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『論語』を読んだらビジネスマン向けの教えが山ほどあった件(第1回 新入社員編)

皆さん、お久しぶりです。
法人第三の野﨑です。

太っていたころの野﨑(2018年9月)

前回の社員寮の記事が大好評(?)だったらしく、また記事の依頼がやってきました!


前回の記事はこちら👇


僕がUSEオープン社内報のレギュラーメンバーになる日も、そう遠くないのではないかと睨んでおります…。


ということで、今回も楽しく記事を書いていきます!



『論語』を読んだ。


僕、つい最近、『論語』を読破しました。




いきなり、何を言ってんだって感じですよね。すみません・・・。


「『論語』ってなんだ???」って思ったあなたは教養不足です。


『論語』ってのは、
なんかぁ~、中国の偉い人が昔に書いた、
え~っと、その、昔の偉い人はみんな読んだことのある、
まぁ、そのぉ~、とりあえず骨太で読み応えのある本です。


僕が教養不足でした・・・。



調べてみました。

『論語』ってのは、

① 孔子(昔の中国のすんごい偉い人)の言葉を弟子たちがまとめた本。
② 約2500年前に書かれた本。
③ 全部で約500個もの教えがまとめられている。

こんな感じの本らしいです。


とりあえず、
昔からある”世界的ベストセラー”とでも思っておけばいいんじゃないでしょうか(適当)



今回読んだ本の紹介

『論語』について、”お堅い本”という印象をお持ちの方もいると思います。

実をいうと、僕が読んだのは『論語』そのものではありません。


僕が読んだのはこっち。

『一億三千万人のための『論語』教室』(高橋源一郎)という本です。


いや~、この本が本当に面白かった。


何が良かったかと言うと、

堅くて難しい『論語』が、かなり現代語訳されていて読みやすい。

これに尽きると思います。



約500個もの教えから厳選

最初、この本を読み始めたのは完全にプライベートでの趣味だったのですが、読んでいて僕はこう思いました。

「この本に書いてあること、ビジネスにおいてもめっちゃ大事なんじゃね?」

ただ、この本の教えをもとに社内報を書くにしても、いかんせん約500個もの教えがあるわけでありまして、全部を書いてしまうと日が暮れてしまいます。(僕はそれでもいいんですケドね)

そこで今回は、①新入社員、②先輩・上司、そして③すべてのビジネスマンに、僕が読んでほしいと思う教えをそれぞれピックアップしました!

オープン社内報では、3回に分けて紹介していきます。

第1回 新入社員
第2回 先輩・上司
第3回 すべてのビジネスマン

第1回の今回は、新入社員編です。

新入社員の方々は配属されてまだ間もないということで、不安がたくさんあるのではないでしょうか?

その手助けになるかは分かりませんが、僕なりにまとめてみたので、
ぜひ、孔子センセイの教えをまったり味わってくださいね。


それでは始めます🔥



教え① 他人を見て学ぶ

教え①

〈現代語訳〉
賢い人間がいたら、ぜひ付き合って、よいところを吸収しなさい。
バカな人間だったら、やはりじっくり観察して、そうならないように気をつけなさい。
どんな人間だって、その人から学ぶことはできるんですよ」

『一億三千万人のための『論語』教室』(高橋源一郎)

早速ですけど、この〈現代語訳〉、めっちゃ読みやすくないですか?
これなら、あの『論語』も、とっつきやすそうじゃないですか?

この教えでは、
「賢い人がいたらよいところを吸収して、
賢くない人(本文中は”バカ”)がいたらそうならないようにしましょう。」

ってことが書いてあります。

どんな人からも学ぶべきことはあるってことなんですねぇ~。

ビジネスシーンではよく、
「メンター(自分の理想となる社員)を見つけて、その人に近づけるように。」的な考えがありますが、それに近い教えだなと思いました。

毎日が勉強の新入社員にはぴったりの教えだと思います。

教え①まとめ
(※ 孔子センセイの教えということで黒板風にまとめていきます。)



