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東京在住の会社員です。 人材業界でデータサイエンティストとしてはたらいています。 読書が好きで、特に城山三郎さんと藤沢周平さんの作品を愛読しています.

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アンコンシャス・バイアスを学ぶ

アンコンシャス・バイアスとは、「無意識の思い込み」のことです。 例えば、「あなたは九州出身だから焼酎が好きだよね」とか「私が失敗したのは上司のせいだ」といったことが挙げられます。確かに九州出身の方は焼酎が好きな人が他より多いかもしれません。失敗した責任は上司にもあるかもしれません。 ただし、目の前にいるその人も焼酎が好きとは限りません。失敗した責任が自分にもあるかもしれません。アンコンシャス・バイアスによる「決めつけ」によって、人間関係が悪化したり成長可能性が失われたりする場

    • 長崎市外海地区観光

      こちらの記事の続きです。 遠藤周作文学館訪問後、外海地区を散策しました。 まずは「沈黙の碑」を目指します。 バスが来るのにしばらくかかりそうだったので、歩いていくことを決意しました。約2kmの道のりです。9月の炎天下の中を歩いていきます。下りだったのが救いでした。暑さでふらふらになりながら、なんとか「沈黙の碑」に辿り着きました。 沈黙の碑 沈黙の碑は、遠藤周作が生前中の昭和62年11月に、長崎市在住で遠藤の友人のご尽力により建立されたそうです[1]。 遠藤周作がこの碑の

      • 人生初トレイルラン〜京都一周トレイルラン<東山コース>〜

        2023年4月、日本トレイルランサーキット協議会主催の第24回 京都一周トレイルラン<東山コース>に参加しました。 参加理由2023年1月1日、正月早々会社の同僚にトレイルランの大会に出ようとLINEしました。 背景には社会人になって増え続ける体重への危機感があります。 ダイエットしなければと思いつつ、でもなかなか続かない、そんな状況でした。2023年は真剣にダイエットに取り組もうと心に誓いました。そして、ダイエットへの動機づけとしてトレイルランをターゲットにしました。ダ

        有料
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        • 遠藤周作文学館に行ってきました

          2023年9月、学生時代の友達に会いに博多に行きました。 昼間フリーな日があったので、長崎市の遠藤周作文学館に行ってきました。 夜はまた博多で用事があったため、博多から長崎へ日帰り旅行です。 博多から遠藤周作文学館まで博多駅から長崎駅へ 博多と長崎を訪問するのは高校の修学旅行以来約10年ぶりでした。 九州の各都市の位置関係については正直あやふやです。 博多駅から長崎駅に行くためには佐賀県を通過しないといけないとはいえ、佐賀県は東西は短いイメージなので在来線ですぐかなと思っ

        アンコンシャス・バイアスを学ぶ

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          宮崎県と鹿児島県への旅行〜鹿児島編〜

          宮崎編の続きです。 仙巌園仙巌園は1658年に島津光久によって築かれた島津家別邸です。 迎賓館としての役割も果たしており、庭園は亀に見える石や鶴が羽を伸ばしたように見える灯籠「鶴灯籠」などが目を楽しませてくれます。訪問した日は天気がよく、雄大な桜島が青空に映えていました。 庭園だけでも十分に楽しめますが、御殿の見学もぜひおすすめします(別料金)。11種類の釘頭を隠すための飾り「釘隠」が使われており、それを探すだけでも楽しかったです。ガイドの方の案内もあり、島津のお殿様の生

          宮崎県と鹿児島県への旅行〜鹿児島編〜

          宮崎県と鹿児島県への旅行〜宮崎編〜

          先月宮崎県と鹿児島県に行きました。 ともに初めての訪問です。 主な目的は小学校からの付き合いの友人に会うことでした。 宮崎県入り友人は宮崎県在住なので、まずは宮崎県へ。 宮崎では当時プロ野球の巨人やオリックスの春季キャンプ中ということもあり、空港からプロ野球ファン歓迎ムードが漂っていました。 宮崎空港から宮崎市内へは特急料金なしでにちりんに乗ることができました。重厚感のある車両に胸が高鳴ります。 宮崎市内まずは宮崎市内を散策しました。繁華街では至る所に焼酎の看板があり、

          宮崎県と鹿児島県への旅行〜宮崎編〜

          AWS Certified Cloud Practitioner 受験記【第1回】

          AWS Certified Cloud Practitioner を取得したいと思います。 動機 普段業務でAWSを使用していますが、AWSの資格には興味がありませんでした。一番大きい理由は有効期限があることです。AWSの資格の有効期限は3年です。サービスはどんどん進化していくので有効期限があるのは仕方だと思いますが、せっかく取得しても失効するのかと考えるとどうしても億劫でした。 そんな私が受験することにしたのは、4月に入社したブラザーが上期にCloud Practit

          AWS Certified Cloud Practitioner 受験記【第1回】

          富士山頂に気象観測所を。「芙蓉の人」

          「芙蓉の人」は新田次郎さんの小説で、富士山頂に恒久的な気象観測所を設けるために奮闘する野中到と、その妻・千代子を描いた小説です。 21世紀こども百科 野中到の存在を知ったのは小学生のとき。21世紀こども百科に見開きで特集されていたことを覚えています。「芙蓉の人」の背表紙のあらすじに野中到の文字を見て、「あ、21世紀こども百科に載っていた人か」とビビッときました。21世紀こども百科を読んでいなかったら、「芙蓉の人」は読まなかったかもしれません。私が歴史に興味を持ったのを察し

