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社会科学全般から福祉を考える

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「奇跡の社会科学」(中野剛志著、PHP新書)の重要なところから福祉を見つめています。また、後々紹介された書籍も加えていきたいと思います。
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2022年12月の記事一覧

「奇跡の社会科学」(中野剛志著、PHP新書)デュルケーム①

「奇跡の社会科学」(中野剛志著、PHP新書)デュルケーム①

仕事柄、クリスマスケーキを食べたのに、年末感を全く感じないぽんニャンです🐱🎅

さて、ソーシャルワーカーやケアワーカーはぜひおさえたい、デュルケーム編です😃

それでは、どーじょー🎅🎄

エミール・デュルケームはフランスの社会学者。
ドイツのマックス・ウェーバーと並び、近代社会学の創始者とされる。
今回は1897年に発表した『自殺論』を取り上げる。
中野剛志さんは、デュルケームが個人の心

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「奇跡の社会科学」(中野剛志著、PHP新書)ポランニー②

「奇跡の社会科学」(中野剛志著、PHP新書)ポランニー②

寒いけど、冬が大好きなぽんニャンです🐱❄️

さあ、ポランニー編は2回で終了です。
最後トクヴィルと繋がります。
現在絶賛展開中の新自由主義の弊害とは?

それではどーじょー😊

産業革命後の市場経済は、自然・人間・貨幣を商品化した。
そして、生態系・共同体・産業組織を破壊した。

金本位制
19世紀イギリスが制定。
外国貿易を重視し、外国為替を安定化させるために、各国の通貨と金との交換を義務

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「奇跡の社会科学」(中野剛志著、PHP新書)ポランニー①

「奇跡の社会科学」(中野剛志著、PHP新書)ポランニー①

雪☃️積もりました😃
ますます布団とラブラブなぽんニャンです🥰

さて、今回からカール・ポランニー編です😃

その前に。
医療福祉ではこういうことを言われています。
「市場原理が取り入れられた」
「雇用の流動化で新しい働き方を」
「新しい働き方で、自分らしく働く」
「外国人材に技術の継承」
「日本の介護を輸出」

それ以外でも金融教育が叫ばれるようになってきました。

それらを踏まえて、ポラ

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「奇跡の社会科学」(中野剛志著、PHP新書)トクヴィル③

「奇跡の社会科学」(中野剛志著、PHP新書)トクヴィル③

さてさて、トクヴィル編最後になりやした😃
布団にくるまって出られないぽんニャンです🐱

それではどーじょー😃

民主的社会では、地位が平等だから人々は孤立しやすい。孤立した個人は中央集権的権力に屈しやすい。
そして、民主政治は全体主義へと転落する。
トクヴィルはそう論じたが、それを防ぐことはできないのか。

トクヴィルはいくつかあることに気づき、そのうちの特に重要な団体」と呼んでいた。社会学

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「奇跡の社会科学」(中野剛志著、PHP新書)トクヴィル②

「奇跡の社会科学」(中野剛志著、PHP新書)トクヴィル②

調子に乗って、1日2回更新してみました😃
初雪が降って、慌ててタイヤ交換をしました😅
ぽんニャンです😅

トクヴィル編②です。
トクヴィルが民主政治に恐怖を覚えた核心に近づいていきます。

それてはどーじょー😃

トクヴィルが論じているように、なぜ民主政治は「専制政治」に堕ちてしまうのか。
トクヴィルは、『アメリカの民主政治』で「地位の平等」があると書いている。
民主政治では当たり前のこと

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「奇跡の社会科学」(中野剛志著、PHP新書)トクヴィル①

「奇跡の社会科学」(中野剛志著、PHP新書)トクヴィル①

たまーの2連休をお布団の中で過ごしております🍊
ぽんニャンです🐱

さてさて、今回からフランスが生んだ天才政治家トクヴィル編に入ります。
絶対著書を買って読みたくなりました😃

では、どーぞー😃

フランスの政治家、アレクシス・ド・トクヴィルは、独立して50年しか経っていないアメリカを視察し、民主政治の恐るべき本質を見抜き、「アメリカの民主政治」を出版した。
この本は、社会科学を学ぶ上で、

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「奇跡の社会科学」(中野剛志著、PHP新書)バーク②

ヤクルト1000を見つけ次第買い込んでいます。
ぽんニャンです🐱

バーク編②です😃

バークの保守思想は現代でも通用する。
イギリスの経済学者ジョン・ケイが著した「想定外ーなぜ物事は思わぬところでうまくいくのか?」という本でよくわかる。

ケイは、バークの保守思想を「周り道の」アプローチと呼ぶ。
ラディカルな「ゼロベースの改革」を「直接的な」アプローチと呼んでいる。

アメリカの山火事を例に

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