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挑戦的なパフェ


おうちで、見て、食べる、パフェ」。

第29回目として、紹介したいのは、

CHOCOLATIER PALET D'OR(ショコラティエ パレドオール)」さんである。



「パレドオール」さんについては、

これまでも、

「おうちで、見て、食べる、パフェ

第10・23回目の2回に分けて記事を書いてきた。


ぜひ、こちらこちらの投稿も参考にして欲しい。


さて、パレドオールさんは、

ショコラティエということもあって、

「チョコレート」にこだわったパフェを提供している。


しかし、それだけでない。

「パフェ」に対する想いも大変強く、

あらゆる挑戦をし続けてきた。


今回は画期的な、2つのパフェを紹介しよう。




まずは、「春いちごのパフェ」。


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トップを飾る円形のチョコレートが目を引くが、

最も画期的なのは、

グラスの中心部が薄いチョコレートで

セパレートされていることだ。


左右で色が違うことがわかるだろう。


右はチョコレートパフェ、

左はいちごパフェになっているのだ!


おもしろすぎて、興奮する。


どのように、攻めていくか、

わくわくが止まらない。



さて、トップに戻ろう。

3種類のアイスクリームが贅沢に使用されている。

練乳苺、ビターチョコレート、赤ワインとベリーのソルベだ。

甘さ、苦さ、爽やかさ、三拍子揃っている。

バランスがいい。


生イチゴやアーモンド、ピスタチオ、

といったアクセントも効いている。


言わずもがな、ショコラのおいしさは格別だ。

いよいよ、セパレート部分に移る。


いちごパフェとチョコレートパフェ。


それぞれにアイスやコンポート、ホワイトチョコクリーム、

乾き物のクランチなど、たくさんの要素で構成されている。

ここは、混ぜながら一体感を楽しむ。


チョコレートパフェを食べながら、

いちごパフェに浮気して、

また戻ってを繰り返し・・・


なんだか、自分が罪な人間に思えてくる。

だが、これがたまらなく楽しい。

スリルを味わう気持ちだろうか。


チョコレートを存分に使っているところは、

さすが、ショコラティエ。


一方で、季節の果物を使っていて、

さいごまで飽きさせない。


たのしさ満載スリル満点のパフェだった。


十人十色の食べ方がある、

画期的で挑戦的なパフェだ。





つぎに、「パフェ インスピレーション インディア」。

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まあ、見た目がすごい。

トップはなにかといえば、

「蓮の花」をデザインしているという。


このパフェは、

名前や「蓮の花」というキーワードにあるように、

「インド」から着想を得た、

南アジアの薫り豊かなパフェなのである。



「蓮の花」の正体はホワイトチョコレートだ。


美しい。


もはや、飴細工ならぬ、ショコラ細工だ。

中にはマンゴーのソルベが入っている。


それを支えるのはラッシーのソルベとチャイのアイス。

すさまじいバランス感覚だ。

もたもたしているとすぐに崩れてしまう。


食べ方は千差万別だと思うが、

わたしは、「蓮の花」を先に食べてしまうのではなく、

一旦、お皿に避難させ、

グラス内の構成を見ながら、

共に味わうことにした。


ひんやりとしたソルベの下は、

スパイスのジュレやスパイシーなナッツ、

ココナッツライム風味のホワイトチョコクリームなど

かなりエキゾチックな味わいが広がる。


これがすごく新鮮でおいしい。


時々、お皿に移した「蓮の花」と

共に食べあわせるのも楽しい。


下層部には、ラッシーのソルベ、

そしてフレッシュマンゴーで爽やかに締めてくれる。



「インド」特有のエキゾチックな味わいを

ショコラティエでパフェとして提供するという姿勢が

挑戦的で新しい試みだと感じた。

そして、それが大成功している。


これほどに、スパイシーで刺激的な味が

香り豊かなショコラと溶け合い、

爽やかなうまみへの革命を起こしてくれるとは

思いも寄らなかった。






つくづく感じる。

パフェの可能性は無限大。

だから、パフェはたのしい、と。














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