          富士山頂に気象観測所を。「芙蓉の人」

          いい1on1をするために

          4月から新卒社員のブラザーとなりました。 私の働いている会社では1on1の文化が根付いているので、当然私もその新卒社員と1on1をすることになります。今までは部下として1on1を上司にしてもらう立場だったのが、初めて相手のために1on1をすることになります。 どうすれば相手にとっていい1on1をできるだろうか・・・? そんなことを考えて手に取ったのが、「ヤフーの1on1―――部下を成長させるコミュニケーションの技法」です。 この本は以前から知っていて、自分が1on1を相手の

          いい1on1をするために

          ChatGPTブームの今だからこそ読みたい「逆・タイムマシン経営論」

          ChatGPTブーム ChatGPT、大ブームですね。 先週の金曜日にNTTが2023年度中に生成AI開発を発表して、株価が上昇しています。 「プロンプトエンジニア」なる新たな職種も登場しています。 ChatGPT大熱狂時代。 こんな今だからこそ読みたいのが、「逆・タイムマシン経営論」です。 「同時代性の罠」に気を付けよう 周りの空気や流行によってものの見方にバイアスがかかってしまうこと、これを本書では「同時代性の罠」と呼んでいます。 「同時代性の罠」にかかると間違

          ChatGPTブームの今だからこそ読みたい「逆・タイムマシン経営論」

          「贈与」について考える

          本屋さんをぶらぶらしていたときにたまたま目に飛び込んできて購入しました。 素敵な偶然の出会いをすることができました。まさにSerendipity。インターネットで本を買うのは便利ですが、これだから書店通いはやめられませんね。 贈与とは何か 本書では贈与を「お金で買うことができないものおよびその移動」と定義しています。例としてサンタクロースやノーベル賞、親から子への愛です。 贈与について私が大事だと思ったのは以下3つです。 贈与は(不当に)受け取ることなく開始することはで

          「贈与」について考える

          3回楽しめる本「キリンを作った男」

          以前、アサヒビールのスーパードライ誕生の物語を読みました。 今度は、キリンの稀代のマーケター前田仁さんの評伝を読みました。 とても面白い本で、3回じっくりと味読しました。 1回目は前田さんの評伝として。2回目は変化を恐れて硬直する組織の恐ろしさについて学ぶ教材として、3回目は自分の仕事に活かせるところはないか参考書として読みました。 まず前田さんの評伝として。前田さんのキリンでのサラリーマン人生は、まさに山あり谷ありです。「一番搾り」「淡麗」「氷結」を生み出した凄腕マー

          3回楽しめる本「キリンを作った男」

          サイロ・エフェクトを読んでサイロ化の弊害を痛感する

          サイロとは、スペシャリストの集まった部署やチーム、場所を意味している。本書では、組織の細分化と専門特化が進むことの弊害を「サイロ・エフェクト」と呼んでいる。組織が細分化された結果、個別最適化が進み全体最適化に繋がらない現象である。例えば、自部署の目標の達成に固執する余り他部署と協力しない、といった状況だ。皆さんにも心当たりがあるのではないだろうか。 前半ではソニーやUBS銀行を例に、サイロ・エフェクトが如何に大きなダメージを組織に与えるかが描かれている。後半はFaceboo

          サイロ・エフェクトを読んでサイロ化の弊害を痛感する

          企画ってアイデアを出すことじゃないの?

          冒頭の「企画とは「決めること」である。」に興味を持った。企画ってアイデアを出すことじゃないの??と思いながら読んだ。 私は会社の所属するグループで、新規企画を考えてプロジェクトを創出する会を主催している。「企画が思い浮かばないです・・・」と相談されるときもあるし、私自身も企画出しに苦労することがある。しかし、筆者は、「企画する≠いい企画を思いつく」ではなく、「企画する=何かを実行するために必要なことを決めること」と定義する。そして、決めるためには、選択肢を適度に狭めることが大

          企画ってアイデアを出すことじゃないの?

          「戦略プロフェッショナル」を読んで戦略立案と実行を追体験する

          三枝匡さんの「戦略プロフェッショナル」は文庫版を以前読んだことがある。しかし、新たに加筆修正された決定版が出たのを本屋さんで知ったので再度読んでみることにした。 戦略に関しては以前楠木建氏の「ストーリーとしての競争戦略」を読んだが、この本はその実践編のような印象を受けた。骨太のストーリーを練り上げて、それを周囲を巻き込んで実行していくプロセスを追体験することができるようになっている(プロローグで劇場でお芝居を観ているのに似ているとあるが、まさにその通りである)。 普段の仕

          「戦略プロフェッショナル」を読んで戦略立案と実行を追体験する

          "社風"の正体

          大学院を卒業後,就職して2日目.新卒研修が始まった.グループにわかれてワークに取り組むのだが,「みんななんとなく似ているな」と思ったことをよく覚えている.物腰が柔らかくて,穏やかで,先生に好かれていそうな「優等生」といったタイプの人々が集まっていると感じた. 新卒研修中の休日に業界の異なる企業に就職した大学時代の友人と会った.その友人によると,同期入社の人はいわゆる「個性の強い」人ばかりだったそうだ.必ずしも学校の成績が良かったわけではないが何かしらの一芸を持っている,そん

          "社風"の正体