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8/10 騎士団長殺し、読破(クソデブ牛歩) 23歳夜勤フリーターの日記

 久しぶりのnoteになります。自分では半年くらい更新していないつもりだったけど確認したら1か月と少ししか経ってませんでした。時間の感覚が狂っておる。

 最近雑談訓練の動画を撮りYouTubeに挙げており、それがこの日記の役割を担っているため更新する必要性を感じなくなりサボっていたのだが、騎士団長殺しの感想を書くとなると文字媒体がやりやすいのかなと思い、こうしてやっている。

やっと読み終えたな、たま~に家でまとまった量を読む以外は勤務中の隙間に生まれる暇な時間に、お客様の来店に時折邪魔されながらちまちまとページをめくっていたわけだがこんなに日数を要するとは思わなかった。500ページ程度の上下巻というボリュームを差し引いても読書スピードが遅すぎる。というか読書に臨む頻度が少なすぎる、モチベーションのばらつきがえげつない。具体的に読了まで何日かかったのか把握してないので確認する。

https://note.com/umigame_game/n/n8596e80bcf6cあった。

気色悪い文体で騎士団長殺しの購入報告をしている日記を発見(5/5)。
口調がキショすぎて思わず顔が引き攣ってしまったのは置いておいて(多分寝付けなくて情緒が壊れてたのだと思う、しょうがない)3か月もかかってることに驚愕。パンピーなら何かしらキャリア形成に有利な資格の1つや2つGETできるレベルの時間が経っている…!でもこういうことであまり自責的な方向で深く考えても何の意味もないことを俺は知っている、確実にわずかながらだが歩みを進めている事実だけをみて前を向くのであった。

この作品はおそらく純文学に分類されるのだろう、こういうタイプの本を読むのは初めてなので面白かったか面白くなかったのか正直自分でも分からない。でも読んでいる間特にストレスもなかったし情景を浮かべながらツルツルと読み進められたのは確か。これって面白かったって事なんだろうか、わからん。つまらなくはなかったです。

ぶっちゃけ主人公の画家である「私」がセクースしまくっているなあという感想を抱いた記憶が大半を占めている。嫁に別れを告げられ放浪の旅をしている最中であった素性の知れぬ女性と出会ってわりとすぐにセクース、傷心のなか友人の紹介で山奥の一軒家に根を降ろし山を降りたところにある絵画教室で生計を立てながらそこの生徒である50手前くらいの人妻(「私」もそんくらいの年齢)と自宅でセクース(この人妻と特にセクースしまくっていた、なんならエロイプみたいなこともしていて笑った)。友人によると純文学って大抵こんな感じって聞いたんですがそうなんですか?

あとは自分の身に起きたあらゆる物事は、あくまで自分事である限りは自分の思いたいように解釈すればいい、あるいはしても問題ないというようなメッセージを受け取ったくらいだろうか。現実ではありえない事(イデアの具体化とかメタファー通路とか)が起きたり、別に関係なさそうな些細な出来事を「私」がなにか運命的だったり自分にとって重大な変化であるように過大評価し、自分が抱える問題と結びつけてそれが真実だと信じて疑わないシーンが多々あって、それは上記のようなメッセージ性があるのかなあなどと感じた。(小並感)もっと拾えるものがあるんだろうけど、今の自分にはこれが精いっぱいです。

それはそれとして、物語としても面白かったな。妻に理不尽にも突き放された画家と、自分の娘かもしれない少女を観察するためにわざわざ近所に引っ越しては軍事利用されるくらい高精度な望遠鏡でその女の子の家を除く資産家と、観察されている少女とが不思議な交わりを持ちながらなんやかんやするというストーリー、オモロでした。

ほんで、偉い人のありがたい話を全編にわたって長々と聞かされてる感覚もあった。でも退屈ではなかった。ここまで振り返ってみて面白かったと自問するも、やっぱりわかんねぇや。なんだこれ。でも読んでよかったな、支離滅裂。

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