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ときどき犬を吸う人

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最近の記事

社会的臨死と思うこと

あ、と言う間もなく2年以上が経ち、大学院の頃の記憶の色が抜けようとしている。 1年間の放浪の末、どこかの小さい会社に就職し、事務として生きている現実をあの頃は考えもしなかっただろう。 その間、アルバイトで働いていた雑貨屋が倒産し、それも事前連絡もない唐突な倒れ方だったので後始末が大変だった。 あの時、一緒に働いていたSさんは元気だろうか。猫を具現化したような人で、愛想があるように見えるのに深入りさせない冷たさもあった。 まさか自分が結婚するとは思わなかったと自分で笑い

    • 院生から社会的自殺者へ

      なんというタイトルだろう。 久々にnoteを開き、保存されていた下書きを開くと数ヶ月前のわたしの回想がそのまま記録されていた。 以下、わたしの回想が続く。 春すっかり去って、梅雨へ。爽やかとは言いがたい肌に張り付くようなこの空気に、思いを巡らせる。 昨年度修士課程を卒業してから、結局18年間学び続けたことに唖然とした。 その膨大な時間の流れのなかでは、義務教育が消え、教科書が消え、クラスが消え、さいごの2年間は生身ひとつだけだった。 ひとりになって、じぶんの空っぽ

      • 崖っぷち文系院生、ついに全ての課程を終える。

        写真は以前に豊島に行ったときのもので、Instagramにアップしたら韓国人のともだちに怖いと言われました。 さて、ついに修士課程の全てを終えました。後は、学位の授与決定だけ。 思い起こせば、構想発表にはじまり、中間発表、論文提出、論文発表、口頭試問と長かった。真綿で首を絞められるとはこのことですね。 正直つらかった。 途中、以前から調子の悪かったメンタルヘルスを崩し人生初の心療内科を受診することになり、体調も崩し入院するはめにもなりました。 メンタルヘルスを崩した

        • 発表会後のらーめん

          崖っぷち文系院生、修士論文発表会をむかえました。残すところは、口頭試問のみです。 学校のゆるさ加減に、修士課程は終わると思っているのは実は幻想なのかと思い始めています。 発表会終わりの絶望のさなか、バンドマン(彼氏)に電話し、ラーメンを食べてきました。トッピングの海老めちゃ美味しかった。 ちなみに彼氏とご飯を食べるとき、基本じぶんの分は払うスタイルです。 なお、昨年のクリスマスのプレゼントはまだ貰っていません。彼氏の仕事が繁忙期だったから選ぶ時間がなかったからだそうで

        社会的臨死と思うこと

          崖っぷち文系院生、日々のことを徒然なるままに。

          「つれづれなるままに、日くらし硯にむかひて、心にうつりゆくよしなし事を、そこはかとなく書きつくれば、あやしうこそものぐるほしけれ。」 残念ながら専門は現代文学でして、古典は受験で勉強したくらいです。 唐突ですがついに修士論文(40,000字以上)提出し、残すところ発表会と口頭試問です。全然用意してねぇよ。それどころか、口頭試問の日程もまだ未定だよ。 なにせ修了したとて次につながるものがない。ええ、就職口を探さないけんのです。どうしてそういう事になったのか、また追々。

          崖っぷち文系院生、日々のことを徒然なるままに。