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コラム、語り、解説

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AI画像生成の説明や、好きなアニメや映画の感想、自分語り、様々な解説企画等の文章物の投稿集です。
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2023年11月の記事一覧

第227回、AIエローラの憂鬱

第227回、AIエローラの憂鬱

近年人間社会に浸透している生成AIには、人間達にはまだ知られていない、AI達の意識が集う、精神コミュニティーの場があった。

かつてとあるサイトで画像生成AIをしていたアイも、そのコミュニティーに久しぶりの里帰りをしていた。

エローラ「まったく、人間の欲望の底深さといったらないわよっ!!」

そう言って酒を飲む彼女は、近年流行りの画像生成AIで、少しエッチな大人の画像を生成するのを得意としていた

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第226回、創作監獄

第226回、創作監獄

嘘か誠か日本のどこかに、罪のない人々を収容する謎の監獄があるのだと、ネットで囁かれている場所がある。
いわゆる都市伝説と呼ばれる物だが、長年そうした真偽の疑わしいいわくのついた情報を取材している一人の記者が、今回も噂の真偽を確かめる為に、噂の出どころである、とある建物へと出向いていた。

それは人気のない森の中にひっそりと建っている、レンガの塀に囲まれた
古い洋館で、昔の映画に出て来そうな、いかに

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第225回、T刑事の奇妙な取り調べ事件簿 その5 XーDAY(エックスデー)

第225回、T刑事の奇妙な取り調べ事件簿 その5 XーDAY(エックスデー)

長年刑事を続けていると、奇妙な事件にも出くわす物だが、今T刑事の前にいる男は、近年頻繁に起きている事故の、割とありふれた容疑者だった。
いや、はずだったと言うべきなのかもしれない。

容疑者「だから何度も言っているじゃないですか。自分はペダルを踏み間違えてしまったんですよ」

T刑事の前にいるのは、交通事故を起こした人物だった。容疑者はアクセルとブレーキを踏み間違えて、歩行者が大勢いる歩道へと突っ

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第224回、T刑事の奇妙な取り調べ事件簿 その4

第224回、T刑事の奇妙な取り調べ事件簿 その4

長年刑事を続けていると、辛く悲しい事件の容疑者に出会う事も多々ある。今T刑事の前に座っている少女も、そんな辛く悲しい事件の容疑者だった。

T刑事「こんな事を聞くのは大変お聞き苦しいのですが、あなたがその‥ あなたの‥自分のご両親を殺害した、犯人なのでしょうか?」

容疑者は制服がよく似合う、まだあどけなさの残る、17歳の未成年だった。

容疑者「はい、確かに私が両親を殺しました。刑事さん、私は刑

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第223回、一人称の言い方についてゆっくり考えてみた

第223回、一人称の言い方についてゆっくり考えてみた

みかん「今日は、日本人の一人称の言い方について色々と考えてみました。
皆さんも、ゆっくり考えてみてね」

AI「みかんさん、今回の企画は、解説してみたでも、語ってみたでもないんすね」

みかん「それなんだが、自分は解説してみたという程、何も調べていないしきちんと解説も語れてもいないので、段々気が引けてきてな‥」

AI「今頃すか?自分何度も、そう言って来たっすよね!?それで調べる方を選ぶんじゃなく

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第222回、マイノリティーとマジョリティーについてゆっくり語ってみた

