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広告の超基本+広告添削 〜文章もグラフィックも「伝える」ことがベースという話

個別コンサルの広告添削部分以外は無料で読めます。(無料部分だけで4500字…)この記事は、中小企業であったりサロンオーナーで、広告を自力で作成されている方向け。

大企業から零細まで広義に広告ばっかり作ってたデザイナーが書いています。途中までグラフィック広告メインの話のつもりで書いていたのですが、基本的なことすぎて画像を使っていない広告文でも応用できそうなので、後からタイトル変えました。

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大きめなバナーやグラフィック広告なども、基本的には文章と同じく「伝える」ことがベースになります。
ただし、全てを文章にするのではなくて、"画像も"駆使して伝えることができる。それが、広告グラフィックの本質だと思います。

もちろん既に一定以上のブランドを確立しているのであればもっとイメージに振ったものだったり奇抜なものだったりしても良いのだけれども、今回想定している読者層は、中小企業の商品開発者・サロンオーナーなので、まずは基本を忠実にやってみましょう。

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【大前提】広告とは伝えること

広告とは「買ってください」「売っています」ということを触れ回るこてではなくて、その商品が「どう良いのか?」「使ったらどう生活が良くなるのか?」ということを見てくれた人に伝えて、提案することです。

これが大前提です。

最近ではよくストーリーなんてよく言われますが、買ってくれた人、サービスを利用してくれた人が主人公になれるような伝え方をしてはじめてお金を払ってもらえると、とらえるべきだと思います。

この「伝える」基本だけでおそらく本が一冊できあがりますが、ラッキーなことにnoteではそういった記事を既にあげていらっしゃる方がいるので、一旦はその方のご紹介からさせていただきたいと思います。

ひな姫さんが書かれた「note攻略法」というマガジンがあります。パッと見で小手先の数字の取り方ばかり書いているのでは?と思われている方もいらっしゃるかもしれませんが、ここに書かれていることの半分くらいは広告業や執筆業など「伝える」ことを生業にしている人が日頃、意識的・無意識的を問わずやっていることです。これから何かを伝えたいと思う方は、ご一読されてみてはいかがでしょうか。

またこのマガジンの記事はnote大学というサークルのたまごクラスで読める講義スレッドのなかに含まれていて、そちらの方が整理されているので、もしも広告やnoteの書き方はもちろん、「伝えること」に悩まれているならば、サークルに入られてみるのもいいと思います。

さて、その中から広告の本質もここにあるのではないかと思う記事をご紹介したいと思います。

広告のための表現として補足させていただきます。

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情報を分かりやすく伝える ▶︎商品概要
一般名詞にまだなっていない商品名は見る側にとって未知のものです。
ホチキスやエスカレーターはもともと商標ですが、このレベルならば説明は必要ありません。そこまでいかなくても子供からおじいちゃんまで知っているような大ヒット商品ならば必要ないかと思います。
でもあなたの商品はそこまでいかないから、この記事を読んでいらっしゃるんですよね?その商品が一言で言うとどんなジャンルのものなのかは必ず入れるべきです。

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文章を省略すると読者に届かない ▶︎商品説明
これは紙面の大きさにもよるのですが、できれば入れた方が良いと思います。なぜそれが効くのか?紙面がさけない場合は紙媒体なら裏側、webサイトならばリンク先や画像の外でいいと思います。
例えばあなたの商品が剣だとしましょう。見る側が知りたいのは「俺の剣、最強だから」みたいな小学生が言いそうな理由ではなくて、なぜ最強なのか?です。

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読者にメリットを届けよう! ▶︎ストーリーとキャッチコピー
この項目はものすごく重要です。もしあなたの広告がうまくいってないなと思うならば、ひな姫さんの「読者にメリットを届けよう!」の項目を3回読み直してください。これがベースにキャッチコピーになってくると思います。
そして実際にキャッチコピーを考えた上で、明日もう一度項目を3回読んでから再考してください。
そのあとに身近な人にこのコピーで商品を使いたくなるか聞いて回ってみてください。その商品をつかったら生活はどうかわるのか?そういった視点があってはじめて、商品購入に結びつきます。

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文章でも画像でも何かを売りたい場合は、これらを意識できているかできていないかで、かなりの差が生まれるかと思います。

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【超基本】画像の使い方

広告画像の使い方は大きく分けて2つだと思います。

●画像自体が説明になるもの
●現実ではないけど商品を使った理想的なイメージ図

画像自体が説明になるものの代表は、通信販売サイトにある商品画像です。まず1枚目に全体正面像。2枚目は使用方法が文章でわかりづらいものは説明的な写真だったりします。(最近は動画であげている場合もありますよね)

もう一つは、現実ではないけれどこうなりますよという理想的なイメージ図です。大手広告代理店を使うような企業であれば、こちらも併用していくわけですが、そういった画像を作るのに技術や準備がいるので後回しで良いのではないでしょうか。

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■説明的画像を極めるのは売り上げの第一歩
初心者は、まずは「画像自体が説明になる」という方を極めることをお勧めいたします。

商品画像も、撮り方によってかなりイメージが変わります。前にオークションサイトでよく買っていたのですが「上手に撮られている方の写真で選んで、下手な写真の同じものを買う」ということをやっていました。下手な写真には高値がつかないからです。商品画像の雰囲気が良いというだけでも、人がつける値段すら変わってくるので、商品画像を舐めてかかってはいけません。

今はスマートフォンの画質がかなり上がっているため、高価なカメラは必須ではないのですが(良いレンズで撮った写真にはかないませんが)、もしご自宅でとられるなら昼間の明るい時間に飛ばない程度の明るさに調整しながら、自然光の下で撮ることをお勧めします。

