🎬先に愛した人 200本目 23.03.14【友朱瑠の映画note】

今朝の映画は
【#先に愛した人】でした。
#Netflix 鑑賞
※見出し画像引用 https://www.netflix.com/

2018.11.02 台湾公開　　１００分
第55回金馬奨 主演女優賞（シェ・インシュエン） 他
第20回台北映画祭 主演男優賞（ロイ・チウ）
主演女優賞 （シェ・インシュエン）他

出演 #ロイ・チウ さん #シェ・インシュエン さん
#スパーク・チェン さん#ジョセフ・ホアン さん 他
監督 #シュー・ユーティン さん #シュー・チーイエン さん
脚本 #シュー・ユーティン さん #ルー・シーユエン さん

#Filmarks (…だけ 0.1刻み) では 23.03.14 時点では 3.8
私的にこれは 3.2 ぐらい…なんだけど…なぁ、、、泣
※Yahoo!映画 無し　映画.com 4.0　WATCHA PEDIA 3.6
（※私的採点1最悪 2つまらん 3普通 4かなり良 5最高☆）

台湾映画です、、、、

で、
また、「世間と感覚が合わなかった映画」でした 泣


ん～…
後半号泣した…とか書いてる人、見ましたねぇ、、、。
まず、"悪い系の評価"をする人が、、、全然居ない……泣


観終わって、
（え、これ……何が良いん？めっちゃ微妙だけど…？）
…なものに出会うと……
めっちゃ、他の人のレビューを…見ますよね？ｗ
……見ません？？


そしてこう………
私の中に無かった…あれやこれや書かれてるのを見て…
自分の中の……
何かが壊れているのか？欠損しているのか？…と、

はい、自分が心配になった映画、でした☆



内容は……ん～ちょっと複雑で。。。


あ、まずタイトルは…
原題が「誰先愛上他的」（誰が最初に彼に恋をしたか）
英題が「Dear Ex」（親愛なる元カレへ）…たぶんｗ
で邦題が「先に愛した人」

なるほど、、、悪くない邦題ですね、これは☆



まず、ＬＧＢＴＱ、
（性的少数者）（セクシュアルマイノリティ）を
含めた映画です。
で、ゲイの人、ですね。

なので、先日の「彼女が好きなものは」と、
状況的には…近いかしら。

ただ、こちらの作品は「その当事者」では無く、
ゲイの人の周りの人々…にスポットが当たっています。


で、
【ゲイの人と、その奥さんと子ども、
そして、そのゲイの人が本当に好きだった男性。】
基本、この４人でのストーリーです。


私の個人的な感想は……
（で、結局……何？？）って感じで終わり、、、

いわゆる…" 感情移入が何も出来なかった "
これ…ですね。


なので、この映画を観て……
その逆の感想だったマジョリティの方々には…

「は！？おいおい、この映画…最高だったのに！？
　え？何が？どこがダメだったんだよ？？？」

って、苛立ちを覚えさせてしまうような、
そんな気がして…怖いです 泣


皆様のレビューの中に、いくつも……
「最高」「素晴らしい」「良かった」「良作、傑作」…
的なものを見ましたねぇ。。。

たまにこう……ポロッとこういうの、出ますね、私。

ただの少数側…じゃなくて…
超少数派のベリーマイノリティｗ…な感じ。。。
だって、
いろんな賞を受賞してますしねぇ、この作品☆


ですので、
御興味が湧いた方は、
私の意見はスルーで！観た方が……きっと良い作品です☆




主演男優のロイ・チウさん。
先日観た「君が最後の初恋」（23.02.10鑑賞済）に
出てらっしゃいました☆

台湾の俳優さん…と言えば私の中では今のところ…
この人…ぐらいしか……出ないｗ

今回も素敵なお芝居、演技、でした☆
めちゃくちゃ……ヤバいシーン、ありました☆



あと！主演女優の
ゲイの人の奥さん役…のシェ・インシュエンさん！
この方……
前に観た「弱くて強い女たち」（23.01.06鑑賞済）の、
あの四姉妹の中の人…ですね☆

