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兎がほざく

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ショート•エッセイ、140字以内。毎日投稿、どこまで続く?
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#文章

兎がほざく1240

兎がほざく1240

文章を読むとは理解するだけではなくその生地のようなものを感じることです。

わからなくてもそれを感じてさえいればいいのでしょう。

ぼくは文章を読んだ感想を書くときついそれを忘れてわかったつもりのことだけを繰り返してしまいます。

著者が喜ぶような感想を書きたいのに。

兎がほざく1224

兎がほざく1224

ポストの文を読むといくら短くても書いた人の事情がなんとなく感じられます。

心のもつれを持て余していたり、現実の問題を抱えていたり。

言葉の背後にはその人の重荷があります。
粗暴な投稿にだってあります。

書くとはきっと最もデリケートな部分をはからずも表すことです。

兎がほざく1203

兎がほざく1203

稽古とは師匠の身体のリズムを間近で体感して身につけることでしょう。
マニュアルだけではリズムの体感は難しいです。

芸術の実演や展示もリズムを体感できます。

文の場合は読み上げる音声や呼吸でリズムを感じます。

それが文のテキスタイルと言われるものだ思います。

兎がほざく1056

兎がほざく1056

文章を読むとは解読することです。

解読するというのは文章が多かれ少なかれ暗号だからです。

誰もが日常では解読は早々に打ち切ってわかったことにしています。

打ち切らずに付き合えばプリズムを通すように読み手の言葉の世界に多彩に反射します。

この投稿だってきっと。