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クリスマス・マーケット《クリスマスを待つあいだ03》

この記事は2020年の投稿を加筆修正しています。

11月30日の聖アンドレの日に一番近い日曜日から、4週間の待降節(アドベント)が始まる。毎週日曜日、アドベント・クランツ(リースにキャンドルを4本立てたもの)のキャンドルに1本づつ火が灯されていく。
明日17日は3本めのキャンドルが灯される日でしょうか。
2023年のクリスマス・イブは、日曜日なんですね。

***

クリスマスマーケット(ドイツ語ではクリスト・キンドル・マルクト?)を見ること、撮影することが目的でオーストリアに行ったので、夕暮れ時からの撮影がメインだった。夕暮れといっても、3時過ぎにはもう薄暗くなってくる。
普段はあまり使わない三脚を持って撮影して回ったけれど、とにかく寒い。でも、マーケットの屋台の光がきらきらと輝いていてワクワクする。

ウィーン市庁舎前のクリスマスマーケットは、昼間に行ってみたけれど、
あらためて、日が落ちてから出かけてみる。

やはり夜が圧倒的に綺麗。
ライトアップされた市庁舎と、真中の大きなツリーがとにかく素敵だった。

クリスマスの飾りとかキャンドルとか、レープクーヘンという、これもまた飾りのようなカラフルなクッキーとか、いろいろ見てまわっても、実際これを買おう!というものはあまりないのだけど、見ているだけで楽しい。
家に大きなツリーがあったなら、ひとつづつオーナメントを買い集めるのも楽しそう。

グリューヴァインという、スパイス入りのホットワインをみんな飲んでいる。私は下戸なので、プンシュというリンゴやオレンジジュースをベースにしたスパイス入りの飲み物を屋台で買ってみた。が、これにもお酒が入っていたようで飲めなかった。ホットワインでも飲まないと、寒くていられないくらいなんだけど。。

翌日は雨が降ったり、日が出たり、という日だったが、青空が出たところで三脚を持ってシェーンブルン宮殿のクリスマスマーケットに向かう。

シェーンブルン宮殿前のマーケットは落ち着いた美しさ。

クリスマスマーケットを撮る前に、宮殿の中を見学しようと思っていたが、着くのが遅くなって閉館時間になってしまった。

この日の夜は、とにかく死ぬほど寒かった。
あまりの寒さに「キーッ!」となってしまって、ちょっとイライラしながら撮ってしまった。寒さでイラつくなんて初めてのこと。
けれども、がんばって三脚を立てて撮影。
市庁舎前と比べて、宮殿前のマーケットは大人っぽくてとてもシックな雰囲気だ。
売っているものにさほど違いはない気がするが、雰囲気はやはり場所によって少し違うので、あちこち行くのが楽しい。

一度は食べてみたかった焼き栗を買ったのは、ここだったかと思う。
秋冬にヨーロッパに行くことがほとんど無いので、食べてみたかったのだ。
でも、残念ながらいまひとつ美味しいとは思えなかった。
お店が良くなかったのかも?

こちらは昼間にフライウングという地区に行ったときに見かけたマーケット。まだ早目の時間だったので、人はまばら。
うしろの教会と一体になって、かわいらしい雰囲気だった。

この地区には有名なカフェがあって、そこに入ってみたかったが、残念ながら満席でふられてしまった。
でも、近くに素敵なアーケードがあって撮影ができた。

この写真は以前クリスマスカードにして販売。

この日の午前中は、ウィーン美術史美術館に行っている。
カメラバッグが重いのと、日本からの旅の疲れが残ったままのせいもあり、ちょっと具合が悪くなりそうになりながら見てまわった。
その後、美術館のカフェでアップル・シュトゥルーデルを食べて、生き返っている。

Wien, 2003


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