教え② 間違いに目を向ける

教え②

〈現代語訳〉
私たちは誰でもまちがいます。よく聞いてください、それは悪いことではないのです。
私たちは不完全な存在です。そして絶えずまちがえる。まちがえることによって、自分になにが足りないのかがわかるのです。
だが、過ちがあっても、それに気づかぬふりをする人がいます。その人間が大切にしているのは、かわいそうに小さな自分の自我なのです。それを守るために、彼はまちがいに気づかぬふりをするのです。真の過ちとは、そのことです。
もう一度いいます。過ちは大切です。過ちは、わたしたちを真理に連れてゆくパートナーなのです。どうか過ちに気づいてください。そして、気づいたら、自分を真理に向け直してください」

『一億三千万人のための『論語』教室』(高橋源一郎)

こちらの教えは、
「ミスは大切だから、それにしっかり向き合いましょう。」
的なことが書いてあります。


この教えの中で、僕が特に好きなのはココ!

過ちがあっても、それに気づかぬふりをする人がいます。その人間が大切にしているのは、かわいそうに小さな自分の自我なのです。

『一億三千万人のための『論語』教室』(高橋源一郎)

自分もミスをごまかしてしまうことがあるのですが、
それは結局、保身のためにやってることが多いんですよね・・・。

てか、それしかないのかも・・・。

2年目の僕にとっても、かなり心に響く教えでした。

教え②まとめ



教え③ 伝わる言葉を使う

教え③

〈現代語訳〉
ことばや文章は、相手にこちらのメッセージが伝われば、それで十分です。美しい文章、人を驚かせる文章を書く必要などありません

『一億三千万人のための『論語』教室』(高橋源一郎)

こちらはちょっと肩の荷が下りる教えです。

意味は本文そのまま、
「言葉は自分のメッセージが伝わればそれで十分。美しい文章や人を驚かせるような文章を書く必要はないですよ。」
てな感じです。

注意してほしいのは、
「美しい文章や人を驚かせるような文章を書かなくてもいい」のであって、
「無礼なメッセージを書いてもいい」ということではない
というところです。

敬意を伝えたいときには敬意の伝わる文章を書きましょうってことですね。


孔子センセイ、勉強になります!!!

教え③まとめ



教え④ 優れた人に近づいてみる

教え④

〈現代語訳〉
子夏名言集(続)。
「優れた思想家には際立った特徴がある。
遠くから見ると、近寄りがたいほど威厳がある。
けれども、実際に会ってみると、実におだやかで温かく、人当たりがいい
けれども、そのことばを読むと、真剣で切られるように厳しいのだ」

『一億三千万人のための『論語』教室』(高橋源一郎)

新入社員編、最後の教えです。

この教えは、孔子センセイではなく、その弟子の子夏という人の教えです。
『論語』は孔子センセイ以外の言葉も入っているんですね~。

この教えは、
「優れた人(本文中は”思想家”)には、近寄りがたい威厳がある。
しかし、話してみると穏やかで人当たりがいい。
でも、その人の言葉には厳しさがありますよ。」
といった内容です。


新入社員にとって、先輩や上司は少し近づきにくく話しかけづらい感じがあるかもしれません。

でも、話してみると意外に穏やか
でも、その発言には威厳があって、話す内容はかなりクリティカル

このようなケース、結構ある気がします。


もちろん、業務の妨げになるような絡みは禁物ですが、
まずは、あいさつや雑談から始めてみてもいいんじゃないでしょうか?


そういうことであってますよね?孔子センセイ!

教え④まとめ



まとめ

皆さん、孔子センセイの教え~新入社員編~、いかがだったでしょうか?

今回の内容を簡単にまとめます。

センセイの教えまとめ

新入社員編とは書きましたが、新入社員以外の方も生かせそうな教えも多かったのではないでしょうか?

今回の内容が、少しでも新入社員の方々の手助けになれば幸いです。


少しでもためになった、面白かったという方は、
是非、いいねしてくれると嬉しいです~


今回はこのへんで失礼いたします。


次回、『第2回 先輩・上司編』でお会いしましょう。


それでは~


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