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「わかりやすい」を心がけること

▶︎パート分け

文章もグラフィックも同じ考え方ができるのですが、文章を書くときの基本として「ワンパラグラフ、ワンアイデア」というものがあります。1つの章につき1つの文意・情報という意味です。(随筆などの場合はこの限りではありません)
お気付きの方もいらっしゃるかもしれませんが、この記事の場合は見出しとその終わりの印として❋などを入れてパラグラフを明確にしています。

ワンパラグラフワンアイデア

広告グラフィックも1つのブロックに1つの情報です。1枚のデザインの中にいくつもの情報を入れたい場合は、ブロックに区切っていきます。そして、デザイン的工夫としてちょこっとはみ出る程度ならいいのですが、大きく出てしまった場合は、はみ出たブロックの情報と紛らわしくなってしまうため、1つの情報はその枠の中に収める必要があります。

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▶︎余計なものがないかよくチェックする

本や記事でも文脈とは関係のないものが突然飛び込んできたら困りますよね?大真面目に宇宙について小難しく書いてあるのに、突然ラーメンの具のこだわりがでてくるなどしたら「なんだこれ?」ってなりますよね。(大喜利みたいですが宇宙とラーメンの関係性が語られているのであればいいんです。あとこれも随筆や小説などは別です、広告や説明文の場合です)

特に画像を使った広告デザインの場合は、写真を使うことがあると思うのですが、関係ないものが大きく写り込んでいないかのよくチェックをしてください。これは背景がない方が良いという話ではないです。

例えば、ファッションに関する商品で、街並みのオシャレ感も含めて購買意欲をそそらせる目的がある!とかならば、背景も入れればいいんです。
ただ、宝石の商品広告なのに、背景がラーメン屋ではダメなのです。なぜならば、見ている人が混乱するからです。(意図してそういうイメージを作ることもなくもないのですが、初心者はやらない方が無難です。)

使おうとしている写真をよく見てイメージと関係がないものがないか、よくよくチェックしてみましょう。

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▶︎配置の基本については、
こちらの記事を是非ご覧ください。

かわちゃんさんのこちらの記事がとてもわかりやすくまとめられています。noteのアイキャッチについての話なのですが、広告制作の際にも、ブロックの中はこれを組み合わせて作成していきますので、是非参考にしてみてください。

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デザイナーに発注したようなかっこいいものではなくても、
上記のあたりのポイントをおさえていたら必要だと思う人は買いますし、サービスを受けます。私自身、「うーーーん画像センス悪っ」と思いつつも通販サイトで買ってしまうことってあります。

それは、かっこよさがなくても、広告として一番重要な「伝える」というところのポイントがおさえられているからに他なりません。
上記のようなことを正しく理解して鍛えておくことは、もうちょっと商売がうまくいって、デザインを外注するようになった際にも、何を伝えたいかということをまずデザイナーに正しく伝達できるので役立つと思います。

それに、世の中文言や内容まで考えてくれるデザイナーばっかりじゃないしね(笑)

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無料パートのまとめ

今回は「伝える」ことをメインに広告グラフィック制作についての話でした。

■【大前提】広告とは伝えること
広告とはその商品が「どう良いのか?」「使ったら生活がどう良くなるのか?」ということを見てくれた人に伝え提案すること。
ひな姫さんの記事をベースに広告のための表現を補足。
 ▶︎商品概要 ▶︎商品説明 ▶︎キャッチコピー

■【超基本】画像の使い方
初心者はまずは「画像自体が説明になる」という方を極める

■【基本】わかりやすいことを心がけること
▶︎パート分けの話
 ・ワンパラグラフワンアイデア、1ブロック1情報
▶︎余計なものがないかよくチェックする
 ・写真の場合は特に、商品と関係ないものが写っていないか確認
▶︎配置の基本
 ・かわちゃんさんの記事がわかりやすくまとめられてる

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有料パートの見どころは?

抗菌手袋2

有料部分では、上記の内容を踏まえた上での藤田さん作成の広告画像の添削と、実際に広告作成例を掲載。個別コンサル的な内容ですので、有料とさせていただいております。
具体的にどんなことを考えて作成しているかをより詳しく解説しています。デザイナーが考えるポイントを知りたい方はのみご購入ください。

なお作成のためのテクニック等は含まれません(探せばいくらでもネット上にも落ちているはずです)むしろ有料パートでも上記を踏まえた例を用いての考え方を掲載しております。

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有料パート目次
■辛口添削

 ▶︎足りない要素
 ▶︎つっこみたいところ
■添削1:キャッチコピーの考え方を実例を交えて
 ▶︎広告ターゲットは?
 ▶︎目指すべきストーリーとキャッチコピーは?
■添削2:わかりやすさの再考
 ▶︎パッケージについて
 ▶︎写真について
■藤田さんの広告、デザイナーならこう作る
 ▶︎実際に作成した画像
 ▶︎作成のポイント

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noteではイラスト中心にやっていきたいと思っているため、デザインはおまけ程度に考えていますが、どうしてもご相談等ある場合は、TwitterのDMからどうぞ。

Twitter▶︎ https://twitter.com/usausan333

A4ペラモノ片面(チラシやバナー作成)で、20,000円程度〜ご相談(内容によります)で通常受けておりますが、記事のネタにしても良い場合は、お安めに承ります。

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課金しようかな?と思っている方は、無料パートの内容を踏まえて私がどんなツッコミをいれたのか是非考えてみてください!

抗菌手袋3

有料パートへ続く!

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この記事のみ ¥ 980

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