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短歌・言葉

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時々に想う呟き
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短歌

短歌

崩れ散る最後の吐息
跡形に
姿を変えた春泥の彩

短歌

短歌

温めた白い柔肌冬の夜
心包んで今を生きる

短歌

短歌

わけもなく宵闇にただ光るのは
心の雫青白(せいはく)の純(じゅん)

短歌

短歌

花落ちてその足元に芽吹く彩
新たな色に重ねる手と手

短歌

短歌

刹那さえ舞い散って華
跡形を振り向いて尚 香麗し

短歌

短歌

雨風にふわりと揺れて芯を得て
薄紅色の真心咲かす

短歌

短歌

ひと粒の
スローモーションしなやかに
意地は光るのアナタの深みに

短歌

短歌

旅に出る
空(ソラ/カラ)のバッグに君の文字
言葉より先に懐(いだ)く温もり

短歌

短歌

満ちてこそ重なる温もり輝いて
欠けてこそ尚 指を絡めて

短歌

短歌

民族も国境も無き蒼天の
凛然の平和その手の中に