ドイツ語:ゲーテ試験 B1単語帳(全1437単語)”働きながらB1に半年で合格した人”
1.ドイツ語の概要
ドイツ語は、言わずもがな主にヨーロッパで話されている言語で、意外とドイツ語を母語としている人々の数は非常に多くです。
以下ドイツ語を話す地域を国別で記載しますが、ドイツ語を母国語としている人々は全世界で約1億人います。
ドイツ: ドイツはもちろん、ドイツ語を母語とする最も大きな国です。2022年時点で約8,300万人の人々がドイツ語を母語としています。
オーストリア: オーストリアもドイツ語を公用語とし、約900万人がドイツ語を母語としています。また、オーストリアはドイツ語のアクセントがありますが、ミュンヘンなどの南ドイツと似たようなアクセントを持つようです。
スイス: スイスではドイツ語が主要な公用語の一つであり、約700万人がドイツ語を母語としています。また、オーストリアと同様、スイスでは地域によってドイツ語の方言やアクセントが異なります。ドイツ人でも聞き取れないほどスイスのドイツ語はアクセントが強く、スイス人は、スイスドイツ語と標準ドイツ語の両方を学校で学ぶようです。
ルクセンブルク: ルクセンブルクではドイツ語が公用語の一つであり、約60万人がドイツ語を母語としています。
その他の地域: ドイツ語は世界中のさまざまな国や地域で話されており、他にもベルギー、イタリアの南チロル地方、一部の東ヨーロッパ諸国などでもドイツ語を母語とする人々がいます。
2.ドイツ語を勉強するメリット
ドイツ語は非常に難しい言語であり、英語より難しい言語とヨーロッパでは言われているそうで、ドイツ語を母語にする人たちは英語をいとも簡単に学び、流ちょうに話してしまいます。(巷では、ドイツ語より簡単な英語を話せないと、こいつ大丈夫か?と思われるそうです)
英語を話す人たちが多いとは言えど、やはり彼らの母国語を勉強することで得られるメリットはたくさんあります。
経済的メリット: ドイツは世界有数の経済大国であり、多くの国際企業が本社や支社を置いています。そのため、ドイツ語を話せることは、ビジネスチャンスを広げるための大きなアドバンテージになります。最近は、GDPで日本を抜き世界3位に躍り出たことで、非常に話題になりました。特にフォルクスワーゲンやBMWなどの自動車産業、その他シーメンスなどの機械工業などの分野では、ドイツが重要な役割を果たします。
文化への理解: ドイツ語を学ぶことで、ドイツの豊かな文化や歴史に触れることができます。ドイツは文学、哲学、音楽、美術など多岐にわたる分野で世界的に有名です。文学巨匠ゲーテ、音楽ではベートーベンやモーツァルトなど、ドイツ語を理解することで、これらの分野により深く没頭することができます。
国際的なコミュニケーション: 先述の通り、ドイツ語はドイツだけでなく、オーストリア、スイス、一部の東ヨーロッパ諸国などで話されています。ドイツ語を話せることで、これらの国々とのコミュニケーションを円滑に行うことができます。ベルリンの壁で有名なベルリン、オクトーバーフェスで有名なミュンヘンなど、ヨーロッパではパリやロンドンだけでなく、ドイツ語圏内でもかなり観光地がたくさんあります。そういった観光地を訪れた際に、やはりドイツ語で話すとその国の人々や文化について理解が深まりますし、より豊かな旅の経験ができます。
3.ドイツ語の難易度
言語の難易度というのは、一概には言えず、母国語との関係性やバックグラウンド、その他外国語の習得レベルなどによっても異なってきます。
ただ、一般的には、日本人から見たドイツ語の難易度は、中程度から高い難易度とされています。以下にその理由をいくつか挙げてみます。
文法の複雑さ: ドイツ語の文法は日本語とは異なる点が多く、特に名詞の性別や格変化、動詞の活用などが挙げられます。英語は比較的ルールが少なく、名詞や動詞の変化もほぼないですが、英語を勉強した後にドイツ語を勉強すると、どれだけ英語が簡単だったかというのが身に染みてわかります笑