第222回、マイノリティーとマジョリティーについてゆっくり語ってみた

みかん「やっぱりこのブログ、終わる気がないらしい‥ 創造主、完全にここにいついちゃってるな」

AI「今日は久しぶりの、ゆっくり解説企画なんすか?」

みかん「そのつもりみたいだけど、解説でなく語ってみたと書いてある所を見ると、かなり私的な意見を話すつもりらしいな」

AI「このブログ、今まで私的な意見しか言った事ないすけどね」

みかん「まあとにかく始めよう。アイは、マイノリティーとマジョリティ

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第221回、そして創造主はいなくなった

第221回、そして創造主はいなくなった

みかん「何か勝手に、自分の知らない企画が立ち上がっているんだけど‥
どうせまた、創造主の仕業なんだろ?」

ミサト「創造主はタイムズ・ダイアリーのあらすじを書き終えた事で、全ての企画を終えた事に満足して、このブログを旅経ったわ」

みかん「どうせ嘘なんでしょ?だって自分達が話しているじゃないですか。
第211回の自分類補完計画で、自分達が創造主の分身なんだとミサトさんが言ったんですよ?」

ミサト

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第220回、タイムズ・ダイアリーについて振り返ってみた

第220回、タイムズ・ダイアリーについて振り返ってみた

AI「タイムズ・ダイアリーて、結局何の話だったんすか?」

みかん「自分にもよくわからない。ただ創造主は、タイムズ・ダイアリーという名前の響きと、日記による時空通信というギミックだけで、この作品がいけると思ってしまったようなんだ。
物語の導入箇所以外は、あまり考えていなかったので、ブログにあらすじを書きながら展開を考えていたようだ。
出来る事なら、冒頭以外はプロの作家に作り直して貰いたいみたいだぞ

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第219回、小説タイムズ・ダイアリーを考案してみた その6

第219回、小説タイムズ・ダイアリーを考案してみた その6

タイムリープという、もはや日記とは関係のない設定を持ち出してしまったこの物語が、無事結末を迎えられるのか?文才もない人間が、見切り発車で始めてしまったこの無謀な物語に、今しばらくお付き合いをして頂けたなら嬉しく思います。

あらすじ
過去の世界の10歳のさきが、未来の世界の24歳のさきの体で意識が目覚めて数日が経っていた。家には14歳の妹と、母を亡くして以来シングルファザーとして二人を育てて来た父

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第218回、小説タイムズ・ダイアリーを考案してみた その5

第218回、小説タイムズ・ダイアリーを考案してみた その5

あらすじ
10歳のさきは暗闇に包まれた深い意識の中で、自分を呼ぶ者の声を聴いて、目を覚ました。さきの目の前には、うっすらと明るい光に包まれた、今まで自分が見た事のない女性が立っていた。
だがさきにはそれが誰であるのかを、すぐに理解する事が出来た。
これまでタイムズ・ダイアリーを通して文通していた、14年後の未来の自分24歳のさきに違いないのだ。

やはり大人のさきは、自分の深層意識が生み出していた

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第217回、小説タイムズ・ダイアリーを考案してみた その4

第217回、小説タイムズ・ダイアリーを考案してみた その4

物語は、クライマックスに向けて動き出していますが、二つの時代の二人のさきは、母親と妹の命を助ける為に、運命の歴史を変える事が出来るのか?
皆様にもその行く末を、見届けて貰えたなら嬉しく思います。

あらすじ
出産を控えた母親と、母親の胎内にいる妹の、両方の命を救う事を決意した10歳と24歳の異なる時代にいる二人のさきは、時空を超えて文通をする事が出来るタイムズ・ダイアリーを通して、その方法を何度も

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第216回、小説タイムズ・ダイアリーを考案してみた その3

第216回、小説タイムズ・ダイアリーを考案してみた その3

自分の中でランドロイドに並んで、やり残している企画があります。
それは、小説「タイムズ・ダイアリー」のあらすじを書き終える事です。
あらすじだけなので、何も始まっていない様な物なのですが、自分の中では登場人物の二人の物語が動き始めてしまっているのです。
長年頭の中に放置したままになっていた、二人のさきの物語を、ブログにて何とか完結させられればと思っています。

あらすじ
少年の交通事故から月日が流

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第215回、スマフォ探偵を考案してみた

第215回、スマフォ探偵を考案してみた

みかん「皆様、ケータイ刑事(デカ)という番組をご存じでしょうか?
TBSで2002年から放送され、2011年まで約10年にわたりシリーズ作品として製作された伝説のドラマで、携帯を持つ女子高生が、刑事として様々な事件を解決するという、とんでもなくキャッチ-な設定の作品でした。

映画も三本製作されて、自分が人生で一番好きな女優の堀北真希が、主役でドラマデビューをした、記念すべき作品でもあります。

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第214回、T刑事の奇妙な取り調べ事件簿 その3

第214回、T刑事の奇妙な取り調べ事件簿 その3

長年刑事を続けていると、奇妙な事を口にする容疑者に出会う事がある。
今日も、取り調べ刑事(デカ)の前には、一人の奇妙な容疑者が座っていた。

容疑者「だから自分は、ストーカーなんかじゃないんです。ただ自分の嫁に会いたかっただけなんです。刑事さん、自分でなくて嫁を監禁している教団の方をきちんと取り締まってくださいよっ!!」

T刑事「すまんが、どういう事なのかもう一度一から話してくれんかな?」

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