unizonb\海月

ふつーの日本人😵たのもー

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ふつーの日本人😵たのもー

マガジン

  • 額縁に飾られた

    散文の中に進む物語(不定期更新)

  • 大学生の思想

    一大学生の思ったことを書いてます。あくまで思想なのであしからず。ちなみに僕はたいそうな人間じゃないし、旧帝大みたいなすごい大学にいるわけではない、その辺の雑魚大学生です。それでも思うことくらいあるのでそれを書いてます。是非感想、意見をコメントしてください。そうすると僕も考えが深まります。もちろんあなたも

  • ショートショート

    掌編とも短編ともいえないやつ。大体千文字超えて、でもそんな長くないやつです。4000超えたら短編入れてるので、文字数はその間位です。

  • 短編小説

    これは短編小説を集めています。ちょくちょく更新するかもです。これ一個書くの大変だけど、結構頑張っているのでよく噛んでください。

  • 境目

    ある小説家と探偵の手紙を極秘に入手した。その手紙に書いてあったことは。。。(この物語はフィクションです。) *不定期更新

最近の記事

久しぶりに思うこと

最近はこのアカウントで活動していなくて、(まぁ活動と言っても自分以外に見ている人はいないけど)別のアカウントでいろいろやっています。 特にこのアカウントはいろんな創作みたいなことをやっていたけれど、今のやりたいことは少し違うところにあって、なかなか動けていません。 それでも僕はいいと思うし、やりたいように生きるというのは完全でなくとも、ある程度は必要なことなので。と言っても本当のところは、やるべきことが増えて、時間がないだけです。 これ以上書こうと思っても書けないのでこ

    • 出会いはいつも唐突に

      今日はあの人はいない。どうもお母さんが博多に来たようで、そっちの対応に忙しいみたいだ。私は同行しろと言われたのを拒否した。いや拒否せざるを得なかった。あのお母さんには敵わないから。 さて、さてさてさて、さての響きに敵う者がいないようにあのお母さんには誰も勝てない、息子を除いては。いや最初から眼中に入っていないだけなのかもしれない、ある意味において。 私はこの町を歩くことにした。数年前からとても変わったこの町は。 いや変わったのはどちらかというと私の方だ。順応した。それか

      • 本質的な色

        僕は博多の街を歩いている。特に理由はない。 この町には色があるような気がする。故郷の名古屋、家のある東京、そしてここ、博多。それぞれ色が違う。 名古屋は黄色、東京は白、博多は赤。ただの妄想だ。 日差しを高いビルが遮る、その下を歩く人間はみな同じ顔をしているようで、実際のところは同じ顔の人間などいない。人間において顔はさして重要ではないのだ。もっと内側に蠢く虫のようなものが人間の本質なのだ。 それを分かっていながら人間は顔を重要視する。そして性格も。しかしそんなものは表

        • 10年たって

          あれから10年たった。本来なら3月11日に書くような記事だが、自分はあの出来事を現実のものだと10年たっても呑み込めていない。それに多くの人のように感受性が高くないので、その出来事がただの地球の歴史の1ページであって、僕の歴史の1ページとして飲み込むことが出来なかった。 10年前。僕は九歳だった。まだ何が起きたかもよく分からなかった。自分は東北地方からは離れている場所に住んでいたので、被害どころか、揺れもほとんどなかった。それでもテレビでは凄惨な光景が一日中流れていた。

        久しぶりに思うこと

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        • 額縁に飾られた
          6本
        • 大学生の思想
          11本
        • ショートショート
          5本
        • 短編小説
          2本
        • 境目
          2本
        • 掌編小説
          11本

        記事

          なんか違和感

          最近じゃなくとも、日々いろんな事件が世界中で起こっている。それは僕にも分かるし、いろんなニュース、新聞、その他諸々のメディアでそれは自分たちの耳に届く 最近だと地球の裏側の事件までほぼ同じタイミングで情報が手に入るというから驚きだ。(昔の人からしたらね) しかもSNSの発達によって、個々の事件に対して各々の意見、主義主張、感想などなどが公の発言として発信できるし、見知らぬ人と議論することが出来る。 それ自体は別に何も悪い事じゃない。ただ違和感があるような気がする。 例

          なんか違和感

          叫ぶ男

          「お前たちは何を望む?」男は叫んでいた。群集は皆頭上にクエスチョンマークを携えたまま、ただ波のように揺れるだけだった。 男はもう一度叫んだ。「お前たちは何を望む?」しかし群集は何も変わらない。波のように揺れている。 そして男はもう一度叫んだ。「お前たちは何を望む?」 すると今度は群集はまるで一つの大きな渦のように、一斉に笑い出した。それは地表が震えるほどの轟音を持っていた。 暫くの間、この地響きは続いていたが数分後にはこれも収まった。男と言えば顔を真っ赤にしながらも、何

          背中の存在すらも疑う人間

          「それほんと?聞いたことなーい」 「見たことないしなー」 これは至る所で聞ける。居酒屋でも、家庭でも、学校でも、道端でも。 僕は教職課程を受けているので(教師になるかならないかは決めてはいないが)、一応教育の情報は入ってくる。そんな中僕が聞いた話の一つに「教育格差」というものがある。 この「教育格差」の根本的な問題になるのが「貧困」である。 現代の日本は7人に1人の子どもが貧困状態にある。そして一人親家族の貧困率は50.8%にも上るそうだ。しかしどうだろうその貧困を身

          背中の存在すらも疑う人間

          続けたい 続かない 続けよう!

