見出し画像

『論語』を読んだらビジネスマン向けの教えが山ほどあった件(第3回 すべてのビジネスマン編)

お世話になってます、野﨑です。

躍動感しかない野﨑

僕の大人気企画、
『『論語』を読んだらビジネスマン向けの教えが山ほどあった件』
も、いよいよ最終回となりました。


これまでの記事はこちらから👇

『第1回 新入社員編』

『第2回 先輩・上司編』


最終回の今回は、すべてのビジネスマン編です。


『論語』とは?

これまでの記事を読んでいない方のために、
論語についてさらっとまとめます👇

『論語』とは?

こんな感じで、めちゃめちゃすごい本です。(だんだん雑になってる…)

以上、『論語』の説明でした!


すべてのビジネスマンに伝えたい…

これまで、
第1回 新入社員編、第2回 先輩・上司編と、
それぞれの立場の人に向けた記事を書いてきました。

今回は立場を問わず、
すべてのビジネスマンに刺さるであろう教えを、
僕なりにピックアップして持ってきました。

最終回にふさわしく、
学びの多い内容となっていることでしょう!


コーヒーでも飲みながら、まったり記事を読んでいただければと思います☕


(前回同様、こちらの文献を参考にしております👇)



いよいよ最終回です。



皆さん、心の準備はよろしいでしょうか?



それでは、
孔子センセイの教えを学んでいきましょう🔥



教え① 温故知新

教え①

〈現代語訳〉
昔のことを研究するぐらい誰にだってできるんですよ。
大切なのは、そうやって研究したことの中から、いまに役立つなにかを見つけてくることですね。そういう人じゃなくちゃ、先生なんかやっちゃいけませんよ」

『一億三千万人のための『論語』教室』(高橋源一郎)

で、出た~!!!
めっちゃ有名な『温故知新』ってやつ!!!

皆さんも、これまでに一度は聞いたことはあるんじゃないかなと思います。

ただ、聞いたことはあるけど、
意味まではよく分からないんじゃないですか?(僕もそう)

僕がこの本で読むまでは、
「昔のことを知るのは大事」くらいの解釈でした。


この本の中では、

昔のことを研究するぐらい誰にだってできるんですよ。
大切なのは、そうやって研究したことの中から、いまに役立つなにかを見つけてくることですね。

『一億三千万人のための『論語』教室』(高橋源一郎)

って解釈されています。


つまり、
「昔のことを知ったうえで、今に役立つものを選択することが大切」
ってことですね~


この業界だと特に、
「調べた知識をどう使うか?」がめちゃめちゃ重要だと思っています。

調べれば情報がすぐに出てくる今だからこそ、
押さえておきたい教えだと思ったのでピックアップさせていただきました。


僕も気をつけないとなぁ…

教え①まとめ



教え② 『知る』ということ

教え②

〈現代語訳〉
センセイは子路(由)にこうおっしゃった。
「子路くん、きみに、『知る』ということがどういうことなのか教えてあげましょう。
自分がどこまで知っていて、どこから先は知らないか、
そのことがはっきりわかっている状態のことを
『なにかを知っている』、というんですよ

『一億三千万人のための『論語』教室』(高橋源一郎)

この教えでは、
「知っているというのは、自分がどこまで知っていて、どこから先は知らないかを、分かっている状態ですよ」
ということが書かれています。


仕事をしていると「分かりました!」って言うこと、結構あると思います。

でも、それ、「本当に分かってる?」っていう話です。


「なんとなく分かったけど…」
「分かってないけど、聞きかえすの申し訳ない…」
みたいなケース、結構ありませんか?

僕はそういう場面、結構あります。


僕は、これを読んで、
”何かを分かった状態”ってかなりレベルの高い状態なんだな~
と思いました。

と同時に、
これまで”分かった”と思ってきたことって、実は全然分かってなかったのかも…
と思ったりもしました。


そう思うと、簡単に「分かりました!」と言えなくなりそうですよね…。


実際の場面に当てはめてみると、
「自分は○○まで分かっていて、○○が分かりません」と、
言語化してみる
ことで、
自分がどこまで分かっているかが分かり、
上司の方も指導しやすくなるのかなと、
思ったり思わなかったり…


皆さん、分かりましたか???

