Unknown Knowns
人は未知として生まれ
人は既知を知るほどに無知を知る
人は未知を本当に知らないのであろうか
人の既知とは無知ではない証明になるのだろうか
人は本当に無知なのであろうか
本当は全てを知った上で生まれ
知っていることを忘れているのではないだろうか
ただ思い出すことも忘れている仕組みのままに
忘れていることを忘れているのではないだろうか
そう思えてしかたのない事象をいくつか紹介したいと思っています
既知を思い出す必要はあるのだろうか
無知を知る必要とはなんなのであろうか
地球は本当に片隅にあるのだろうか
どこまでが自分でどこまでが世界と知ればいいのだろうか
世界は本当に未知のものなのであろうか
ただ哲学はいつも脳の中にあって
脳は常にここにあるようで此処にはなかった
人は考えるということを本当にできているのだろうか
思考こそが宇宙と剥離してしまう原因なのではなかろうか
ただ思い出すかのように思いついたように思い込んでしまっているだけではないだろうか
宇宙と私は別であろうか
私とはなんであろうか
脳の霧の公園を散歩する朝
霧の向こうの世界と知ったのはただの自分の影だったのではなかろうか
知とは思い出すことなのだろうか
はたまた思い出す必要もないのではなかろうか
既に知っているのだから
幼い頃からの違和感のような数々の感覚
生きていながらにしてのこの世界の認識との明らかなズレ
ほとんどのことを既に知っている感覚
この星に訪れて青い空にはじめて気がついた時
Unknown Knowns
“なにも知らないのに、なぜか知っている”
—— きっと誰でもそういう感覚があることでしょう
かつての少年のように
全てに謎解きのような世界の鍵を探し続けることが
最大の遊びであったように
ただ徒然と書き記していく
世界はそうしてできている
20210119
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