この方も、非情に上手い演技を観せていただきました。

あの……この映画……
この人が、実質一番のメイン、主演…だと、、、
私的には思います。。。

観てる前半では……
やっぱりロイ・チウさんメインで…って思ってたから、

（この奥さん…すっごい出てくるなぁ…）って感じ…から、
（…あれ？？この人が……主演だったのかしら？）って、

って、途中で意識がだいぶ変わりましたねぇ。。。



あとは……画的な、色合いが素敵ですね☆
日本映画…も、逆にそう思われるのかも？…ですが、
この…台湾の色…って感じ、この異国感が素敵ですね♫

ただ……音楽はちょっと…古臭い感じ…だったでしょうか。

で、場面転換、過去と今との画の入れ替わりの仕方……が、
すごく良かったですね☆
演者がそのままの状態で、過去に移動する…感じ☆




はい、そんな感じです☆

「初めて台湾映画観たけど、すごく良かった～☆」…な、
そんな書き込みもかなり見ましたから、、、
良いんですよ…？これは……？ 笑

私のレビューを観て、
逆に…
「じゃあ、確認してやろう！」…なーんて人も居たら…☆

御興味ある方は、ぜひどうぞ～☆

---

では、、、
鑑賞済みの方々、、、、
「良かったぁ～」だった方は
ここで引き返すことをｗ　オススメします☆

ネタバレ含みレビュー、どうぞ☆
↓

これまず、、、
素朴な疑問なんですが………

母がリウ・サンリェン
息子がソン・チェンシー
で、父がソン・ジェンユェン

………？？
なんで母は…ソン…じゃないん？？？

でまた、母は……自分の息子を
かなり多く「ソン・チェンシー」って呼びますよね。
なんでなんだろう、、、？
韓国、中国、台湾……
フルネーム呼び、結構感じますよねぇ、、、

こういう文化的な背景の違い……わからん～泣

で………
これ、誰に感情移入して観るか、、、が、
最大のポイント、なのでしょうかねぇ……

で、私…特に誰にも、、、だったなぁ……
だからダメだったのかしら？？？


この、母親が「毒親」で「ヒステリー」で……
って書いてる人、かなり居ましたねぇ、、、

でも………
私この母親、すごく素敵に見えたり…したんですよね。


一生懸命、だからこそ、いっぱいいっぱい。
お金もシンドい、子どもの成績も微妙、
子どもは反抗期も全開、
そんな中でパートナーは
ゲイをカミングアウトして出ていき、亡くなり。
その保険金はゲイのパートナーの方へ、、、、
↑
この状況下に陥って………それでもあんな風に
子どもを思って心配して………
めちゃくちゃ……がんばってるもの。。。泣


だから、
以前は毒親でも無く、ヒスも無く、違って、
旦那さんがゲイをカミングアウトして、
それから…毒親、ヒステリックになった……のだって、
ありますよね。

自分のパートナーが１０年以上……
それを隠してる or 悩んでいた…として、
で、ずっとセックスレスで。
で、家族を置いて出ていって。
で、
保険金の受取人を変えられてる。。。


これ、もう充分にガンギレできる要素、
満点ですよね？？？

その旦那さんとジエ（ロイ・チウさん）の
ギター弾いてる時の会話のシーンで……

ジエ「母さんに何て言えば？
　　　先生、同居人、舞台仲間…とでも？
　　　事実を伝えたい。」
旦那『事実は人を傷つける。』
ジエ「母さんなら平気だ。」
旦那『ただ１人の息子だろ？』
ジエ「母さんが大切なんだ。」
旦那『嘘をついても僕たちの関係は変わらない』
ジエ「なぜ事実を話さない？」
旦那『家族を悲しませないことが
　　　僕らの責任だからだ。』
ジエ「君を愛してるだけなのに」
旦那『そうだけど、お母さんは悲しむよ。
　　　いいね？　頼むよ。』


まず、字幕、、、
「事実」……じゃなくて「真実」では？
英語訳、全部 Truth なんだけれど、、、



で、このやり取りの中の……
『家族を悲しませない～僕らの責任だからだ。』
↑
これを……あなたが言うの？？って、
そんな感じじゃないです？？
おまいう案件ですよね、これ、、、


あなた…一番でっかいこと、してるじゃない……
病気で死ぬのが分かったら家族から離れて…的な？？
だから最後は…好きな人と一緒に居たい…的な？？
妻にゲイカミングアウトで、子どもも置いて？？？

