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社会的臨死と思うこと
あ、と言う間もなく2年以上が経ち、大学院の頃の記憶の色が抜けようとしている。
1年間の放浪の末、どこかの小さい会社に就職し、事務として生きている現実をあの頃は考えもしなかっただろう。
その間、アルバイトで働いていた雑貨屋が倒産し、それも事前連絡もない唐突な倒れ方だったので後始末が大変だった。
あの時、一緒に働いていたSさんは元気だろうか。猫を具現化したような人で、愛想があるように見えるのに深
院生から社会的自殺者へ
なんというタイトルだろう。
久々にnoteを開き、保存されていた下書きを開くと数ヶ月前のわたしの回想がそのまま記録されていた。
以下、わたしの回想が続く。
春すっかり去って、梅雨へ。爽やかとは言いがたい肌に張り付くようなこの空気に、思いを巡らせる。
昨年度修士課程を卒業してから、結局18年間学び続けたことに唖然とした。
その膨大な時間の流れのなかでは、義務教育が消え、教科書が消え、クラス