教え②まとめ



教え③ 広く学び、疑問を追求する

教え③

〈現代語訳〉
子夏名言集(続)。
狭い分野に限定せず、広く学ぶこと。理想はいつも高く持つこと。深く疑問を探求すること。
けれども、決して空理空論に走らず、自分自身、自分の周りの現実に根ざして考えつづけること。
真理は、そうやった学びの果てにやって来る」

『一億三千万人のための『論語』教室』(高橋源一郎)

これはちょっと精神論的な話かもしれません。


特に僕が好きなのはここ👇

狭い分野に限定せず、広く学ぶこと。

『一億三千万人のための『論語』教室』(高橋源一郎)

要は、
いろんなことに興味を持とうね~
ってことだと思います。


この業界にいると、どうしても視野が狭くなりがちなんじゃないかなと思ったりします。(僕が思っているだけかもしれませんが…)

毎日忙しいとは思いますが、
時間を見つけて、普段関わらないようなことに目を向けてみるのって、
結構大事な気がします。

そんなこともあって、この教えをピックアップしました。


これを機に、普段関わらないものに手を伸ばしてみると、
視野が広がって、普段得られない気づきが得られるかもしれませんね~


僕も登山してみようかなぁ~…

教え③まとめ



教え④ 社会で必要な4つのこと

教え④

〈現代語訳〉
「よく聞いてください。およそ社会の中に生きて、なにか、自分のためにではなく、公共のためにしてみたい、と考える人間に、必要なものは、次の四つだと思います。
一つ目は、『文』、考えをことばにしてみせること。
二つ目は、『行』、考えたことを、現実の世界の中で実行してみること。
三つ目は、『忠』、なにかをするときには、ひとりではできず、そのとき、もっとも大切なこと、絶対に信頼できる誰か、その人のためならすべてをなげうってもいい誰かと出会うこと。
最後の四つ目は、『信』。出会った人びとを裏切らないこと。
文・行・忠・信、そのどれが欠けても、真の『公』となることはできません」

『一億三千万人のための『論語』教室』(高橋源一郎)

この教えでは、
社会人として仕事をしていくうえで必要なことがまとめられています。

それは以下の4つ。
① 『文』:考えを言葉にする
② 『行』:考えたことを実行する。
③ 『忠』:信頼できる仲間を見つける。
④ 『信』:人を裏切らない。


少年ジャンプの三大原則は、
「友情・努力・勝利」
とされていますが、
社会人としての原則は、
「文・行・忠・信」
の4つみたいです。


これに関しては、
「ほんとにそうだよな~」
って言葉しか出てきませんでした。


この教えは解説いらないですね。


皆さんそれぞれで、噛み砕いて解釈していただければと思います。

教え④まとめ



まとめ

皆さん、孔子センセイの教え~すべてのビジネスマン編~、いかがだったでしょうか?

簡単にまとめます。

孔子センセイの教えまとめ

いや~、我ながら、いい教えをピックアップしたなぁと自画自賛しております。(昔から自分に甘い野﨑)



最後にひとつだけ…

さて、ここまで3回に分けて『論語』の教えについて書いてきました。
いかがだったでしょうか?

ここまで読んできた皆さんであれば、
ある疑問が頭に浮かんでいることでしょう!


「『論語』の最後に書いてある教えってなんやろ???」


最後にその疑問にお答えして、この連載を締めたいと思います。


それでは、孔子センセイの最後の教え、
しっかり味わっていきましょう🔥🔥🔥



最後の教え ことば

最後の教え

〈現代語訳〉
「最後にひとこといわせてください。
天が命じる使命を知らなければ君子とはいえません。
礼というものの本質を知らなければ、真に独立した個人とは呼べません。
ことばというものを理解しなければ、
ほんとうに人間を理解することはできないのです

『一億三千万人のための『論語』教室』(高橋源一郎)

こちらが、『論語』の最後に書かれている教えです。


この教えにもあるように、
孔子センセイは、最後に”ことば”の重要性を残していったんですね。


当たり前のことかもしれませんが、
私たちの日常には言葉が溢れています

お客様とのやり取り、
社員同士のコミュニケーション。
そして、このUSEオープン社内報でも、
言葉を用いて皆さんと関わっています。


そう考えると、
自分の言葉を磨くのって、
実はめっちゃ大事なんじゃないかと思えてきませんか?


僕も、日々使っている言葉に気をつけていかなきゃなぁと、
改めて感じました。。。


皆さんは、どう感じましたか?

最後の教えまとめ



やっぱり最後の教えは重みが違うなぁと、
感動まで覚えた野﨑なのであります…。


孔子センセイ、
今までありがとうございました!!!



あとがき

3回にわたる連載企画、いかがだったでしょうか?

『論語』をテーマに書いたこともあり、
とっつきにくい記事だったという方もいらっしゃるかもしれません。


今回の記事で取り上げた、孔子センセイの教えは、
その弟子に向けたものであり、解釈は千差万別です。


僕は今回、記事に書いたように解釈しましたが、
読者の中には「もっと別の解釈だろ」と思った方もいるかもしれません。


僕はそれでいいと思うし、そうあるべきだとも思っています。


読者の皆様も、孔子センセイの教えを自分なりに解釈して、
日ごろの業務や生活に生かしてみてはいかがでしょうか?


今回はこんな感じで締めさせていただきます。


少しでもためになったとか、面白かったとかあれば、
スキとかコメントとかしてくださいね~


それではまた~✋

この記事が参加している募集

オープン社内報

最近の学び

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?