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数億年の記憶、そして未来 ーラーメン食いてぇ!ー
あぁ~、ラーメン食いてぇ!!!!
この映画を観てラーメンを食べたくならないはずがない。
人生の伴侶を失い開店休業状態のラーメン屋。店主の『紅 烈土』には孫がいる。その孫『茉莉絵』は親友を傷つけ、自分も傷つけられて自殺を図った。冒頭から今が一番真っ暗という感じのスタートだ。
『茉莉絵』は一命を取り留めても心は死にかけていた。
そこで、『烈土』が慌てて病院に持ち込んだのがラーメンスープ。『茉莉絵』は
星のおじ様 ーニシノユキヒコの恋と冒険ー
『ニシノユキヒコの恋と冒険』を観終わったとき、『星の王子様』を思い出した。
冒頭から空と鷹の映像が長く続き、この映画は好き嫌いが分かれそうな作品だと率直に思った。
作品の放映自体は2014年だから、今よりも少しだけ時間の流れがゆっくりだったように思う。
2024年の今、颯爽と吹く風のように物語の展開が早く、飽きさせないスピード感が主流となっているからか、本作の緩やかな、ジワリと来る展開を面白みが
今の推し ー好きを大事にすることにしたー
私は映画と海外ドラマの鑑賞が好きだけれど、国内ドラマはあまり観ない。
視聴するとしても大体が一気見ばかりなので、毎週放送されるものを追いかける事はまず無い。
その中でも唯一毎週見ていたのが『昨日何食べた』だった。
30分と短めでちょっとした合間に観られるし、食べる事、何かを作り上げる事が好きな私にとって、『料理を作って食べる』と『シロさんとケンジの日常』、『二人のライフステージ』が丁寧に描かれてい
贖罪と名声 ーTAR-
YouTubeで『Actors on Actors』を観るまで単なる名声に固執した人だと思っていた。
男性優位社会に男性のように生きる。男性になる事に固執し、男性が得られる名声や特権に固執しているだけだと思っていた。
映画には描かれていないが、主人公『ター』の両親は聾啞者だった。
また、『ター』は絶対音感を持ち、両親に罪悪感を抱いて生きてきた。
YouTubeでは、そう語られていた。
『ター』は
生かされるということ ー容疑者Xの献身ー
死にたいと、死んでしまいたいと思ったことがあった。
何なら、包丁を片手に6畳間をうろついたり、スーパーのビニール袋を頭から被ったこともある。意識がなくなる前に止めてしまったけれど。
風呂のお湯に限界まで身体を沈めるのと同じかもしれない。
それでも私はロープを手に掛けるほど追い詰められていなかったと思う。
『石神』は数学の天才だけれど、この世界のありふれた一員だ。
数学が好きだけれど、親の介護をし
誰がための人生か ーユンヒへー
私にも当てはまる。
自分のためではない人生。
家族のために選んだ人生。
結局選ばなかったのだ。
結局は選ぶ勇気がなかったのだ。
私は結婚もしていないし子供もいない。
それは、自分が好きな人とは法律上の誓約である結婚ができないからで、
自分が望む人との間に子供を作ることが出来ないからだ。
私は愛する人との法律上の繋がり、そして血の繋がりが欲しかった。
どうしようもない憧れは消えることはない。
でも、