見出し画像

シチリア島名物のスイーツ、カノーリを求めて!

シチリア島発祥のスイーツ、カノーリ(カンノーリ)。英語の発音だとカノーリに近いので私はカノーリと読んでいますが、日本語を調べてみるとカノーリとカンノーリの両方が使われているようです。更に複数形と単数形の両方が日本で使われているようでもっとパターンがありややこしいです。


シチリア島発祥のカノーリとは

カノーリはシチリア島発祥のスイーツ。今では通年食されていますが、元々は謝肉祭(カーニバル)のお祝いとして食べられていたそう。

カノーリは、小麦粉ベースの生地を薄くのばし、正方形に切ってから筒状にして揚げ、その筒状の中に甘くしたリコッタ・チーズベースのクリームを詰めたもの。クリームを詰めると筒が水分を吸収することから、その場でクリームを詰めてくれるところのほうが、筒のパリパリ感が楽しめて良いそう。

シチリア島の町を歩いていると時折巨大なカノーリの模型を見かけました。

アメリカはイタリア人の人口が多く、カノーリは色々なところで食べれるので、アメリカに住んでいたときに何度か食べたことがあります。ただ、やっぱり本場シチリア島で試してみたい!ということで今回2箇所で食べてみました。

パレルモのCappello

イタリアの新聞記事で、カノーリのランキングサイトがあったので、パレルモではそこに掲載されていたお店に行ってきました。

 Cappelloというお店で、パレルモ市内に2店舗あるうちの本店の方へ。結構廃れたエリアにありどうなんだろうと思いましたが、周辺の雰囲気に反して今どきのセンスあるお店でした。

ズラリと並ぶケーキの数々。

美味しそうです。

カノーリはなんとラスト1こ!

マジパンのお菓子がキュート。

カノーリだけ買うはずが色々買ってしまいました。このクラッシックな包み方が歴史あるお店という感じです。1940年創業だそう。

キッチン付きのアパートだったので夕食を作り食後に食べることにしました。夕食はニョッキに大好きなルッコラをドサッと添えて。

パートナーはティラミス。

私はピスタチオのケーキとカノーリ。ピスタチオケーキは翌日食べましたが、まあ普通でした。カノーリはミニサイズで丁度良い大きさで、筒もザクザクで美味しかったです。クリームはシンプルで特にデコレーションもなし。少し甘めですがこれも美味。

タオルミーナのLa Pignolata Guinness

パレルモでは小さいのを一つだけしか食べなかったのでもう一つぐらい最後に食べたいなと思い、シチリア島で最後に訪れたタオルミーナでカノーリを売るお店をグーグルマップで探してみました。

迷いましたが、La Pignolata Guinnessというカノーリの専門店へ。

専門店だけあって種類が沢山ありました。

筒も普通のものとチョコレートとピスタチオチョコでコーティングされているものの3種類。

過去に巨大なカノーリを作ってギネス記録を達成したことがあるらしいです。

ギネスの証書も飾られています。

タオルミーナと書かれた包装紙に包んでくれました。

2〜3時間くらいしか持たないということだったのですが、お店の席は炎天下。近所の公園の木陰で食べることに。

中身はスタンダード、ピスタチオクリーム、ココナッツの3種類。筒もスタンダード、チョコレート、ピスタチオチョコを試しました。全てミニサイズです。

筒のチョコレートコーティングは存在感が薄く、シンプルな筒で十分かなという感じでした。フィリングはピスタチオクリームが特に美味しかったです。ただ、さすがに3つ一気に食べると結構甘いです!

欧米のスイーツは甘すぎることが多く苦手なので、どちらのお店もミニサイズがあったのが良かったです。個人的にはトラディショナルなリコッタクリームよりもピスタチオクリームのほうが好みでした。色々な種類が試せると楽しいです。

次回はゴッドファーザーのロケ地にもなったタオルミーナの駅から、イタリア本土へ向かいます。


この記事が参加している募集

至福のスイーツ

ご当地グルメ

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?