の手を緩めません。
足湯に入ると正面に、俵屋宗達の代表作「風神雷神図屏風」をもとに描かれた縦12m、横30mにも及ぶ大壁画「風・刻」がドーンと鎮座しています。
足湯でまったりできるかと思いきや、圧倒されてしまいますのでご注意ください。

3. 鑑賞後ももっと深く知りたくなり、調べ物をしてしまうので自分の時間がなくなる
展示作品のジャンルも絵画・書・屏風画・やきもの・金工・陶器・仏像などなどなどなど、多岐にわたっています。
その中にはもちろん知らない作品や情報が沢山あり、岡田美術館に行ってからというもの、その時に興味を持った作品に関する関連書籍やネットで情報を漁る日々です。
おかげで日課だった「YouTubeでロシア人同士の喧嘩動画を観る」という大切な自分の時間を奪われるという事態に陥ってしまいました。

4.  首都圏からのアクセスが良いので何度も通いたくなり金銭的に辛い
東京から車でも公共の交通機関でも2時間弱ほどのアクセスの良さなのでで、気が向いたらすぐ行けちゃいます。僕も前回からまだひとつきも経ってないですが、もうすでに行きたいです。それほど魅力的な美術館です。
この先岡田美術館中毒になり、岡田美術館への交通費を捻出するために、悪事に手を染める悲惨な自分の未来を想像すると恐ろしくて堪りません。

5. 美術欲が湧き出てしまうので日常生活に戻れなくなる
岡田美術館で超一流の作品に触れ、僕はすっかり感化されてしまいました。映像を作るクリエイターとして僕は100年後に残る作品を作ろうという気概はあるのか、諦めてはいないか。
あの日以来、そんなことを自分に問いかける日々です。
美しいものを作りたいという純粋な欲求をもう濁らせたくない。
モノ作りの荒波に飲まれて生きることを胸に決めました。

全部、岡田美術館のせいだ。穏やかな日常を返してください。



以上、「岡田美術館に行ってはいけない5の理由」でした。

『開館5周年記念展 美のスターたち』は2019年3月30日(土)までですが、皆さん、絶対に行かないほうがいいですよ!!

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