瀬尾まいこ「そして、バトンは渡された」
4回名字が変わりながらも、両親に大切にされて育った優子ちゃんが主人公。
優子ちゃんは家族の変化や人間関係に悩まされながらも、強く生きている印象でした。
家族になるというのは楽しいことばかりじゃなくて、お互いに譲り合ったり、気を遣いあったり、もちろん大変なこともあるけど、「家族っていいな」と思えた本でした。
私は今年大学を卒業したのですが、大学生活は本当に人との関わりが少なかったです。
人間関係に疲れるのが嫌だったり、自分に自信がなかったりで、なかなか自分から話しかけることができずに友達と言えるほど仲の良い人ができずに終わってしまいました。
でも、人との関わりでしか得られないものがあり、やっぱり人との関わりは大事だと感じていたところだったので、ちょうどそんなことを考えていた時に、この人間関係が主に描かれている小説に出会えてよかったです。
今読んだからこそ心に響いた本だと思っています。
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