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美容師の卵たちよ、会話をしないことも接客です

一人サロン19年目、美容師22年生です。

接客 = 会話 と思われがちですが、

会話嫌いのお客様からしたら、

それは接客ではなく、嫌がらせになるんじゃないかな、なんて思います。

かくいう私も 昔は 積極的に会話を展開していた側でした。

会話でハートをつかむぞ!、とか、

お客様の心をトークでほぐしてあげよう、なんても思っておりました。

会話嫌いのお客様からしてみれば、ハートをつかむどころかハートをえぐっていたかもしれません。

それに気づいたときに なんて傲慢な接客をしていたのだろうと深く反省しました。

じゃあ、接客とは?

お客様が「素」であれること。その状態に癒されること。を導いたとき、

私の中で 接客とは、「実家」だという結論に至りました(←実家?え?)

その結論に至ってからは 実家のようなくつろぎ空間を目指しております。

あ、決して会話の全て悪ではございません。

もちろん、会話がお好きなお客様とは会話を楽しんで大丈夫です。

会話が癒しになるお客様にとっては 会話することが 実家になるのです。

美容室なんだけど、まるで実家にいるかのような空間。

それこそが最上の接客ではないでしょうか(と私は考えます)

沈黙でも苦痛じゃない、急に話し始めても受け止めてもらえる、

接客が実家、に辿り着いたとき、信頼も得られるんじゃないかな、と、

個人的にはそれを信じております。

本日は以上です。

またこのような美容師の独り言を ご覧いただけましたら幸いです。

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