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コーヒーの嬉しい美容効果


オーシャンリッチコラムを読みに来てくださってありがとうございます。
一気に肌寒くなり、温かい飲み物が美味しい季節になってきましたね。
また、冷えや乾燥などが気になる季節でもあります。
今回はそんな季節にぴったりなコーヒーの美容効果についてご紹介します。

コーヒーに含まれる成分

みなさんはコーヒーに含まれる成分といえば何を思い浮かべますか?
コーヒーと聞くと「カフェイン」を思い浮かべる方が多いかと思いますが、コーヒーには「クロロゲン酸」というポリフェノールの一種も豊富に含まれています。
実は、カフェインよりもポリフェノールの方がコーヒーに多く含まれているんですよ。

ポリフェノールとは?

ポリフェノールは植物が光合成を行うときにできる物質の総称で、植物の苦味や色素の元になっています。野菜や果物に多く含まれ、ポリフェノールは8000種類以上あると言われています。
先ほどご紹介したコーヒーに含まれているクロロゲン酸の他にも、緑茶のカテキンや赤ワインのアントシアニンもポリフェノールの一種です。
何となく聞き覚えのある方も多いのではないでしょうか。

ポリフェノールの効果

ポリフェノールは種類によって様々な効果を持っていますが、代表的な効果に身体に有害な活性酸素を取り除く「抗酸化作用」があります。
活性酸素は体内の脂質を酸化させ、過酸化脂質と呼ばれる物質に変えることで、免疫機能の低下や老化を引き起こします。
また、皮膚の脂質を酸化させてシミやしわの原因を作ることもあります。
そんな活性酸素ですが、ポリフェノールの抗酸化作用を利用することで取り除くことができ、動脈硬化の予防や、シミやしわを抑制する美肌効果などが期待できると言われています。


日本人が最もポリフェノールを摂取している食品はコーヒー

ポリフェノールの含有量の多い食品として、「ワイン」「コーヒー」「緑茶」が挙げられます。
コーヒーは赤ワインに次いでポリフェノールの含有量が多く、緑茶の2倍も含まれているんです。

ポリフェノールの含有量は赤ワインが一番多いですが、日本人のポリフェノール摂取源としてはコーヒーが一番多いそうです。

なぜコーヒーにたくさんポリフェノールが含まれているかというと、コーヒーが育つ環境が関係しています。
コーヒーは赤道近くの「コーヒーベルト」 と呼ばれる地域で生産されています。
暑くて紫外線量の強い赤道付近で育つコーヒーは、種や葉にポリフェノールを蓄え、酸化ダメージから身を守っているのです。


クロロゲン酸の美容効果

コーヒーに含まれるポリフェノールのクロロゲン酸は、コーヒー豆から初めて見つかった物質です。
主にコーヒー豆に多く含まれている成分ですが、じゃがいも等にも含まれています。

クロロゲン酸には主に以下のような美容効果があると言われています。

・抗酸化作用
 シミの抑制、シワやたるみなどの肌の老化防止

・殺菌作用
 肌荒れなどのトラブル改善

・皮膚温や血流の回復を早める作用
 冷えによる血流の低下を改善

抗酸化作用の他にも皮膚温や血流の回復を早める作用があるので、この肌寒い季節には嬉しい美容効果ですね。
他にも脂肪の吸収抑制や肝機能の向上効果もあると言われており、健康面でも効果があります。
クロロゲン酸を抽出した美容やダイエット向けサプリメントが販売されているほど注目されている成分なんです。


美容効果を高めるおすすめの飲み方

クロロゲン酸はコーヒー生豆の状態が一番多く含んでおり、焙煎して熱を加えることで含有量が低くなっていきます。
焙煎すればするほど量は減ってしまうので、美味しく効率よく摂取するなら中煎りがおすすめです。
中煎りコーヒーは酸味・苦味のバランスが良いコーヒーです。中煎りで飲むのであれば、ブレンドのベースでもよく使われるバランスの良いコロンビア産のものはいかがでしょうか。
また、インスタントコーヒーよりもドリップしたコーヒーの方がクロロゲン酸が多く含まれています。

ポリフェノールはコーヒー1杯(140ml)に約280mg含まれています。
ポリフェノールの摂取量は1日あたり1000~1500mgが望ましいとされていますが、コーヒーに含まれるカフェインの影響も考慮して1日3~4杯くらいがおすすめです。

普段何気なく飲んでいるコーヒーも、飲み方を意識することで美容効果を高めることができます。
みなさんもぜひ試してみてはいかがでしょうか。


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