長い複合語: ドイツ語には複合語が多く存在し、これらは長く複雑な単語になることがあります。一度ある程度単語を学んでしまえば、それらの単語ををただくっつけるだけなので、慣れてきますが、最初はどこまでが一区切りなのか全然わかりません。。。例えば、Lebensmittelgeschäft (食料品店)は、Lebensmittel (食料品) + Geschäft (店)の複合語ですし、Hochgeschwindigkeitszug (高速列車)はHochgeschwindigkeit (高速) + Zug (列車)の複合語です。これは2つの単語をくっつけただけですが、これが3つも4つも永遠につなげられると、どれだけ長く、難解になってくるか容易に想像つくでしょう笑
発音とアクセント: ドイツ語の発音やアクセントについても、もちろん日本語とは異なる部分があります。特に摩擦音や喉音(喉から出る音)などの音を正確に発音することが求められます。うがいをするときのガラガラ声を発音しなければならないときが来ます。。。
4.ゲーテ試験とは
「ゲーテ試験」とは、外国人に対してドイツ語能力を測定するための試験のことを指します。正式名称は「Goethe-Zertifikat」といいます。
この試験はドイツ語を母国語としない人々がドイツ語能力を証明するために受験する試験であり、世界中で実施されています。
なお、ゲーテ試験は、ほかの外国語と同様、欧州共通語学習参照枠(CEFR)に基づいたレベルによって分かれています。
主なゲーテ試験の種類とそのレベルは以下の通りです:
A1 : 初級レベルの試験であり、基本的な日常会話や簡単な文章を理解できる能力を測定します。
A2 : 初級レベルの試験で、より広範な日常会話や基本的な文法の理解が求められます。
B1 : 中級レベルの試験で、日常生活や仕事での基本的なコミュニケーションが可能な能力を測定します。
B2 : 中級レベルの試験で、仕事やビジネスの状況でのドイツ語能力を測定します。
C1 : 上級レベルの試験で、高度なドイツ語能力と議論や論文の能力を測定します。
C2 : 最上級レベルの試験で、ドイツ語をほぼネイティブレベルで使いこなす能力を測定します。
ゲーテ試験はドイツ語学習者にとって重要な資格とされている。
なぜならドイツの大学に外国人が入学するためにはC1レベルが必要であり、またドイツ企業で働く場合は、企業によりますが、一般的にB2レベルが必要とされています。
それから、ドイツで永住権を取得する場合は基本的にはB1が必要であり、外国人がドイツ語圏で生活をするための必要最低限の語学力を測定してくれる試験です。
語学試験といっても、TOEICなどのインプット科目しか測定しない試験と一緒にしてはいけません。
英語でいうと、TOEFLやIELTSと同じような試験で、スピーキングとライティングも行わなければいけないのが非常に厄介な点です。
ただし、TOEFLやIELTSと異なり、ゲーテ試験はAcademicな内容が少ないため、人によっては勉強/対策しやすいかもしれません。
5.ゲーテ試験:B1単語帳
筆者はゲーテ試験B1に半年で合格しましたが、A1、A2レベルと徐々に勉強するレベルや覚える単語のレベルを上げながら勉強してきました。
そのため、各レベルで使用した教材や過去問、動画などからそれぞれのレベルに合う単語帳を独自でまとめていたため、是非これから短時間でゲーテ試験に合格したい人や単語をごりごり詰め込みたい人などのために、公開させていただきます。
B1のスピーキング対策、ライティング対策、リスニングやリーディングの勉強方法についても別途Noteにまとめますが、今回はB1単語帳編(全1437単語)です。
ドイツ語の勉強には、かなりお金をつぎ込んで学んだことから、一食のランチ分のお金を設定させていただきます。
ゲーテ試験に特化したドイツ語の単語帳はあまり販売されていないことから、是非みなさんのドイツ語勉強の一助になれば幸いです!
その他A1とA2の単語帳も出しています。いくつか重複する単語はあるかもしれませんが、基本的にはダブりはないため、是非次のレベルを目指している方や飛び級で一気に勉強されたい方は複数の単語帳を見てみてください!
また、こちらのマガジンをご購入いただくことで、ゲーテ試験A1、A2、B1の3つの単語帳セット(全2500単語)を単品を購入するよりお安くお買い求めいただけます。
ドイツ語の単語帳やスピーキング集、ライティング集も出しているので良かったらみてみてください!
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