それが悲しくて、今、泣いてる。
人って、案外頑丈にできてる。死ぬほど辛い思いをしたって、時間の経過で立ち直ったり、忘れたりできてしまう。
例えば受験や恋愛、就活、こういった大きなイベントでの失敗は、人によっては人生の終わりを意識させる。
失恋した時、特に劇的な恋愛や若い頃の恋愛の後は、「死にたい」、「死ぬ」、といったような命を投げ出す台詞は、容易に出てくる。しかもそれなりの重みを持って。だって、本当にそれくらい辛いんだもん。
だが、そんな経験も繰り返せば「今、死ぬほど辛いけど、多分時間が経てば、この思いも薄れて消えていくんだな。」ということがわかってしまう。それは、まるで自分の「大好き」という気持ちが嘘なんじゃないかって思えるくらいに。
それが人の強みだとわかりつつも、この「大好き」って気持ちを忘れることすらも辛くて、それが悲しくて、今、泣いてる。
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