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田中一光自伝 われらデザインの時代
2002年に亡くなった日本を代表するグラフィックデザイナーである田中一光の自伝。
無印良品の企業イメージや西武デパートの企業イメージ、Loftのロゴ作成をした人と言った方がピンと来る人が多いかもしれない。
自伝なので全体的に淡々と書かれているが、逆に変な考え方が入っていないので田中一光という人を知るには丁度良い一冊。
現在のグラフィックアートをする人は、少なからず影響を受けていると思うので、それ
キレる大人はなぜ増えた
著者の香山リカさんは元々友人から聞いていて気になっていました。
たまたま古本屋で見かけて、内容も個人的に気になっている事が書いてあったので手に取ってみました。
著書が沢山あるだけあって、文章が読みやすいです。
専門用語を出来るだけ使わず、具体例を挙げて説明してあります。
内容はタイトルの通り、なぜキレる大人が増えたのか?それについて精神科医として考えているのですが、基本的には病気では無く、育ち
アダルト・チルドレンと家族
精神科医である斉藤学氏の本で、氏は「アダルトチルドレン」という用語の名付け親でもある。
しかしアダルトチルドレンという用語が誤解されて利用されるようになり、氏はアダルトチルドレンという用語を使わなくなった。
機能不全家族で育ち、内向的トラウマを持っていると自覚する人には是非読んでもらいたい本であり、また、自分がそうで無いと思っていても、精神というものに興味が有る人は是非読んだほうが良いと思う。
陰翳礼讃 / 谷崎潤一郎
建築をやる者、デザインをやる者、照明をやる者…みながこの本を読まなければならないと言われている谷崎潤一郎の「陰翳礼讃」です。
日本独自が持つ「闇」について書かれたもので、日本古来から伝わる光、化粧、間、あらゆるものが闇を基本として成り立っていると。
それが「侘び寂」へと続いていく。
確かに建築をやる者として重要な事は色々書いてあります。
しかし本当に重要なのはその背後全体に流れる空気をいかに捕
磯崎新の「都庁」-戦後日本最大のコンペ- / 平松剛
現在新宿西口に建てられている東京都庁、設計者は日本建築界のドンである丹下健三であるが、それはコンペによって決定された。
この本では敗れた磯崎新の立場からのコンペ案決定までの状況や日本建築界の歴史、磯崎新の生い立ちなどをうまくミックスさせて書き上げている。
コンペが開催されたのが1985年、自分はこの時まだ中学生であり、建築に興味があってもコンペなどはその存在も知りませんでした。
学生になり、社会
ディテール新建築001/集合住宅
新建築からの季節増刊誌。
集合住宅に焦点を当て、その設計思考をディテール・構造設備との関連など具体的部分を通してインタビュー形式で掘り下げる内容となっている。
掲載されているのは
・乾久美子
・西沢立衛
・北典夫(KAJIMA DESIGN)
・千葉学
・谷内田章夫
・篠原聡子
・川辺直哉
・菊池宏
の8名(掲載順)
良く掲載されている基本設計時のコンセプトワークとか配置計画などの話しでは