          実はこのノートを日記のようにして、新年あけたら書こう!毎日更新だ!と思っていました。その前座として大晦日にはなんか変な奴を挙げました。 しかしどうでしょう。ごらんのとおり新年1月1日すら上げない体たらく。 そもそも今思ってみれば、そんな毎日書くようなことがあるかと聞かれれば、ないというのが正解なので、はなから破綻していたようなものでしたが。 それにノート初めたての時は毎日あげていたのにふとした時から1カ月以上もあげていなかったり、なんのやる気も起きないからほったらかしの事

          続けたい 続かない 続けよう!

          久しぶり

          先日、久しぶりに人と会話した。僕はバイトもしているし、大学生だから、広義の意味での会話は少なくない。ただ、バイトでは業務外の話はしないし、大学ではいつも一人だ。だから人と話す機会はほとんどない。家族ともほとんど話さない。父親は寡黙な人で、母親も特に会話を僕にしようとは思っていないみたいだ。僕も求めていない。だから実際に人と会って話すのはとても久しぶりだった。 その友達は中学からの友達で、ずっとサッカーのチームが一緒だった。今でも付き合いのある数少ない人の内の一人だ。 その

          一日

          ジリリリリ… 少しうるさい。まるで汽笛みたいだ。この列車はいつになったら終着駅に着くんだ。何はともあれ、始発列車には乗らなければ。じゃないと。じゃないと?どうなるっていうんだ?… 疑問を持っちゃいけない。疑問を持っちゃいけない。疑問を持っちゃいけない。人生に意味なんて特にない。とにかく針に糸を通すように、始発列車に乗らなければ。もし乗り遅れれば、僕が自由の風に乗りこなすことは出来ない。自由を乗りこなすためには不自由を許諾しなければならない。ちょっとしたパラドックス。何、神様

          We are

          朝、朝、朝。夜から太陽が昇ると朝。 We are、私達、我々、複数形。 単数形が二つ、これが正解。なのに世間の人はそうは捉えない。 1+1=2、いつの時代も変わらない事。1+1は田んぼの田?まさか。 1+1=2、変わらない事 でも1は? 1はどこに行ったの?どの時代も誰も答えてくれない。リーマンもアインシュタインも、ベートーヴェンも。そして学校の先生も。 私達(=2)は最終調整をしていた。リハーサルだ。長期記憶に向けての。 「招待状は送った?」彼は私に聞いた。 

          可愛そうな星

          夜、ネオンが灯る夜。「夜景は誰かの頑張りでできている」そんな言葉がよく似合う夜。僕はホテルの窓から”夜景”を見ていた。きっと灯りが出来る前の夜景とはこんな夜景ではなく、ヨダカの目指したあの美しい星々の煌めく夜空の灯りが照らす夜景なのか。ヨダカは今でも煌めいているんだろうか。きっと後数億年は美しく煌めくのであろう。でもその後は?星の死後はブラックホールになる。理科の教科書のコラムに書いてある。端っこで誰も読みもしないコラムに。ブラックホールになってその後は?きっとまた甲虫でも吸

          可愛そうな星

          境目 第2章 探偵の疑問

          7月〇日 市内某所で殺人事件が発生しました。犯人はいまだ見つかっておらず,,, 拝啓 親愛なる,,, この自粛により我々は鬱屈な生活を余儀無くされている。冷気が漂っていた気温も生物達の起床が終わり、日差しが我々に牙を向く季節を感じさせられる。我々は日陰者のような生活を送る。この生活は休憩をしているようでストレッサーとしての役割を果たしているのだ。 灯りは我々に光を与えるのだが、同時に網膜に対して刺激を与える。この耐性には個人差が存在し、耐性が弱ければ光敏感性発作を引き起

          境目 第2章 探偵の疑問

          境目 一章 魂の悪戯

          魂の悪戯 拝啓 名探偵様 白く染まった空、いや積乱雲に毒されたといった方が正しいだろうか。 今にも雨が降り出しそうかといえば、そうゆうわけではなさそうなので、外に出るということだけを見れば非常に外出日和という言葉を使いたいのだが、そんなことを気軽に言えるような情勢でもなさそうなので、やはり積乱雲に毒されているという使い方は正しいだろう。家に籠るというのはなぜか自分の世界というものに浸かってしまい、テレビの情報、SNS、そして窓から見える世界すらこの世のものではないかのよう

          境目 一章 魂の悪戯

          少し奇妙な話

          こんにちは海月です。今日は年末と言うことで少し奇妙な話をしましょう。 ある所に所謂「出る」と言われる魔のカーブがあります。 心霊スポットとしては知名度は有りませんが、巷では名を馳せる。そんな場所です。 何故その場所は心霊スポットと呼ばれるのか、それは一重に事故が多すぎる。そして事故のその全てが死亡事故だったのです。これはとても恐ろしい事です。 直近で起きた事故と言えば、あの大学生3人組でしょう。彼らの言い分としては子どもが飛び出してきたそうですよ。しかしその子どもは無事

          少し奇妙な話

          人の世界

          都会の喧騒というのはあながち間違っていない。そもそも密集というのはそれだけで音の群れを作る。だから別に喧騒は都会の専売特許ではないだろう。アマゾンのあの静けさに漏れる吐息も田舎の閑静に響く機械達の音も一種の喧騒だ。この世に本当の静寂なんてない。どこに行っても音は自分たちを放っておいてはくれない。 「この世界に一番多い生物は何だと思う?」藤君は開口一番そう尋ねた。 私は特に考えもせず、「ゴキブリとかでしょ?ゴキブリって一匹見たら100匹見るっていうし。」 「確かにね。でも違