………それこそ、
妻も子どもも、悲しませて、傷つけて、、、
どうなのよ？…って感じが……。




ただ！！！！！
このシーンのロイ・チウさん！

ここでの演技！ヤバすぎる、、、、

これを観るためだけに、
この映画を観てもいいんじゃない？って思う…ｗ

そのぐらいに…
この後、旦那キッチンに行き、、、、
その方向に向ける……笑顔

…別人の表情じゃないか、、、、ヤバい、、、ｗ

こんなに……顔だけでキャラチェンジ…します？？

なにあの、優し過ぎる笑顔は！？！？！？


このシーンでキュン死する女性が…
どれだけ居たかなぁ、、、？？
ほんとに、ここの笑顔は……
恋してる…愛しい人への笑顔は……ヤバ過ぎた…☆


もう一度書きます、
ここの表情はヤバ過ぎる！！！！！！！ｗ

あの………名台詞…的な。。。？
１万年のセリフ。

ジエ「１万年の長さが分かるか？」
チェンシー『１万年だろ』
ジエ「違う！１万年の長さとは…
　　　恋人が普通になると言って
　　　去ってからの日々……毎日が１万年だ」

このセリフ……………特に刺さらず。　笑

なんか……別に……。
でも、まぁカッコいいこと…言ってますね～って、
そうは思ったのですけれど、、、ねぇ。。。泣
１万年は…ちょっとオーバーかなぁ…って。

はい、、、、あとは……特に……
淡々と観てしまいました…ねぇ、、、


なんか、とにかく
奥さん…リウ・サンリェンが……不憫で。

お酒さえ好きなの飲めず、料理酒、、、、泣


ほんと可哀想、
でも、あの舞台稽古の中に入っていって……は、
どうだろう？？
ゲイのアウティング（性的なことの暴露…ですね）を
あの場で大きな声で……ってのも、、、
ヤバかったのでは？？母親への…より、
この役者仲間の中で……こっちの方が気になってしまった…
あれは…良くないな～って。


でも、
ジエの母親へのアウティング………
これは…その息子が「私の夫を奪いました。」
この立場の奥さん、ですからねぇ。。。
その母親にも…怒りをぶつける、、、
なりふり構わず……怒りをぶつけたって……
気持ち、わからなくはない、、、
…違います？？？
ジエ母へのアウティング、
最低最悪な行為…で、絶対に許せない……になります？？


だってもう、、、、
ここから先のシーンは、、、
ずっと…奥さんリウ・サンリェンが……
ほんと、可哀想で可哀想で、、、、、


でも、これ……
ヒステリックな毒親でヤベェーーー！って、
そっちに振って観てきた人は……
可哀想とか、不憫…って、、、
感じなかった…のかも……、、、、？？？？

最後の……舞台公演のシーンが………
あまりに観客が居なくて…………

それに意識がすごい……行っちゃったんですよねぇ……

もうちょっと、、、客入れないと。。。
これ、他の出演者………どうするんよ？？
だって、
お金がまったく無い状態で…やってたんでしょう？
で、この客入り。。。
まったく出演料、払えないじゃん。。。
詐欺公演になるじゃん。。。
ジエのエゴのためにやった公演に……
周りの人を巻き込んだ…的な。。。


……↑ みたいな。笑
そっち方面に意識がグッと行ってしまってて。

全然、ここのシーンでの…回想とか、
淡々と…眺めていただけ、、、になってしまって 泣

……感動した人は…ここで！？！？

で、ここの回想シーンで……
ジエのが先に愛した人なんだ～……ってなって？？

…………ん～、、、、
もっと観客が居る画に…してほしかった、、、、




で、最後は…
保険金を、ジエにあげる流れ、、、
、
ただただ、彼女が可哀想な、、、、



最後のチェンシーの…

「最後に勝利したのはフライドチキンだ。」

ん？？
これ……意味不明な、、、
どういう意味？？なんだろか、、、、



、、、はい、
そんな感じ…でした。

シーンごと…は、とても良いものばかり…
だったとは、確かに思うのですが、
総合的に……なんか、、、、

奥さん…と、ジエ…と、旦那と…息子と……

どれにも焦点を当てようとしてるがゆえに……

バラツキ感？？本筋の流れがどれなのか……が、
見えにくい作品だったかなぁ、、、？って、


そんな感じの、私の個人的な……感想、でした☆

おしまい♫